簡単な現状の把握と、気分のチェック(薬物療法力が行われていればその状況を、アルコールや薬物の乱用があれば、その使用状況を把握する)。前セッションからの橋渡し作業。アジェンダの設定。ホームワークの実施状況の把握。各アジェンダについての話し合い。新たなホームワークの設定。定期的なまとめの作業。セッション全体のまとめ。患者からのフィードバックの抽出。経験豊かな認知療法家であれば、上記の諸要素をある程度織り交ぜて用いることができるが、初心者には、セッションの構造をできるかぎり遵守することをお勧めする。2回目以降のセッションにおける治療者の目標は、患者が問題や目標を選択し、焦点化するのを手助けすること、患者が問題解決に着手するのを誘導すること、患者に対して認知モデルを強化し、患者が自動思考を固定するのを手助けすることである。治療者はまた、患者に対する認知療法についてのソーシャライゼーションを継続して実施する。すなわち、患者がセッションの形式に沿って治療者と協同作業を行い、治療者にフィードバックを与え、過去や現在の経験を認知モデルの枠組みから把握できるよう、治療者は患者を誘導するのである。
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