◆ 持っているものを活かそう | ゲームデザインエクセレント

◆ 持っているものを活かそう

 図では、「知識」の部分には実に多くの項目が書いてあります。ひとつひとつ説明していると大変なことになってしまうため、ここでは省略します(Googleなりウィキペディアなりを叩けば、簡単に詳しい解説が得られることでしょう)。
  ただ、多いからといって「こんなのとても無理だ」なんて思う必要はありません。基本的には「浅く・広く」でいいのです。
  例えば「プログラミング」なんてありますが、これはもちろん知識としてのプログラミングのことで、実際にソフトウェアを開発できる能力ではありません。ソフトウェアがどういう仕組みで動いているのかを理解し、プログラマと専門的な事柄について対話ができれば、それでいいのです。*2
  また、それぞれの科目にしても、全部をマスターする必要はありません。それどころか、単に問題の存在に気がついているだけでも、そうでない場合よりは格段にいい状態です。
  そして、これだけ範囲が広いということは、どこか接点がある可能性も高いということです。例えば、夏休みの自由研究で発表用のパネルを作るのが得意だった人は、「レイアウトできる」のスキルにかなり近いところにいるわけですね。チャート技法やデザインなどさらにはその用途で使うアプリケーションの知識を組み合わせていくことで、「ドキュメンテーション」という技術を獲得していくことができるわけです。このように、「持っているものを活かす」から始めていくべきでしょう。