父方の叔父(父の弟)が薬石効なく時間の問題となったことを父から知らされ、明日埼玉に見舞に行く事になった
妻の通院の間子どもたちを見なければならないのを置いていくことになり、義母にお世話をお願いすることとなった
幸い、今日時点では話はできる状態とのことで、明日はお世話になったお礼を言わせてもらおう

叔父は子ども二人を育て上げ、仕事も定年後の再雇用を勤めあげたところだった
何を思うのだろう
満足なのだろうか
納得できる人生だったのだろうか
安心して逝けるのだろうか

父は血を分けた弟なので積もる話もあろう

アクの強い祖母、父母と俺から比べると、叔父は極めて大人しく常識的な人であった
実家に帰ってきていてもそこまで話すわけでもなく、静かに自分の時間を過ごしていた
そのため、そこまで付き合いが深いわけではない
明日何をどう話すのだ
俺にどうしろというのだというのはあるが、父がガックリ来ているケアの意味もある
叔父の奥さんの話を聞くことも必要だろう
何にせよ、マンパワーが1時間でも1人分増えるのはこういう時には必要なのだ

今回の件で以下のことも強く思ったので書いておく
一族、層が薄すぎることに気づいた
一人倒れたらドミノではないか
ドミノを止めるピースは俺以外にも何枚かあるはずなのに、機能しない

父が見舞に行っている留守を母が守らねばならないとのことで、母が介護している祖父母を置いて父方の家に戻っている

母方の介護は、近くに住む叔父夫妻と、ニートの娘
実家は、わざわざUターン就職した弟
賤ヶ岳の前田勢、関ヶ原の毛利勢のように傍観している
なぜお前らは参画しないのだ
誰かから内応工作でも受けているのか
寝返るもクソもないのに

叔父は、やる気のないことに定評のある嫁に引っ張られ介護に対して腰が引けている
聞けば、毎週土曜に1時間ほど来てすぐ帰るそうである
母がほぼ付きっきりで介護しているのに

長男で、うちの会社の偉いさんにまで成り上がったのに肝心の時に前に出てこないのには失望を禁じ得ない
高学歴の息子二人、娘一人のうち、まともに就職できたのは一人だけだったのは、何か欠落していたのかもしれないとまで思ってしまう

誰かが実家にいなければならないなら(そんな必要は全くなく、単に戸締まりをきっちりすればいいだけなのだが)弟が見ればよく、母が介護先から離れる必要もないのだ

弟は関東で就職し、Uターン就職の際にもアドバイスをもらったりして、もっと世話になったはずだが見舞に行かない

人として大丈夫か

一族に俺の世代は7人いる
(俺と弟、父方の男2人、母方の男2人、女1人)
幸い、全員無事成人にはなれたし、大学もそれなりのところを出させてもらっている

俺が一番歳上なのだが、悲しいことに、7人のうち、結婚しているのは俺だけだ
親たちが隠すことなくどこで何をしているか公言しているのは4人だけで、3人は就職したとは聞いたがどこで何をしているかを親が話さないのは何かあるのだろう

このままでは俺以外は断絶だ
どうするのだ
お前ら得意なのは勉強だけか
考えろや 食らい付けや
と言いたい

叔父よ、弟よ、命に替わる大事なものはなく、今がその時なのに、なぜ出てこないのか

従兄弟たちよ
一族なのでみんな俺同様コミュ障で人格に欠損のあるのはよく分かる
それを踏まえてどう食らい付くかではないのか
断絶以前に、既に離散しているのではなかろうか
何かやった方がいいのだろうか

と書きながら歩いていてふと上を見たらでかい流れ星が見えた
こんなことは初めてである
流れ星か 路傍の石か
叔父の、父の、俺の人生はどちらだったのだろうか
それに悔いなく向き合えたのだろうか
子どもたちを、向き合えるように導いてあげられるだろうか
繰り言は尽きない

何にせよ明日はちゃんとやろう