山田慎(やまだしん) | ゲームデザインエクセレント

山田慎(やまだしん)

1962年名古屋市生まれ
中央大学&名古屋市立大学卒業(修了)。
日本デジタルゲーム学会正会員/編集委員
修士(芸術工学)


大学卒業後、4年間の公務員生活を経てゲーム産業に転職、クリエイターとしての経歴をスタート。企画・シナリオ担当として看板シリーズの続編に携わる一方、人事担当として入社希望者への窓口役を務めた。独立後は都内クリエイタースクールで講師として教壇に立ち、本来のクリエイター業とあわせ「二つの本業」として確立。地元名古屋にUターン後も、同じスタンスを続けている。
ゲーム屋としては本来シミュレーションを指向しているが、実績面ではファンタジーRPGが中心。近年は、ミステリーなどのノベルゲームも多い。
ここ数年は学術方面にも力を入れ、学会・研究会で活動中。特に日本デジタルゲーム学会(DiGRAJapan、会長:馬場章東京大学教授)には、創設時より参加。現在、学会誌編集委員を務めるなど、学術モードでの“活動拠点”となっている。

ふと気づくと、独立時に作ったのと同じ干支の年賀状を出していた。当時教えていた学生も既にいい大人で、中には、本格的な開発会社を経営していたり、“S”から始まる大手ゲーム会社のディレクターとしてタイトル一本任されていたりと、どう見ても自分よりも出世しているという例が見受けられる。“ティーチャー冥利に尽きる”と喜ぶべきところだが、なかなかそう達観もできず、「オレだってまだ枯れちゃいないぞ!」などと、新作への野心を燃やしている。