三重・和歌山 初の紀伊半島ソロツー

 1日目(後編)

 

前編はこちら

 

 

 

 

 和歌山の自然豊かな道に感動

 

鬼ケ城を後にしたら、間も無く和歌山県です。海を眺めながら、気持ち良いワインディングが続きます。

 

当初神宮で泊まる予定でした。結構栄えている町で、泊まってもご飯やお酒に苦労しそうにない所でしたが、まだ15時前、明日の朝まで、とても時間を潰せる自信も無く、通過です。

 

ほんと、和歌山に入ると景色が変わります。市街地は確かにあるのですが、ちょっと市街地を抜けると、自然の中を走っている雰囲気。いくらでも走ってられる感じですね。

 

 次なる目標地・古座川の潜水橋

 

気持ちよく和歌山県の道を走っていると、古座川が見えてきます。そこに根性試しの橋があるそうです。

 

調べてみるとその橋は潜水橋と呼ばれ、大雨になると水面の中に橋が潜る形となり、漂流物から橋を守る設計だそうな。一時は橋を廃止する予定だったそうですが、地元の方の要望でそのままになっているとのことです。

 

潜水橋が見えてきました。思ってたより結構高いです。こんなところまで水位が増して、橋が潜ってしまうのかしら?

 

そして橋に入っていく道を見ると、細くてとてもバイクで走って行けそうに思えません。

 

そんでもって歩いて先まで行ってみると、

 

橋の幅は1.5mだそうです。

教習所で一本橋をやったときに、10回に2回は落ちていた私です。1/5の確率でCBちゃんを廃車にするわけにはいきません。

 

ここは勇気のある撤退を選択しました(万一渡り切っても、その先でUターンして戻ってこれる気がしない)。

 

こういうのは諦めが肝心です。なんの未練も無く次の目的地に向かいます。

 

 ボケ老人さ発揮

 

ここまで来て明らかに予定より早いんです。いや家も早く出たし、フェリーも3時間も早い船に乗れたしで、早く回っているのはわかってます。

 

しかし早いんです。この後いく串本という町で一泊する感じだったんですが、まだ16時過ぎ。

思いっきり飛ばした訳でも無く、ワープした訳でもありません。

 

「・・ん?」

 

「・・・・あっ!」

 

今回一番栄えするであろう、那智の滝をすっかり忘れて通り過ぎておりました。

 

この滝は本来なら神宮に泊まって、次の朝いちばんに行こうと思ってた場所でした。神宮の町を通り過ぎたせいで、その近くにある那智の滝も知らんぷりしてしまいました。

 

ここは塔と滝が1枚の写真で撮れる絶景の場所なんです。とても後悔しましたが、さすがに戻る気力、体力も無く、今回は諦めることにしまいた(たぶん次はありませんが)。

 

どこかのHPより拝借した写真で我慢ください。

 

 和歌山南部の紀伊大島へ

 

傷心しきって、走っていると、海の中に不揃いの大きな岩がまっすぐに並んでいる場所が見えてきます。

 

これが橋杭岩というそうです。

 

詳しくはググってもらうこととして、マグマがこのような形を作ったそうです。

 

近くには道の駅があり、そこでお土産を買うこともできます。そしてたまたま干潮だったのか、海外に降りて、橋杭岩のところを散策することができるみたいです。

 

私は残念ながら道の駅からの景色だけにしました(見るだけなら十分ですもん)。けっこうな人が海岸の中に入り見てましたね。

 

ここからいよいよ島に渡っていきます。

伊勢大島というらしいですが、地図で見るとそれなりの広さに見えますが、バイクだとあっというまに一周しちゃいます。

 

ぐるーっと曲がる橋を渡り切ると伊勢大島に入ります。そこから少し進むとトルコ記念館があります。

 

明治時代にトルコの船がこの付近で事故になったそうなんですが、地元も人々がそれを助けたそうです(けっこうな方が亡くなられてます)。それを記念してトルコ記念館などが建てられたそうです。

 

詳しくは下記の画像を引き延ばして読んでみてください。

 

奥まで進んでいくと、さくがオスマン帝国みたいな銅像があり、その先には灯台(日本で最古の石製の灯台?だったかな?)もあります。

 

そこから大島をあとにし、本州最南端の地に向かいました。

 

