2014韓国旅行記 上 | ケニーのがらくた箱

ケニーのがらくた箱

ヤー!
シンガーソングライティングトランスレーター / キイチエモンズのギタリストであるオバタケンのブログ!

4月で仕事を辞めまして、
4/30~5/8まで韓国旅行へ行ってまいりました!
4/30~5/5 ソウル、5/5~5/8 釜山です。

忘れないうちに書いておこうと思います。
長いし誰が読むんや。


・なぜ韓国か
2011年にオーストラリアに行く前から韓国語に興味がわきだして、初期の少女時代を聞きまくっていた。
オーストラリアでも韓国人と仲良くなることが多く、「うん、韓国行ったらまた会おう~」と言っていた。
2013年になって「え、まだ韓国行ってないの?」といろんな人に言われるようになった。

土日使ってでも行けるのに~と思いながらなかなか行かず、
ワーホリ帰りの派遣仕事を辞めようと思ったときに、退職後がチャンスや!と思い、9日間の旅を計画しました。9日間も行くし、帰ってきたらもう当分行かん!と思ってたけど、行って2日目くらいで、「これはまたすぐ来たい」と感じさせられました。それでは出発!


・4/30

●出発

海外旅行には早起き寝不足がつきものだと思っていたが、無職なので時間は贅沢に使おうと、
関空12:30のフライトを取っていた。
しかし案の定、前日余裕こいてたら朝4時まで準備が終わらず、出発の日も家賃振り込もうと思ったらATMめっちゃ並んでるし(これは早めにできたやろ)バタバタして、スリリングな出発日となりました。

噂の(渦中の)LCCで関空を出発!飛行機乗ったらいまだに「さようなら~」って思う。この世に。
実際問題とか確率論じゃなくて、飛んでると思ったらリスキーな移動手段やとしか考えられへん。飛行機って。

まぁ無事に離陸して、安定したかと思ったらすぐに、まもなく着陸態勢に入りますと、早!
僕はこの時点まで日本と韓国は時差があると思っていた。
時計をわざわざ香港時間(日本-1)に合わせてから気付いた。ホンマに1時間半で着くんかいな!


●カナダ人

飛行機の隣の席に西洋風の女性が座っているのは関空の時点で知っていた。
まぁおるやろうくらいに思っていたが、
周りに西洋風の人がほとんどいないこと、彼女が大阪からソウルへの便に乗っていることの謎に気付き、話しかけてみたくなった。

ビジネスでもなく挙動不審でもなく、割と普通の人っぽかった。
でも嫌な人やったら嫌なので、仁川空港に着陸してから話しかけてみた。
「ソウル来るの初めてですか、関西に住んでるんですかそれともアジアを旅行中ですか」
みたいなことを。

めっちゃ陽気ではないが割と話を続けてくれる人で、韓国旅行中何をするか何一つ決めていないということだった。
カナダのフランス的地区(僕あまり詳しくない)出身の、フランス人の手本みたいなエレガントな見た目だった。

お互いのホステルの最寄り駅が隣同士だったのでだらだらとその駅まで一緒に行動した。アイス食おうぜと言い出したのでコンビニでトウモロコシのアイスを買ってみた。彼女はバナナ。非日本的な韓国の発想に舌鼓!

「まぁ私何も決まってないし、一緒にぶらつきたかったら連絡してよね」(訳の口調は自由だ。彼女は英語とフランス語が母語で、日本語は話せない)
と、Facebookでつながってから別れた。

うーん、なんかあれ、クールすぎてエンジョイしてるんかしてないんか見た目でわからんタイプ。
でも会ったのも何かの縁やし連絡とってみよう。


●宿に到着、周辺を散策

ということで予約していたバッパーの最寄り駅の出口を出て、やっと韓国初上陸の気分!思ってたより歩道が整備されていない感じと道端の屋台が東南アジアっぽいぞ!
ポンティギ(米のお菓子)の屋台だったがついぞ買わなかったなぁ。

そこから少し迷ったが16時半ごろ無事に到着!
ハプジョン駅から徒歩2分、入口がめちゃくちゃせまいBase Campというバッパーです。
ここを選んだ理由の一つは、2段ベッド式でなく、カプセルホテル型やったというところ。
狭いながらも自分の空間が確保されている。
いや、カプセルホテルなんかよりずっと解放感があった。

建物は古いものの、内装は変な清潔感があった。
シャワー室とトイレは新しそうな木の板で仕切られていて、引き戸はおもり(瓶にボルトなどが入れられている)によって自動的に閉まるようになっている。
手作り/創作感がわくわくする。

