4月6日は、ライダーマンの山口豪久(暁)さんの命日だったと言う事でRMWライダーマンの紹介記事を書きましたが、本日4月14日は、仮面ライダーストロンガーや超神ビビューンで活躍された荒木しげるさんの1周忌でした。
最近、ライダーネタと言えばRMWの記事が続いてますが、今日は荒木さんの追悼記事として、RMW ストロンガーをご紹介致します。
しかし早いですね。
突然の訃報から、アッと言う間に1年が経ちました。
子供の頃、ストロンガーを初めて見た時の感想は、ただ 「カッコイイ!」 でした。
力強い大きなツノ、アメフトのプロテクターを纏ったようなイカツい上半身(ちなみに城茂は、城南大学アメフト部出身です)。
それまでのライダーとは、デザイン上の明らかな違いが子供の頃の僕にも一目で判りました。
そして、荒木さん演じる城茂のキャラクター。
仇討ちの為に自ら改造手術を志願したと言うと、先には風見志郎(V3)がいましたが、城茂の場合は その手段として "敵の基地に乗り込む" と言う、気の強さと言いますか、"ふてぶてしさ" を子供ながらにスゴイと思ったものです。
さて、この 「RMW 仮面ライダーストロンガー 1/2マスク」 ですが、とにかくデッカクて重いです。
ストロンガーとアマゾンは、当時の撮影用マスクも大きい事で有名ですが、1/2サイズとは言え、他のライダーのマスクと比べ歴然とした大きさの違いを見せるこのマスクは、かなりの迫力があります。
このマスクの特筆すべき点は、ストロンガーの象徴とも言える "ツノ (カブトショック)" の再現でしょう。
この大きなツノには、見ての通り "ラメ" が入っているのですが、ストロンガー放送当時はラメ塗装が まだ一般的ではなかったそうです。
ストロンガーは、当時の撮影用マスクが現存しているそうですが、ツノに使用されているラメは実は1種類ではなく、金色の他にグリーンメタリックのラメも混入されています。
しかしながら、当時のラメの混入比率を記した資料は残っていないとので、このRMW1/2マスクでは、その特徴的な "カブトショック" を完全再現する為、当時の撮影用マスクのツノから、一定面積内のそれぞれのラメを地道に数え、RMW用のラメ入り塗料の混合比を割り出しているそうです。
そして、(上の写真では判りにくいですが) "バリ" の再現。
当時の撮影用マスクにもバリは見て取れるのですが、当時のマスクは軽量化の為、ツノの前面(表面)だけをFRPで形成、裏からウレタンを詰め、更にラテックスで蓋をしています。
その時、僅かに はみ出したウレタンが、バリのように見えているのだそうですよ。
なので、正確には、型抜きした時の "バリ" と言う訳ではないのですけどね。
決して綺麗には作らず、敢えてこんな所までも再現しているのがRMWの面白い所ですね。
最後に ちょっと面白い上下からのショットと・・・、
「ぼくらの兄貴 城茂」 を聴きながら、当時の子供達が憧れた城茂への想いを馳せて今日はこの辺で。
荒木しげるさんのご冥福を心よりお祈り致します。