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白夜を旅する人々
三浦哲郎/著
新潮社の三浦哲郎氏の著書紹介ページより
本文を引用させていただきます。
昭和の初めの東北、青森ーー。
呉服屋〈山勢〉の長女と三女は、
ある重い運命を負って生まれついた。
自らの身体を流れる血の宿命に脅えたか、
心労の果てに新たな再生を求めたか、
やがて、次女は津軽海峡に身を投げ、
長男は家を出て姿を消した。
そして長女もまた……。
必死に生きようとして叶わず、
滅んでいった著者自身の兄姉たちの足跡を
鎮魂の思いでたどる長編小説。
大沸次郎賞受賞作。
この本は、私が
まだまだ若くて青かった頃に
とある、才色兼備な女性に
プレゼントして貰った特別な本です
あの場所だったから出会えた人で、
本来ならば、私の人生に
かすりもしない筈の階層の人だった
と今でも思います
彼女は、普段は
丸の内界隈で、OLとして働いて
アフターファイブに夜10時まで
私達のような雑魚と一緒に
月曜から金曜まで働くという
絵に描いたような勤勉家だったんですが…
いつも、彼女は
丸の内のオフィスで働いている
私服のそのままの格好で
アフターファイブも続投しておられて
美しいおみあしに
華奢なサンダルを履いて
控えめなベージュの
タイトスカートを着こなしてさ
彼女と比べたら
田舎のゴン太でしかない
私にとって、
ソフィスティケートされた
モノホンのいい女の見本を
初めて間近で拝めたから
思わず
興奮しながら
○○さんは、
なんでそんなに
綺麗なんですかぁ
って訊いてしまったくらいなんだよね
でも、そんな質問も
邪険にあしらわず
親から仕送り
して貰わないで
頑張っていて偉いね
って労ってくれて
本当に素敵な人だったんだよね
そのバイト先では
ただの雑魚だった私を
忘年会に
職場のみなさんと共に
ピカピカの
リムジンで
ギロッポンに連れて行って頂いたり、
初めて、○か○Bar🍸✨🍸
に忘年会の二次会で行ったり
いろんな世界を見させて貰ったんだよね
それに、
才色兼備の彼女からしたら
取るに足らない存在の私に
身の上話をする義理は無い筈なのに
ひとりの大人🍷🎩✨
として子供扱いせず
衝撃な身の上話をしてくれたんだよね
その身の上話を聞くと
なぜ、こんなに
非の打ち所が無いかのように
見える彼女が朝から晩まで働いているのか?
なぜ、此処で働いているのか?
これ等の疑問が徐々に解明されて
人生の深い闇
を、若い私なりに理解できたような
そんな気持ちになったんだよね
そんな
たぐいまれな人生を
送ってこられた彼女からの
プレゼントだからこそ
これは
普通のプレゼント
じゃない
彼女からの
深いメッセージが入っている筈だ
みたいに直感が働いて
必ず読まなければ
という思いで受け取った
分厚い本📖
これまで、何度か
読んでいる本だけど………
ひとことでは
あらわせない
読むと文体そのままが
乗り移ってくる
それくらいの
重みがある本です
旅をするなら船派?飛行機派?
✈バビューーン
飛行機は、
来世に
乗れるように
高所恐怖症とかいう
厄介な症状を
持たないで生まれてきたい