夜の友人との約束まで少し時間があったので、ちょっと休憩。
アメリカ人女子のマシンガントークにつかまる。
なんか日本にもいて、ソウルのあとまた日本に行くらしい。
半年くらい旅するとか。
ソウルにどのくらいいるのかと聞いたら「ローングタイム」。
一体収入はどうなっているのだ。名前がTrishでよく聞き返されるそうだ。
Patriciaの愛称だそうだ。
僕の英語を、訛りがなくて良いと言ってくれた。

傍らではスタッフが木の板をノコギリで切っていた。
壁を作っているらしい。
こんなクリエイティブな宿に泊まれてうれしい。

屋上に上がってみると割と広いスペースがあって町を眺めることができた。
出発の前日くらいに見た韓国ラブコメ『ちりも積もればロマンス』に登場するボロ家に雰囲気がめっちゃ似てた。

ちょっと出かけてみる。
バッパーのすぐ近くのホットク屋さんがあったので食べてみたらうまかった。
後で聞くと、種とか落花生が入っていたのでプサン式らしい。

そこから15分くらいかけて、賑やかだという噂の弘大(ホンデ)まで歩いてみた。
やたらと坂と若者が多い。
夜には賑やかなんやろうなぁというところ。
あらかじめ調べていたライブバーの位置を確認してみる。
まだ開店時間ではない。入口にスケジュールのフライヤーなどがあればいいが、イベントのポスターくらいしかなかった。

バッパーに戻る時さきほどのTrishとすれ違い、「あ、晩御飯まだだったら一緒にどう?」と誘われたが、
「あーごめん今から友達と会うねん」となり、それっきり顔合わせる時間がなかった。

予定がなければバッパーで友達できるもんなんやろうねぇ。


●友達と会う

今夜はシドニーの語学学校で仲のよかったKuと会う。
シドニーにいる時、よく彼は歌を歌い、僕はギターを弾いていた。

どこで飲もうかと聞かれ、Herminの「江南駅6番出口前」という歌があって現地に行って見たかったので江南(カンナム)のその出口で待ち合わせることにした。
行き道、地下鉄の駅で韓国語で、どっち周りが早いのか聞いてみた。
おおー通じた。

焼肉へ連れて行ってくれた。
日本語で言うとどうしても「焼肉」になってしまうが、根本的にちがう。
酒はソジュで毎回ショット(たまに震える)、小皿の野菜はおかわり自由で、肉の面倒は途中まで店員が見に来る。
味付けもスパイシーで、一番予想外でおいしかったのは豚の皮(コッテジ)でした。
グミ好きなので?すぐに何でも気持ち悪がる人は無理でしょう。

そのあと、なんか軽いパブのようなところへ行った。
なんと何でも持ち込み可!(確か)
そしてKuの彼女が登場。いい意味で日本人のようだった。
このときはわからなかったが、彼女や友達を呼ぶのは普通なようだ。

Kuのまじめでふざけた感じは全く変わっていなかった。
大学は卒業しかけで、半分働き始めているらしい。
まだまだ掘り下げたい話がたくさんあったのでまた会わないといけない!

終電を調べてくれてたのでそれに乗ったはずが、途中で止まった。
おっかしなー。もう電車なかった。おっかしなー。

もう歩こう!
ネットが使えずGPSはないので、ポンコツガイドブックの大雑把なを使ってバッパーに向かって歩いてみる。

30分~1時間くらい歩いてみて、いや、無理やろと思い出してタクシーを拾った。
第一印象外国人やとなめられるかもと思って韓国語でなんか言ってみた。
そしたらおっちゃんめっちゃ喋りだした。
あかんあかん!
英語わかりますか?て聞いたらわからんという。
なんか70歳らしい。
でも「ここはなんとか会場だよ」とか、運転しながら教えてくれて優しかった。
日本では2000円は超えるやろうという距離を1000円弱でいけたのでよかった。
家着いたら午前2時。

いや~終電なくなったけど楽しい一日だった。


・5/1

●いきなりテハンノ

あーよく寝たと起きたら11時くらいかな。
予定はぼんやりとしか決めてなかったのだが、夜は飛び入りライブのできるらしいバーに行こうかと思っていた。
連絡は取っていたのだが、とぎれとぎれでついに途絶えていたのでまぁ諦めていたものの、現地を確認したいので、行くと決めていた。

なので20時ごろまで予定なし。
カナダ人(以下仮名:ドリス)に連絡を取ってみる。
予定ないらしい。
この人は韓国で何をするつもりか。

じゃあ僕が行きたいテハンノに行ってみよう!ということでその場で決定。
お互いの駅が近いのでホンデの駅で待ち合わせー!

