ナレーター菊地信子です。
昨年の話になりますが…
8Kアニメーションのナレーションを
担当させてもらいました。
この作品は、
東日本大震災で被災した
実際のご家族がモデルです。
臨場感あふれた
高画質、高音質の8Kで撮影・編集され
可愛らしい人形アニメーションによって
3月11日の「あの日」までの
ありふれた日常が描かれています。
ありふれた日常がいかに尊いものか…
6分の短い作品ですが、
スタッフの並々ならぬ思いが詰まった作品です。
ナレーターとしては
非常に高い表現を必要とされ苦労したのですが、
感動的なシーンでも冷静さを保ちつつ
収録しました。
(涙を堪えるのに必死でしたが…)
ただ、
8K撮影・編集技術の研究開発の一環として
制作されたため
一般にはなかなか見ることができない
(そもそも8Kテレビ自体まだ普及していない)
というのが、非常に残念です…。
震災の記憶を絶やさない
作品を通して大切な活動に
参加させてもらいました。
ナレーター冥利につきる貴重な経験です。
本当に素敵な作品なので、
もう少したくさんの方に
見ていただける機会があるといいなぁ…。
