うちの親父のあだ名にも思えるタイトルの大流行の怪獣映画をスマホで視聴
以下、偏った嗜好を持った素人の感想
ド迫力だ
スクリーンで見たら全然違うどころか、初めてジュラシックパークを見た時に匹敵するビビりかたをしていただろう
賞を取ったのも頷ける
しかし楽しみきれなかった
楽しみにしていただけに少し残念だった
やはりスクリーンで見た方が良かった
永遠の0(小説でも映画でも泣いた)との既視感があり、他についても、どっかで見たことあるけど何やっけの答え合わせに終始してしまった
掃海艇の追尾シーンはジョーズっぽかった
クレーンの折れた雪風に、小舟多数が助太刀に来るとシーンはダンケルクに似ていた
特攻から逃げた男が、ゆきずりの女性と少しずつ幸せになっていくドラマと、本筋の怪獣との戦いが並行して進むので、アントニオ猪木を探してを見ているようなチグハグ感だった(残念ながら上記映画ではアントンは見つからなかった)
高雄の登場はタイミング的にナメック星の悟空並みでドキドキしたり、艦橋をもがれても主砲をお見舞いする大和魂に感涙したり、伝説の駆逐艦雪風の活躍に興奮したり、乗組員に前作の自衛隊員がいておぉ久しぶりとか思ったりと、楽しめるポイントは多数あったし、今もそこを何回も見ているのだが
違うジャンル(前作は日本の一番長い日と似た群像劇、こちらは大筋恋愛ドラマにも見える)なので比べる必要もないのだが、
どうしても自分の中での刺さり具合で比べてしまう
前作は地震対応していた自分と巨大不明生物対応している面々が重なり、非常に共感して没入してしまった
今回のものへの違和感は、色々抱えながら突っ込んだ男をあんなにも悲しく美しく描いた監督が、今回は特攻から逃げた男を描こうとしているギャップに、前の刷り込みもあってついていけていないから感じているのかもしれない
ハナクソみたいな戦車砲にブチキレて火炎放射するくらい効いていたなら、そもそも海に沈める前に雪風から怪獣の口に61センチ酸素魚雷をぶちこんだら沈められたのではないかとか
わざわざ震電を引っ張り出さずとも紫電改とか零戦でいかんのかとか
突っ込んで脱出できるなら桜花がええんではとか、いやいや威力なら桜弾だろうとか
46センチ砲弾を多数巻き付けてまとめて爆発させたのならば、250キロ爆弾を口に突っ込むより効くのではないのか
とか妄想を膨らませて無粋なことを考えてしまい、素直におーカッコいいとはなれなかったこともある
結局、さまざまな作品に触れても、自分のこれまでの経験や見てきたことの延長線上でしか、自分の小さなスコープでしか見られず、新しいことには共感、感動できないのかと改めて残念に思う
違うジャンルだからそう楽しめば良いのだ
これが何故米国でも評価されているのかを理解したい
何かあるはずで、それは俺に足りない何かなのだろう
昨日ブチキレていた件は、怒りに燃えたメールを送るのでなく、今日一呼吸おいて電話して趣旨を伝えて納得させた
そもそもこっちが電話する前に言うてこんかボケが