テハンノは大阪でお世話になっているライブバーの名前にもなっているので、
ぜひとも(もしそこに何もなくても)行かないといけない場所だった。
調べてみるとアートな街で、丘の公園もあってすごくおもしろそうだった。

というわけで待ち合わせてテハンノへ!
すでに2時やけど関係ない。
ドリスはバッパーのすぐ近くにロンリープラネット(英語旅行本の定番)売ってる店があったからすぐ買ったと言って喜んでいた。

なんかネットでぼんやり調べたところによると「アーティストストリート」みたいなんがあるはずやったのに見つからず、まぁえっかということにして適当に歩いてみる。
二人とも情報不足ながら全くイライラしない(目的がない)ので適当に屋台の食べ物買って歩いた。
アーティスティックな通りやからかはわからんけど、青年たちに何かを聞くとある程度英語喋ってくれる。
なんかもう町わからんから丘の公園行こう!


●駱山(ナクサン)公園

僕のポンコツガイドブックには載っていなかったが、ネットでテハンノを調べたときに見つけたので行ってみたいと思っていた。
絶景らしいので。
さて、行こうとするも入口がわからない。
さんざん迷って一人の若者に聞くと、Google MapとGPSで確認してくれた。
受け答えが親切やねん。

この公園はちょっとしたハイキングだった。
とはいえ、頂上らしきところにはすぐに到達し、めっちゃ綺麗な街の景色を眺めることができた。
まだ16時ごろだったが、夕暮れや夜の景色もすごいと思う。

運動器具が多く設置されていて、これどこの筋肉目当てなんかわからんわと二人で突っ込みつつ、それらで運動してみた。

この公園には昔々の壁、要塞というのか?が残っていて、それと街の景色がと山が同時に見られて、すごい眺めです。
おすすめです。

壁は町中に残っているみたいだった。
そのうち壁を追ってみたい。
公園の入り口らへんにはウサギがいた。

そこから公園を降りて生レモネードを飲みながら、テハンノへ戻らない方向へ歩いてみると、
家の壁や階段に絵が描いている区域に入った。
なんじゃこりゃあ。
いいなぁこんなとこ日本になかなかないのでは。
この急勾配の地形もいい。
おすすめです。


●地の人々の夕暮れ飲み

その通りを抜け、歩いているとまた絶景ポイント。
ヨーロッパかここはと言いたくなくような、家が段々に綺麗に並んでいるあの感じ。

そこのベンチで一休みしているとドリスが向こうを見ていて、
「あの人たち何食べてるんだろね」と僕に訊いた。
中年から年配の韓国人男女5人が何かを飲み食いしている。
じっと見てみた。
すると彼らが僕らに気付いて、「おいでおいで、一緒に飲もう」というような言葉とジェスチャーで僕らを誘い入れた。

彼らはキムチと白キムチ(辛くないやつ)と食べながらマッコリを飲んでいた。
遠慮せずに食べなさいと言ってくれた。
ドリスは辛い物が一切(ほんまにびっくりした)食べられないと判明したが、白キムチはおいしいと言っていた。
マッコリ2杯目で「じゃあそろそろ行こうかな」と言ったらおじさんが、「ダメダメ、2杯とかなしだよ、3杯じゃないと!」と引き留めたのでもう1杯。
すこし韓国語ができたので楽しかった。
別れ際に「また来たらいいよ」と言われたが、次行ったら本当にまたいるかもしれない。


●チキンとビール

そこから丘を下り、一般道へ。
さあどうする、おなかすいたね~となって、歩いたらいけそう東大門市場へ行くことに。
30分くらい歩いたかな。
途中でまた人に道を聞いてみた。
なんかみんな自分の事のように思って説明してくれてる気がする。

結局東大門というよりかはその近くのチキン・ビールの店に入った。
あとからわかったがこの組み合わせはお決まりらしい。チキンとビール(メクチュ)を略して「チメク」と呼ぶそうだ。

なんせうまかった。
フライドチキンの衣は辛くなくソースを付けて食べるのだが、ドリスは衣が辛いと言っていた。
ほんまに辛いのあかんのや。
でもあきらかに飲酒を楽しんでいるようだ。


●梨泰院ライブバー

さて、夜になってきて僕はライブバーに行くので解散。
梨泰院(イテウォン)という、外国人が集まる街に降り立った!
まぁ連絡なくなったしたぶん船の事故の影響か知らんけど、何もやってないんやろなぁと思ってたけど、なんと単純に閉まっていた。
ドアノブ回して押しても引いても開けへん。
う~残念。
でも確認できてよかった。
帰って寝よ。

イテウォンは外国人があふれていて欧米のレストランが多く、韓国らしくなくてなかなか面白い街だった。
しかし僕は今回、韓国が良くてこの国を訪ねた日本人なのでまったく意味がなく、いち早く抜け出したかった。
3回目のソウルくらいで行くかな。

充実した2日目でありました!


