先月末、父が退職した。

勤続44年だったそうだ。


定年退職直前に、ある会社に引き抜かれ

その会社のプロジェクトに参加すべく

年も年であったために、嘱託として働いていた。

それから約6年。


父の仕事は商業ビルなどの設計だった。

仕事が趣味みたいなものだった。

会社が変わってからは、ショッピングモール等の

都市計画が主だったようで、

彼が大好きな建物の設計というのは

なかなかいつも出来る訳ではなかった様だけど

それも仕事だからしょうがない。


5月2日。

退職して2日目。

家族で父の『お疲れ様会』と称して夕飯を食べに行った。

その日は私と妹で父と母にご馳走することにした。

父は終始嬉しそうで、ずーっとニコニコしていた。

私も嬉しかったな。


退職してきた会社から、仕事を出したいと言われているそう。

それには父も会社を立ち上げなくてはいけないのだけど

(会社-会社の取引きにするため)

そう言ってもらえるなんて、なんだか私まで嬉しかったな。

父も大好きな設計の仕事が出来ることを喜んでいるようだ。


今は母と2人で出かけたり旅行に行く計画を

立てたり…している。

サラリーマンとして働いてきた長年の生活に

どこか空虚感もあるのかもしれない。

でも詰め詰めではない仕事と、後は母と2人でのんびりとした

生活も楽しんでもらえたらいいな。