ここに記念碑があるらしいですが、全然気付きませんで、周辺の写真だけ撮りました。

 

ここでようやく日が落ちてきて、宿を決める時間となりました。

 

宿は田辺市に決定、ここでスマホで宿を予約して、宿に向かいます。ここからも自動車専用道路があり、ある意味快適に進むことができました。

 

和歌山がけっこう山を通るので、トンネルが多いですね。スモーク入ったシールド付けてる人は気を付けてくださいね。前見えませんから。

 

 宿泊地の田辺市へ

 

本来なら温泉付きの宿や、健康センターに泊まりたかったのですが、ここにはそんなもの無いみたいです。となれば別に泊るところはどこでも良いので、市街地の中ほどにある安宿を予約。

 

宿についたのですが、確かにボ○い。

 

まあ、寝れれば良いんですから贅沢は言うまい。

 

ホテルの方に、飯などはどこに行けばありますか?と尋ねたら、駅の方に行けばいくらでもあるとのこと。

 

数百mはありそうですが、風呂で汗を流してから夕食に出発。

 

あまり良くわからないでしょうが、金曜日の夜だというのに商店街は真っ暗。これじゃご飯どころではないですね。

 

居酒屋は何件かやっていたのですが、お酒を飲むと一気に落ちそうなので、

 

なぜか和歌山ラーメンではなく、どさん子に!

 

ここで瓶ビールと味噌ラーメンと餃子を堪能し、ホテルに帰ってぐっすり寝ました。

 

 

ということで初日が終了。次は2日目。それがなんと、とんでもないことになるとは。

 

 

続きは、またです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンタカーで大阪、京都、和歌山、兵庫・淡路島などは回ったことがあるのですが、バイクでは北陸と名古屋まででしたからね。

三重県はまったくいったことが無かったので、今回は三重、和歌山をメインのツーリングにします。

 

 行程

初日は愛知の伊良湖まで一気に高速でいき、そこからフェリーで紀伊半島に上陸、伊勢を回って、和歌山に入ったとこらへんで宿泊という予定を立てていました。

 

初めての場所なので、遅くなるとにっちもさっちもいかなくなるので、早目に宿に入りたい。でも2日目を楽にしたいと思えば、なるべく初日に頑張りたい気持ちになりますね。

 

予定では5時に家を出発して、高速で一気に豊川まで行って、伊良湖からフェリーに乗って紀伊半島上陸。そこから南下して、ほどよいところで宿泊、2日目日紀伊半島の先端を楽しみながら、山道を走り、最後は高速に乗り、体力が果てたところで2泊目と言う感じでスケジュールを立てました。

 

どのようなペースで走れるのか、観光地でどの程度見学などをするのかなどで、進める距離が全然変わるので、私は宿などは当日まで決めない派です。

 

 初日想定のルート

 

 準備

暑いのか、寒いのか、よくわからので、その分荷物も多くなりました。どこで寝るかもわからないので、寝間着も用意(健康センターで寝ることも想定してます。私、健康センターなどの大広間でも余裕で寝れるんで)。

 

それを暗くなる前にバイクに積んで準備完了。

 

結構な荷物の量になってしまいましたが、まあ仕方ない。

 

 出発

出発当日目覚ましを2:30にセットして、見事にその時間に起きました。なるべく早く出発して1本でも早くフェリーに乗って、そのあとゆったりしたかったんですよね。

 

ということで、3時に出発しました。

 

当然ながら空は真っ暗。ちょっと肌寒いかな?というレベルでしたが、トレーナーにジャンバーというちょっと着過ぎかな?と思う位に着込んだつもりでした。

 

なにせ、この週末は真夏日になるとの予報だったので。まあ暑けりゃ途中で脱げばよいと思って厚着で出発。

 

しかし、この服装でこの後、悲惨な状況になるとは・・・

 

首都高をどんどん進んでいきます。さすがにこの時間は車も少なく快適な出だしとなりました。

 

しかし東名の東京ICくらいに着くと、体の芯が冷え切ってきて、バイクに乗っている状況ではなくなってきました。

 

思いっきりグリップヒーターも付けましたが、手のひらが温まっても体は温まってくれません。

 

一気に給油地点の静岡SAまで行くつもりでしたが、体の震えがひどく、グリップすらまともに握っていられないレベル。

 

