NHKの番組「あさイチ」を見ました。
お題は、
子どものいない人生
私もその人生確定。
今や四人に一人は、そうらしい。
昭和の価値観で育った人間ですから、頭ではわかってても染みついている。
子どもがいない人生・・・かわいそう
みたいなやつ
全然かわいそうじゃないけど、染みついている。とっても染みついていてなかなか取れない...
なので、ふと、私ってかわいそうなんかなって。
思ってしまうこともある。
マジで嫌。
この感情。
全然かわいそうじゃないのに。
ということで昭和の幸せの価値観をおさらいしてみよう
- 大企業にお勤めの殿方と結婚
- 出産
- 専業主婦
- 家を持つ
- 孫を抱く
って感じかな。
おいおいおい！
どれも持ってないぞ
※正確には離婚してないから、夫は戸籍上いるけどね。
昭和の価値観にぶんぶんに振り回されて40数年生きてきた結果、結婚しようが彼氏いまいが全然かわいそうじゃないって理解したし、そう思う。
でも、外野がそういう言葉や目で見るから、やっぱりかわいそうにみえてるんや、って思わされるわけで。
ややこしいか
HNKの内容に戻りますと、子供のいない人生を選択したり選択せざるをなかった方のインタビューがたくさんありました。
インタビューを聞いてて本当に悲しくさせられたのは、子供がいないことではなかったのです。
私が子供がいない人生確定したことで本当に悲しいと思う心の底にあるものは、インタビューで多く語られていた言葉を私は貰えなかったこと。
「二人だけの人生でいいじゃないか。」
「子供が欲しくて君と結婚したわけじゃない。」
という類の言葉。
産めない自分を責め続ける日々から救ってくれる、自己を肯定することができる言葉。
女性側もご主人からそんな言葉を受けて、呪縛から解放されたし子供のいない人生を受け入れることができた、と。
っで、たくさんのインタビューの中で、ウチのケースはひとつもありませんでした。
ウチの場合は、晩婚だったので不妊治療はダメもとで最初頑張って私が取り組んでいましたが、数年経ってもできなくて諦めて夫と二人の人生でいいじゃないか、一緒にいたくて結婚したんだし、、、と私は気持ちを切り替えようとしていました。
っが！
ジワリ夫が不妊治療の継続を望むようになりましって。
これ以上は高齢で厳しいと先生にも言われながらも夫の希望だから、と頑張って継続していました。
5年に渡り、様々な治療を耐え流産もし、それでもダメでどん底の精神状態だったにもかかわらず期待するあの言葉はなく、離婚したいといわれたこと。
子どもができないことが離婚したい原因ではないと思うけど、私は私と生きていく人生を選んでくれなかったことがずーっと辛かったのだ。
辛い、とどれだけ訴えても続けることを課せられ、私って何なんだ？とどんどん心が削られ自分を失い、誰にも言えず苦しくてたまらなくて...
っで、辛いから次の体外受精でダメだったらやめようって提案したら、続けろって言ったじゃやないか！と無視が始まった。
だから、インタビューに登場するご主人の言葉が羨ましくて、見てて悲しくなってしまいました。
涙がポロポロ溢れて。
あぁ、まだ傷は癒えてないんだな、と感じました。
こういった傷がもうちょっと癒えないと離婚できない気がする。
じゃないと、これからの人生を恨み節で生きることになりそうだから。
結婚したことを肯定したいし、感謝したいとも思ってるけどまだ完全に前向きになれてないのですね（自己分析）。
私みたいに、不妊治療頑張った挙句離婚突き付けられた人って、インタビューの対象にもなることもなく声を上げれなくて苦しんでるんじゃないかな。
夫から言ってもらいたかった言葉を一生もらうこともできず、その気持ちは消化できないまま棺桶まで持っていくしかない。
そんな人たちと繋がって傷のなめ合いをしたいわけじゃないけど、同じような人もいるよ～ってことを知ってもらいたいな、とは思うし、コメントで吐き出して欲しいとも思います。
自分の機嫌は自分で取る、ということをこの離婚騒動で学んだけど、こればっかりは他者から「君が必要なんだ♥」って言われないと埋められない心の穴なのかもしれないな。
君は君のままでいい、と自分でいくら思っててもやはり他者から、いや、大切な人に言われたい。
私は、その穴が自然と埋まるような相手と出会えるようにすてきな女性でありたいって思っています。
まだ、離婚してないけどね