5/2

●午前中ぶらぶら

今日はどうしようか~。
夜友達と会う以外の予定がなかった。
ドリスが「今日は景福宮(キョンボックン)!」という、一緒に来てほしいんか来てほしくないんかわからんメッセージをくれたので、
時間が会ったら行きたいかも~と言ったら昼に景福宮の駅で待ち合わせることになった。

東大門らへんに本屋通りがあると聞いていたので午前中に行ってみた。
なんと逆方向の電車に乗ってしまったことに、結構経ってから気付き、30分ほどロス。
皮肉にも待ち合わせ場所の駅を経由!行き方予習できたがな!

本屋通り、すっごい積み方やった。
本を横向きにして2mも積み上げて、下の方のやつどうやって取り出すねん。
どちらにせよ、全部ハングルの書籍だったので特に欲しいものはなく、見るだけで面白かった。
それから適当にあるいて串に刺さった屋台飯を食べてみた。
とくに買い物する目的ではないが、歩くだけで面白い。
看板や標識を見ながら、意味が分かるかどうかはさておきハングルが読めてよかったなぁと思った。
どこでも英語日本語表記しているわけじゃないので、読めるのと読まれへんのとでえらい違いやと思う。


●景福宮(キョンボックン)

時間が迫って来たので景福宮駅へ。
待ち合わせより10分も早く着いたのでぼーっとしようと思ったら、カナダ人もうおるし!
なんなんそのグラサンとイヤホンと本とともに、直角の壁のところにちょっとダルそうにもたれて座るクールでエレガントな待ち合わせの仕方。

たまたまちょうど、13時からの儀式が始まった。
予備知識ゼロだったのでなんかようわからんかったけど見れてよかった。
アナウンスは韓国語と日本語と英語だった。

そこから入場券を買い、ロッカーに荷物を預けた。
なんと100ウォン(10円?!)。
で、無料ガイドツアーがあったので、英語のやつに合流した。
やはり色使いや形が、中国でも日本でもないんやなぁという感動があった。
同時にうわー歴史とか何があったんか全然知らずにごめんなさいと思った。

ガイドさんはかなりの韓国訛り英語で早口だったのでなかなか難しかった。
途中で王室の話の中に「porcupine(ヤマアラシ)」がやたら出てくるなぁと思って
あとでドリスに聞いたら「concubine(妾)や、それ笑 」と言われた。
なるほどぉ。

ほんでからその敷地内にある博物館に行った。
朝鮮半島の歴史を石器時代から流れで見ることができた。
小中学校で習った日本の歴史と似ている点が多いが、陸続きなので襲われやすいってのがあったようやなぁ。
あと「日本の絵画やお面は笑っていないが、韓国のは笑っていることが多い」ということをドリスが指摘。
言われて気付いたんですが、たしかによく笑っているんですよ。
あと韓国からいろいろ日本に伝わったものあったよな。
気が向いたら調べてみよ。

景福宮は言われなくても行くと思いますが、行くべきやと思います。


●南大門でばったり

さぁ美術館にまだまだ見てないコーナーあったけど二人とも「うん、もうええ」と思っていたので別の場所へ。
ドリス、なんか行きたいところがあるそうで、アーティスティックな都会の小川みないなんを本で見せてくれた。
清渓川(チョンゲチョン)というやつだった。
歩いても近そう!ちょっと雨やけど気にせんしな!
と言いつつ外にでてみたらすっごい雨。
「そうそう、こういう雨の事ちゃうねん」と言ってプランB。

僕は夜友達JDくんと会うと言ってたので、カナダ人、夜は買い物したいと言ったので明洞(ミョンドン)かな~あぁでも南大門市場近いやんてなって、食べ物もある南大門へ。

駅から出て食べ物を探して歩いていると、
なんと、去年ワーホリで大阪に来ていた韓国人友達と遭遇。
なんでこんなとこでバッタリ会うのか。
ちょっ、ソウルおるうちまた連絡するから今度お茶でもしよう!

