ナレーター菊地信子です。
アナウンサー魚住りえさんが書かれた
「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」
読みました。
~教科書
と名前がついているだけあって、
声のプロにとっては基本である
腹式呼吸、発声、発音、滑舌強化練習などを
キチンと押さえつつ、
「声の高低とスピード」を変えることで
初対面、営業トーク、電話対応、雑談など
その場にふさわしい話し方に変えられる方法が
わかりやすく書かれています。
「誰でも簡単にできる」
というのがウケているのでしょうね。
さて、この本で一番驚いたのは、
ナレーターのテクニックを、
そのまま
抑揚のついた「話し方」に応用するため
音読や朗読をする事を勧めていることです。
そして、
この朗読のトレーニングの章こそ
朗読・ナレーションにとっての
大切な基礎練習として
すごく良くできているのです❗️❗️
まずは、文章に書いてある通り
正確に言葉を発音する「音読」をしたあと
緩急
音の強弱
音の高低
間
等々…
声に出して読むための
テクニックを駆使して
書いてある文章を
相手により伝わりやすいように
どう文章を解釈し、
声を出してどうやって読んでいくのか?
「朗読」の練習をしていきます。
それが、
スピーチの上達に繋がる
というのが魚住さんの主張です。
話し方やスピーチ本で、
読む練習を勧めているというのは
新しい発想です。
そういえば…!
外国語を学んだことがある人はわかると
思うのですが
「語学上達のためには、音読が必要」
というのは、
どの言語でも頻繁に言われていることですよね。
日本語に関してはあまり意識されてなかったと
いうことでしょうか?
黙読 ー 声に出して読む ー 話す
は、やはり繋がっているんですね。
魚住さんは、
長時間ナレーションの仕事をした翌朝、
別の番組内で突然コメントを求められても
瞬時に言葉がでてきた、
という経験があるそうです。
残念ながら私はまだその感覚がわかりません。
「読む」から「話す」
「話す」から「読む」へ
日頃の音読、朗読練習さらに強化ですね!
読んでいただきありがとうございました。
ナレーター菊地信子
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