録画していたものを、やっと観終えました。
今年は色んな意味で凄いレースでした。
まず1番のアクシデントは、前日のトップ10トライアルで2分06秒845の驚速タイムを叩き出したMONSTER ENERGY YAMAHA-YARTの中須賀選手が、決勝18周目の130Rでトップ快走中に大転倒を喫した事でしょう。
前日からレースを大いに沸かせてくれましたが、まさか決勝はこんな形で沸かせて(?)くれるとは・・・。
ヤマハの優勝は1996年以来有りませんでしたので、暫く振りの優勝に期待されたヤマハファンも多かったでしょうが、これでまた来年以降にお預けとなりました。
今年はフリー走行から とにかく転倒が多く、決勝レーススタート後も僅か5分で最初の転倒車がシケインで有り、マシンが炎上するなど、波乱を予感させるものとなりました。
その後、黄旗無視のペナルティやマシントラブルも有りヨシムラスズキが脱落した事から、3時間が経過した辺りには優勝争いは早くもHARC-PROとTSRの2台に絞られてきた感じがありました。
が・・・しかし、ちょうど5時間が経過した時、ライダー交代直後のHARCの清成選手がデグナー1つ目で激しく転倒!
マシンはオイルを撒き散らしながら大回転し、そのオイルに引火!
このレース2度目のマシン炎上です ( ;゚д゚)
一瞬清成選手が転がりながら炎に包まれたのが見えたので緊張しましたが、火傷は負ったものの軽症で済んだようで一安心。
ですが、この事故で15分間セーフティーカーが入りました。
HARC-PROの脱落で、トップのTSRは2位に浮上したSUZUKI ENDURANCE RACING TEAMを既に周回遅れにしていたので、正直トップ争いだけを見ると面白くないものになっていましたが、この後まだまだ波乱は続きました。
2位・SUZUKI ENDURANCE RTのV.フィリップ選手がダンロップコーナーで転倒。
代わって2位に上がったのがBMW MOTORRAD FRANCE 99なんですが、この約30分後、なんとマシントラブルが発生。
更に代わって2位に上がったのが、僕が応援していたTOHO Racing with MORIWAKI。
黙々と、着実に走行を重ねていたのが実を結んだようです。
この後、スタートから7時間半が経過し、残り30分を切った辺りから3位・YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBEのD.チェカ選手に4位・エヴァRT初号機トリックスターの出口修選手が怒号のペースで追いつき、僅かな残り時間で激しいバトルが繰り広げられました。
が! しかし!
更に波乱が!
チェカ選手をパスし、3位に上がった出口選手のマシンが残り5分を切った所でマシントラブルからストップ。
このバトルにはサーキットで観ていた観客は大いに沸いたでしょうね。最後のマシントラブルは残念でしたが、ある意味、このレース1番の見所でした。
結果、最終順位は・・・、
優勝 F.C.C. TSR Honda
2位 TOHO Racing with MORIWAKI
3位 YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE
となりました。
今年は転倒等のアクシデントが非常に多い大変なレースでしたが、それでも暑い中 素晴らしいレースを見せてくれた全てのライダーに拍手です。
来年もまた良いレースを期待しています。
※ 2位入賞の高橋選手。この入賞をキッカケにGP後半戦の復活にも期待したいですね。