でなんか<あとで友達に聞いても「なんやこれ、知らん」と言われる食べ物>を食べた。
ドリスは辛くて食えねえと言って半分くれた。
俺のは甘い味やったのにすまんことをした。


●ミステリアスなスタバ

で、JDくんと連絡を取るため、Wifiが使えるという噂のスタバへ。
が、使い方がわからない。
店員さんに聞いて、少し複雑な操作をしてもらったら接続できた。
韓国ではそこらじゅうにWIFIスポットがあるが、旅行者は蚊帳の外である。
だいたい電話番号(010~などしか選べないようになっている)を聞かれる。
このスタバで店員さんは何をしてくれたのかよくわからない。

そこでドリス、「日本はミステリアスな国だ」と言って、友人が送って来たという写真を僕に見せた。

ドン・キホーテで「乳首を茶色からピンクに変えるコスメ」が売られている写真。
「へぇ~、売れると思うけど…」と率直な意見を言ったら、
「ワーイ??(Why??)」と本気の疑問形で返された。
そうか、まず茶色とピンクのそれがそれぞれアジアでどういう受け止め方をされているのかというところから始めなければいけないのか。

で、ドリス、「北米ではそんなんないと思うけどなぁ」と言いつつ、
ググってみると「北米では●輪の小さいのがよいらしい!大きいのはあかん」ということを発見してくれた。
なるほど、そこアジアではそれほど気にされることじゃあなさそう。

ほかに、なぜアジア女性はすでに美しいのに欧米式のオシャレをしてしまうのか、
なぜ離婚して子供が母親の苗字になることがあるのか(北米(とその他)では父親が判明している限り父親の名前)
など、興味深い話をした。

そうこうしているうちにJDくんが到着し、
「さぁ、はじめまして。君(ドリス)も来るんだよね」と当然のように巻き込んで出発。
JDくんも友達を連れてきてたし、こうなったら多いほうが楽しいだろう。


●豚足

JDくんはシドニーの語学学校で仲よかった韓国の好青年。
くん付けしたくなくくらいの。
どこまでも素朴で人当たりがよい。
この日、話が行き詰るとanyway~(まぁなんしか、)で転換していたが、間が良くて全然やらしさがない。
僕も「anyway王子」になりたい。

豚足を食べたいか!と聞かれて、食べたい!と言ったので、南大門からちょっと歩いてソウル駅近くの豚足屋へ。
JDくんによるとソウルで3本の指に入り、かつ彼が一番おすすめする店らしい。
人がたくさんならんでいたので整理券をもらって待つ。
20分くらい待って入れたと思う。

山盛りの豚足と、スープ、そしてソジュがでてきた。これもあとから明らかになったが、豚肉にはソジュ、鶏肉(特にフライドチキン)にはビールらしい。
牛肉については知らない。

や~こちらも美味しかった。
JDくんの友達の権一くん(日本生まれなので日本語も話せる)もドリスもフレンドリーだったので、新しい出会いに乾杯~てな感じで酒も進んだ。
カナダ人は強かった。
「強いわよ、あたしゃフランス人だわよ」と言っていた。

ド「みんなソジュ飲んでるけど、韓国人はソジュが好きなの?」
J「メニューにソジュとビールしかないし、むしろビールあるのかな? 好きなんじゃなくて安くて強いからソジュを飲んでるってだけなんです」
ド「それすごく大事!」

豚足の山の下の部分めっちゃ残ってたけど、これもあとあと気付いたことには、残すのは礼儀なんですよね。
ご飯足りましたよ~という意思表示な。


●すてきな帰り道

そしてみんな酔ったまま、綺麗な川あるからと言って連れてってもらったところが、昼間に行けなかったあの小川だった!
うーん嬉しい偶然!

夜はライトアップがすごくきれいだった。
沈没事故後、しばらく中止していたそうだが、すでに再開していたようだ。

こんなこと開発にお金を使うなんて!と当時の市長は批判されたらしいが、外国人にとってはただ綺麗。おすすめです。

というわけでJDくんと権一くんともお別れ。
JDくんはソウルに住んでるわけでもないのにわざわざ来てくれて嬉しかった~。

地下鉄で事故あって止まってたらしいけどもう動いてるらしいわ、よかったねって言ってくれた。
あとあと調べてみると結構やばい事故やったんやん。
遭わんでよかったー!

そしてカナダ人と僕は楽しくなって駅のホームの自販機でジュースとお菓子を買い自販機前で座って2次会。
まぁすぐ終電が気になって移動したけど。
で電車に乗ると彼女はイヤホンを取り出し、片方を僕に寄こし、リンダリンダを流し始めた。
そっからは半分クラブやった。
これほど酔ってなくて翌日何もなかったら飲み直しやったやろうな!
以降、予定が会う日がなさそうだったので日本でまた会おう!と言ってお別れ。

ソジュはうっかり飲みすぎる。
酔いを覚ますため3時くらいまで起きてた。

このバッパーの屋上はボーっとするのにちょうど良い。

つづく!