途中のPAで温かい缶コーヒーを飲みましたが、これだけでは体まで温まりませんね。

30分ほど休憩し、体の冷えは少し治まって来たので出発。

 

しかし他のバイクを見ると圧倒的にカワサキが多いですね。今はカワサキ1強なんでしょうか。ホンダ、ヤマハなんてほんと数える程度しか見なかった気がします。

 

スズキはニンジャだらですね。

 

静岡SAで休んでいると日が出てきて、気温もそれなりに上がってきました。これなら何とかなりそう。

気を取り直して、一気に豊川ICまで進みます。

 

豊川で降りて、今度は伊良湖まで進みます。

朝の通勤渋滞にも重なりましたが、自動車専用道路もあり、それなりのスピードで進んでいきます。

 

東京の渋滞に慣れてしまっている私は、ちっとも苦になりません。

 

基本途中通り掛かった道の駅でトイレ休憩などを挟みながら進んでいきます。

海が無い埼玉在住の私には海が見えると異国の地に来たような気がします。

 

 フェリー乗船

伊良湖フェリー乗り場に着いたのが9時頃、当初より3時間も早く着きました。

 

そしたら9:30の船があるそうで、それに乗ることができました。

バイクは自分を入れて3人でしたね。

 

9:15の船に乗船して、バイクを固定してもらいます。

 

乗船時間は1時間、良い睡眠タイムとなりそうです。

 

 初めての三重県に上陸

鳥羽に着き、そこから伊勢志摩スカイラインで伊勢神宮に向かいます。

 

他の方のブログでスカイラインは通った方が良いと見てましたので、迷わずです(そこで紹介されていた割引券も持っていきました)。

 

いやあ、スカイライン。気持ち良い!

適度な山道と、上の方に来ると絶景が凄すぎる。

 

素敵な景色にテンション爆上がりのまま伊勢神宮へ。昔ドラクエウォークをやっていたころは、このような有名スポットに来ても、ほぼ立ち寄らず素通りという、とてももったいない時間を過ごしていました(自分ではそう思ってませんが、他の人から言わせるとそのようです)。興味のある場所もあるのですが、興味無い場所は別に良く観察しなくても良かったんですもん。

CB1000Rを購入して、バイク乗りに専念したいと考えドラクエウォークを止めたので、極力いろいろ観光もしてみたいと思ってます。

 

 伊勢神宮

車の駐車待ちは酷かったですが、バイクはすんなりバイク専用駐輪場へ。そこから伊勢神宮の中に入っていきます。

神も仏も信じない私ですが、ここでお参りすることとします。もちろん雨男の私は、無事雨も降らず帰れますようにと。

お参りする正宮内は写真撮影が禁止されて撮りませんでしたが、噂には聞いておりましたが、外国人の方が相当多いですね。

 

昼時間になってましたが、何となくここで食べる気がせず、次は鬼ケ城へ向かいます。伊勢自動車道で一気に進みます。

 

 鬼ケ城

高速といっても、大半は片側1車線。遅い車に引っ掛かるとまったくスピードが出せません。

たまに追い越し区間が出てくるのですが、ほんと短い。遅い車の後ろにいる車が、そこで一気に追い越しが欠けるので、追い越し車線が空きません。なので、後ろにいるとなかなか前に出れません。4、5台だったら、一気の加速で抜け出すことも可能なんですけどね。

 

熊野大泊ICで降りると、すぐ鬼ケ城です。

目の前に鬼がいます。

 

詳しく調べてないのでここが何なのか良く理解しておらず、桃太郎の鬼ヶ島とばっかり思ってました(笑)。

 

歩いて進んでいくと、なにやら自然でできた貴重な岩壁などが見られるらしいのですが、ここは3番まで見て、潔く引き返します。

 

ここも外国の方が多かったです(というより日本人がいない)。

 

ここのレストランで、地鶏のお蕎麦を美味しくいただきました。

 

 時間に余裕、和歌山を突き進む

本来であれば、この後和歌山に入り、神宮という町で宿泊する予定でしたが、まだ時間が14時。こんな早く泊まっても何もすることも無いので、2日目の予定を可能な限り回ることに決定。

 

初日の総合データ

 

1日目の後半、和歌山編は、長くなりましたのでまた今度で。

 

では。