タイトルから見て分かる通り、今日は小沢批判です。
が、その前に納得のいかないニュースがあるので、それについて触れておきたいと思います。
□毎日jp / 2010年2月12日 東京朝刊
小沢氏団体不透明会計:石川議員が離党 小沢氏「辞職は必要ない」
(本文省略)
最大の問題は、石川議員の以下の発言である。
「国会では予算案審議の最中で、
民主党にこれ以上の迷惑をかけてはいけないと考え、
本日午前に離党を決断した」
民主党の議員であるのだから、党に迷惑を掛けないよう身を引くという考えは、まぁ、理解できなくもないのだが、それ以前に、お前、国会議員という国民から権力を委託されている身分であるという事を忘れて欲しくはない。
だから、周囲や後援会が何と言おうと、先ずは議員辞職して全国民に対して迷惑を掛けた事を謝罪し、これ以上、国民に迷惑を掛けないようにする事を最優先に考えるのが、政治家、特に国政に携わる者が持つべき最低限の良識ではないだろうか。
むしろ離党は、その後でいい。
その方が、圧倒的に民主党にかかる迷惑も少なかっただろう。
はっきり言って、離党では何の理念も意味も無いのだ。
何しろ、小沢氏が社長を務める会社の経理をやっていた次期、会社のためを思って不正を働いたという事が、今回の起訴内容なのだから、謝罪は小沢氏がすべきで、ウチの社員が申し訳ない事をと、民主党に説明し、議員辞職させて党に対して仁義を通すのが筋というもの。
幹事長とはいえ、一議員に過ぎない氏が党に対して、そういった事をしないというのが、彼の本質を表していると言っていいだろう。
ここまで小沢氏を増徴させたのは、実は国民に他ならない。
民主主義が衆愚と揶揄されるのは、そこに一因がある。
国民が政治に対して関心を持っていないのだ。
大体、去年の衆院選前に検察の調査を、国策捜査だと報道したマスコミや、それに同調したコメンテーター共は、その数十年前に、国会議員に対する検察の慎重な態度を、「国会議員を特別扱いするから、特別捜査本部」などと揶揄した張本人どもなのだ。
当時、その論調に「そうだ!」と声を上げた国民どもが、そのマスコミの主な支持者だというのだから片腹痛いというか、既にボケているのではないかと疑いたくもなる。
特捜もたまったものではないだろう。
国会議員を問い詰めようとしたら、今度は国策捜査だと言われたのだ。
一体、どうしろと言うのか(笑
それに小沢チルドレンと呼ばれる人々の詳細が明らかになってきたのは、それこそ、衆議院選が終わってからの話である。
要するに、誰に投票しているのか、全然、わからないまま民主党というだけで、貴重な1票を投じているのが、現在の日本人有権者の現実という事になる。
これを衆愚と言わずとして何と言おう。
この愚かな国民を上手に扱う事ができるのが、選挙屋である小沢一郎という事になるのだが、現行の選挙制度の中で、小沢氏ほど、上手にこの仕組みを利用できる人はいまい。
イメージ戦略は小泉元総理の方が巧みではあったが、ドブ板選挙という小選挙区選で有効と成る戦法では、小沢氏の方に一日の長があろう。
資金の運用に関しても、イメージ的に難しい小泉元総理よりは、金丸仕込の小沢氏の方が束縛も少ないだろう。
ただ、小沢氏の場合、選挙に勝つ事が目的になっている。
選挙に勝つ事は、そもそも、何らかの目的を達するための手段に過ぎないのだが、小沢氏の場合、金丸、田中というアクの強い師匠がいたため、自らの信念、政治的目標を構築する前に、手段を身につけてしまい、その師匠達が何のために、そういう手段を用いていたのか理解する前に、自民を離れてしまったのだ。
自社さ政権で与党も経験したし、十分だとでも思ったのかも。
はっきり言って、小沢氏は権力欲の塊だ。
その欲を利用して、選挙参謀として使う分には申し分ない。
だが…
実際に党の実験を握らせてしまっては本末転倒である。
上手に使いこなせないのなら、使うべきではない。
民主は、石川議員には離党させず、小沢氏に離党をせまるべき。
石川氏は、本当に国民に迷惑をかけたと思うのなら、とっとと議員辞職すべきで、一度、仕切り直しをしなければ、国民の理解を得ることは不可能であろう。
それは、同時に「議員を辞めるべきでない」とした後援会に対して、他の国民から不審の目が向いている事を意味する。
後援会の為にも、ここは議員辞職すべきだろう。
権力があれば、何でも許されるわけではない。
むしろ、権力を欲したものほどロクな目に遭っていない事は、
歴史が証明している。
今回、不起訴とならなかった「疑惑」の域を出ない懸案事項。
4億円の記入ミスの、そもそもの原資に関する問題は、未だ不起訴の判断を受けていない。
要するに、小沢氏にまつわる裏金だとか、脱税などの疑惑は未だ、起訴も不起訴も決まっていない状態であり、まだまだグレーの域を出ていないのに、既に説明が終わったかのような報道が始まっているし、民主はコレで小沢氏に関する疑惑は無くなった、かのように振舞っている。
ここで甘やかせば、また、変な事やらかすぞ。
徹底的に、小沢氏を叩き、自党の浄化を民主は進めるべきだろう。
当然、野党である自民党にも頑張っていただきたい。