前回に続き1997年頃の自作フライリールのお話し
このトリプルトーンモデルは、ニッケルシルバー・ブラス・エボナイトの3つの素材を組んだことからそのネーミングとなっている。
あと、このモデルの一番の特徴はエンドプレートにクリック強度ダイアルを付けたことだ。
普通シンプルなフライリールだと単なるクリック機能だけだが、ちょっと気の利いたものだとクリックのON/OFFができるスライド式のボタンが付く。
このモデルにはそのスライドボタンはもちろん付けたが、クリック強度ダイアルまで付けてしまったわけでした。
で、このダイアルの作動がなかなか粋きで、7ドットごとにクリッカーを仕込んだ、しかもダイアルだけが腕時計のベゼルのように動き、刻印の入った中心部は回転しないとうなかなか機構的には難解な装備を施してある。
ダイアルはヴィンテージ時計のベゼルのごとくラウンドローレットギザのスタイルをとった。
こんなヴィンテージスタイルもnkmakerのこだわるところです。