想像してたものと180°違うアルバムがきて期待が大きく裏切られたと同時に、その裏切りのベクトルが自分の好みをトレースしていて『最高のアルバム来たなぁ…』と思い、この記事を書きながらも聴いています。超来輪なうぷれ。

※大ネタバレなのでまだ聞いてない人は見ないでね()

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1. Start-Up
ライブの始まりに流れている想像がこれまでのアルバムの1曲目史上最も簡単にできた=イメージが膨らみやすい。映画のサントラのようにも聴こえますね。
JPNの『The Opening』とかきゃりーぱみゅぱみゅの『なんだこれくしょん』とも似ていた。

2. Future Pop
メロディを『Start-UpがFuture Popに合わせた』状態になってたので、この最初2曲は間違いなくセット。神確。
サビ入りの『ふゅぅぅぅぅぅぅちゃぁぁぁぁぁぽぉぉぉぉぉぉぉぉ』は『エェェェェレクトォォォォォォワァァァァァァァァ(エレクトロ・ワールド)』を連想。

先に『Let Me Know』を聴いて、そのあとにこの曲をSCHOOL OF LOCK!!で聴いた時は『( 'ω')ファッ!?最高なんですけど』だったよね。なんだあのピロピロの高揚。ベースも最高。透き通った声だねぇ………

とにかく解禁の順序が素晴らしかった。

アルバム名がFuture Popなんて言われたらバッキバキのフューチャーベースを想定して、こっちもそれを全力で受け止める覚悟だったのに、リード曲『Let Me Know』はおしゃれでキラキラした曲。しかしこれが本当に良かった。もう信者なんですけどね()

そんな曲出されたら我々はもうアルバムへの期待が5億倍くらいになるし、どんな曲が来るのかもう分かりません。そんな中でフラゲ日前日に解禁された『Future Pop』が素晴らしかった。「昔の音を使っている」の答え合わせは一生出来ませんが、前述したように『エレクトロ・ワールド』のサビと似てるなーと思ったり、中田さんが敢えて狙いにいってるっていうのが面白いな…と思って聴いています。

この曲がライブで初っ端ってのが楽しみで楽しみで仕方ない。あとサビがちはやふるサントラの『つながれ!つながれ!つながれ!』みたいだなーと(マニアック)。

3. If you wanna
Perfumeのアルバム恒例『既存曲が新曲に聴こえる現象』パート1。曲の入りから素晴らしい。
LEVEL3『Magic of Love (Album-mix)』みたいなとっても素晴らしい役割を果たしています。まさにスルメ。
実はまだライブでこの曲を聴いたことが無くて、初めては12月の横アリになりそうです。楽しみ。

4. TOKYO GIRL (Remaster)
リマスターされています。
既に公開されていたダンコン決勝の動画からも噂されてはいて、こうしてアルバムで聴いてみたらまー別モンですよ。音が増えたり、声も録り直したのかな?
サビの入りとか『色とりどりのこぉ⤵︎い』とか、全体に微妙な変更が加えられている。
これが素晴らしくて、原曲の5倍は好き。
具体的に何が良いのかは分からないけど、よりJ-POPに近付いたというか、テクノに戻ったというか。

中田ヤスタカ神。

5. FUSION
間違いなくFPツアーの見せ場だよね。演出も色々行われてきたし、どう進化するのかが楽しみ。
既存曲が新曲に(以下略)パート2。

6. Tiny Baby
イントロから神曲って分かるやつ。
チョコレイトの言葉に神経が反応するよね。エフェクト強いのが最高。I'm so so happyが特にエフェクト強くて、ここ大好き。
ずっとイェイイェイ言ってるのにJump in Tonightみを感じた。
JPNに入ってそうな、アルバムだからこそ出来る、実にPerfumeらしい楽曲。
これもライブ楽しみだねえ…
歌詞見たあとに曲名見るとなるほどねってなる。

7. Let Me Know
前述したとおりだけども、『アルバムのリード曲はこれです』っていうので構えてたらこんなおしゃれでキラキラした透き通った曲が出されたからビビったし大好きになったよね。やっと音源が手に入ったよ()
フューチャーベースだし、これもライブが楽しみ。

8. 超来輪
どんな曲だろうと思ってたらこれまた想像と全然違った。きゃりーぱみゅぱみゅとかYMO感があるけど、今までのPerfumeには無い曲だよなーと。でもワイの古参神経が反応してるんだよねぇ…
『エレベーター』のイントロが全体に渡って聴こえてる気がする。『コミュニケーション』みたいな曲。
言葉遊びが楽しいね。

9. 無限未来
さあやってきましたよ我らが無限未来。
アルバムに入るとまた違って聴こえるの本当に面白いよね。シングルで聴いた時よりももっと明るくポップに聴こえるから不思議。
この曲については何度も何度も話しているので割愛。

10. 宝石の雨
既存曲6曲の中で一番地味で一番の名曲がアルバムに入りましたよ。奇跡だよ!(CV:伊波杏樹)
びっくりしたのは前の無限未来からの繋ぎだよね。無限未来の最後の一音と宝石の雨の最初の一音が実はとても似ているということを発見してしまってまたこの曲の楽しさが分かってしまった。
ツアーではやるかな…どうだろうね。

11. GAME 天空
イントロがピロピロピロピロってしてて面白いですね。ふよんふよん(伝われ)した音が面白くてハマる。サビの『光』が最高にエモいし、サビの最後の方がわざと音がズラされてる?
なんか聴いたことあるサビだなーと思ってたらこれ『GAME』なんですよね。しかもただメロディを同じにするだけじゃなくて、『GAME』のサビと同じように息とエフェクトが上手く合わさってる(多分)ところまで再現されているんですよ。えんも。
ライブぶち上がりですよこんなん。

12. Everyday
エンドロール。
結構後半の曲たちはどこでアルバムが終わってもおかしくないような曲ばっかりだったけど、この曲が最後に来ることで『あ、本当に終わりだ』というふうに思える。不思議。
ライブではどう使われるか分からないけど、丁寧にこのアルバムをまとめてくれています。
Everydayすげえな。

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以上、2回目に聴いた時の感想と今の感想を織り交ぜて書きましたが、このアルバムは前回の記事で書いた通り、まさに原点回帰だったわけですが、私の思ってた原点回帰とは少し違いまして。

私は『スタート地点をフューチャーベースに変える』という意味で書いてて、つまりそこからPerfumeの新しい挑戦が始まると思ってたわけです。

が、このアルバム『Future Pop』は、もっとシンプルに、シンプルに原点回帰だったわけです。天空といい、Tiny Babyといい、昔からのPerfumeを知っているファンに眠っているなにかの神経が息を吹き返すというかなんというか。
懐かしさというよりも『Perfumeの正常進化』の形がこのアルバムに込められてるのかもなーと思ったり。

GAMEのReframeが含まれてるとはねえ…

Let Me Knowとかのフューチャーベース陣を中心としているわけではない、というのが結構衝撃でした。

このアルバム大好きです。

TOKYO GIRLのリマスターとか、新曲の昔の感じとか、歌詞とか、エフェクトとか。

最新は最高。これなんでしょうな。

これが売れる日本であってほしい(CV:のっち)


アルバム『Future Pop』の売上()に大きな期待を込めて。


追記:『Perfume × docomo “Future Pop” Project』についてはこちらの記事で書いています。