※2019年10月28日にアクセス数爆増を受けて内容を推敲しました。これまでめちゃくちゃ読みにくかったですね。すいません。

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2017年3月のこの記事『Zepp横浜ができる!』ということを書いたのですが、横浜の街のミュージックフェスティバル化が止まらない。同じ横浜の『みなとみらい地区』にさらに二つの大型音楽アリーナの整備が決まりました。

今回はニュースリリースされた順番に、Zepp横浜を含めて、用途や場所、交通機関について詳しく調べていきます。

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① KT Zepp Yokohama

このブログではずっとZepp横浜と言ってきましたが、正式名称はこちらになります。

スタンディング時で2000人の収容が可能で、開業は2020年春。

このZepp Yokohamaが入る施設の全体のイメージとしては、低層部分がZepp、高層部分にはオフィスと宿泊施設が入るそうです
そのオフィス部分にコーエーテクモゲームスの本社が移転。そのままコーエーテクモがこのライブハウス型ホールを運営することになったようです。名称の『KT=コーエーテクモ』のことなのでしょう。

商業施設もオープン予定とのことで、普段からでも横浜の街の新しい顔になりそうです。

ちなみに2013年に閉鎖された『横浜BLITZ』のすぐそばにできるようですよ。



左下の大きい赤丸が『KT Zepp Yokohama』、小さい赤丸が『横浜BLITZ』跡地です。

アクセスについては後述しますね。

既にMAN WITH A MISSIONのFCライブ等も決まっています(というかこの記事を書き直すきっかけはマンウィズです…発表後にアクセス数が爆増しました…)


<「(仮称)KT Zepp Yokohama」ホール概要>
建設予定地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目3番2
(みなとみらい線「新高島」駅徒歩2分、JR「横浜」駅徒歩10分)
敷地面積: 約8,670㎡(複合施設全体)
ホール面積: 約3,000㎡
収容人員: 約2,000名(スタンディング時)
開業時期: 2020年春(予定)



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② ぴあアリーナMM

横浜市には既に横浜アリーナという名の施設があり、音楽アーティストファンにはお馴染みの会場となっています。しかし『横浜アリーナ』と名乗っておきながら、最寄り駅は新横浜駅。海の見える横浜とはちょっと違うところにありまして、より横浜らしい場所に構える新たなアリーナがこの『ぴあアリーナMM』になります。

深刻となっている首都圏のコンサート会場不足解消のためにつくられるこの会場。収容客数は10000人。こちらも2020年春開業予定です。

民間企業が主導する1万人規模のアリーナ建設と運営は国内初のことだそう。

地下1階地上4階建てで、飲食店も入ります。

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イメージ画像から分かるように、横浜アリーナがなるべく平らにして目線を低く感じられる作りに対して、ぴあアリーナMMはその真逆。全体の面積を小さくして、よりアーティストとの距離を縮めるようなつくりになっています。武道館的なコンパクトさですかね。

またこのぴあアリーナの特徴として、イベントが無い日でも施設内のオリジナルカフェを開放。客席内飲食も可能とのことで、ライブハウスに近い形を取っています。

杮落とし公演は地元出身のゆずに決定!

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同じみなとみらい地区ということでKT Zepp Yokohamaともとてもとても近い。
相互の移動時間はなんと徒歩10分


右下の大きい赤丸がぴあアリーナMM予定地で、左上のZepp Yokohamaからほぼ一本道です。近すぎ。

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画像はぴあ公式から


【施設概要】
計画地 :神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-2(38 街区)
収容客数 :約 10,000 人
敷地面積 :12,000 ㎡ 延床面積 :約 21,000 ㎡ 
階数 :地下 1 階 地上 4 階
着工時期 :2017 年 12 月 開業時期 :2020 年春(予定)
利用用途    :音楽コンサートを中心としますが、 
開催公演のジャンルは限定しません 


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③ 名称未定・2万人規模の音楽専用アリーナ

さらにさらにもう一つ、大規模なアリーナがつくられます。

ケン・コーポレーションが20000人規模、地上5階建ての大型アリーナを整備する予定で「音楽専用アリーナとしては世界最大級」だそう。運営は大手レコード会社と手を組むとあります。

ケンコーポレーションはこのアリーナを核として、地上21階建てのホテル棟、地上20階建てのオフィス棟、そして展示施設棟の合わせて4つの建物がテーマパークのように建設。
展示施設棟は『玩具コレクションをベースとする』と書いてあるので個人的にも気になりますね。

