彼女たち=「新しい学校のリーダーズ」=はなぜ、この「学校でウンコ」の動画を作ったのだろうか。
2番目の時間が長い方の動画では、男子が個室に入ると・・・というお題がある。
あえて男子の問題をお題にしているということは、女子にもやはり、男子ほどではないけれど、恥ずかしい、という雰囲気があるのだろう。
メンバーの生年月日は1990年代後半から2000年代前半。
彼女たちは学校で、「その雰囲気」を感じていたのだろうか。
2020年にこの動画を作ったということは、2020年前後の学校にもやはり「うんこは恥ずかしい」という空気があったということなのだろうか。
彼女たちがなぜこの動画を今、作ったのか。それを語った記事や動画は見当たらない(あるのかもしれないけれど、探し出せていない)。
とても好意的な印象を抱くのは、うんこを「笑う」のではなく、排泄を介した「抑圧」を控えめに批判するトーンであるから、かもしれない。
「悪くない」という表現も、いい。ストレートな批判でも、推奨でもない。
しやすい雰囲気ではないし、抵抗があるのもわかるけど、でもいいじゃない、という緩やかな、肩の力が抜けた表現。そうだよね、悪くないよね、していいじゃない、と思える。
やはり、子供たちに、見て欲しい作品だ。