2022年3月までに竣工予定

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街区概要及び事業予定者
所在 西区みなとみらい六丁目2番1ほか
提案規模 60・61街区の一部区画
敷地面積 30,247㎡(提案面積)
処分方法・価格 土地売却
事業予定者 株式会社ケン・コーポレーション(東京都港区西麻布一丁目2番7号)
提案内容 音楽専用アリーナ、ホテル、賃貸オフィス、展示施設等の新設

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………と、横浜みなとみらい地区には5年以内に3つもの音楽施設が建設予定となっています。

実際に地図でそれぞれの位置を確認してみると

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ご覧の通り。
① KT Zepp Yokohama
② ぴあアリーナMM
③ 大規模アリーナ
④ パシフィコ横浜

既にコンサート会場として利用されているパシフィコ横浜も含めて徒歩圏内にこんなにもコンサート会場が集中することになります。
既に観光地として有名なみなとみらいですが、『音楽の街』なんて呼ばれてるかもしれないですね。

そしてこの
・コンサート会場の集中
・みなとみらいに建設
が、他の場所にある音楽施設とは大きく異なる点=来場者にとても優しい点があるのです。

それは……

① 最寄り駅が複数ある

② 周りでいくらでも暇つぶしできる

この2点。

まず駅が複数ある点。
先程の地図をもう1度あげます。
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①のKT Zepp YokohamaはJR横浜駅徒歩10分、みなとみらい線新高島駅徒歩2分とありますが、横浜市営地下鉄ブルーライン高島町駅からも近く、JR桜木町駅からも15分程度と思われます。

②のぴあアリーナMMもみなとみらい線みなとみらい駅から徒歩7分JR桜木町駅みなとみらい線新高島駅から10分程度でアクセスできそう。

③の2万人アリーナもみなとみらい線新高島駅から5分横浜駅から10分程度でのアクセスが可能。

参考に④のパシフィコ横浜はJR桜木町駅徒歩12分みなとみらい線みなとみらい駅徒歩5分のアクセスになっています。

JR横浜駅と書いてあるものの、横浜駅にはJRだけで東海道本線横須賀線京浜東北根岸線横浜線、他にも東急東横線京急線相鉄線横浜市営地下鉄ブルーライン横浜高速鉄道みなとみらい線が乗り入れています。
その上、横浜アリーナや幕張メッセ、メットライフドーム、東京ビッグサイトのように『最寄り駅が1つでないこと』はかなり大きく、混雑が緩和できるのではないかと思います。

混雑が緩和できるもう一つの理由として②に挙げた『暇にならない』こと。ライブ前ライブ後の楽しみ方が大きく変わりそうです。

ご存知の通り、みなとみらい地区はちゃんとした都会の観光地。豊富すぎる観光スポットがあります。

70階建て高層ビルで69階に展望台がある『横浜ランドマークタワー』や、時計が付いた世界で1番大きな観覧車『コスモクロック21』などがある遊園地『横浜コスモワールド、横浜中華街、横浜スタジアム、カップヌードルミュージアム、アンパンマンミュージアム、赤レンガ倉庫、原鉄道模型博物館、日産グローバル本社ギャラリー、横浜マリンタワーなど。ショッピングモールでは横浜ワールドポーターズの他に、横浜駅付近ではビブレ、そごう、ルミネ、高島屋、ジョイナスや、ゲーセン・ホビーショップも豊富です。本当に飽きることがない場所です。夜景もとても綺麗。
横浜アリーナや幕張メッセのように『周りになんもない!』ということがないのは大きいのではないかと思います。

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と、自分の街自慢みたいになってしまいましたが、今までのライブ会場のように『コンサート会場のためにその周辺を開発する』ではなく、『既に開発された場所に再開発としてコンサート会場をつくる』ことが今回大きく違うことだと思います。

これから横浜がどう変わっていくのか、地元民としても注目していきたいです。地元愛。

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《後記》
そもそもただのPerfumeおたくがこんなまとめサイトみたいな記事を書こうと思ったきっかけは、この記事を書いた2017年当時、私の最推しPerfumeが、もう8年以上横浜アリーナでワンマンライブを行なっておらず、『こんなに沢山会場が出来るならPerfumeが横浜に帰って来るぞ!』と興奮気味に書いたものでした(Perfumeは2018年12月に9年振りの横浜アリーナ公演(しかも5days)を行ない、ファンクラブ限定の紅白中継&カウントダウンライブまでやってくれました)。



ついでに最近私がハマっているアーティストの動画を2本ほど置いてこの記事を締めさせて頂きますね。





notallとCY8ERというアーティストです。気になったら調べてみてください。