2016年4月30日、お陰様で第7回NKダンスラボラトリー発表会を無事終えることができました。会場まで足を運んでくださったお客様、いつも応援してくださる方々、お手伝いしてくださった方々、サポートしてくださったご家族、本当にありがとうございました。


今回の発表会では、私達の舞台稽古の練習後に起こった熊本地震に対して、何かできる事はないかと、義援金を募らせていただきました。集まった義援金51703円は日本赤十字社が窓口になっている平塚市の「熊本地震災害義援金」に責任を持ってお届け致します。ご協力頂き、誠にありがとうございました。


また、プログラムの一番最初で、子供達に元気いっぱいブルルダンスを踊ってもらいました。会場の皆さんも暖かい手拍子で応援してくださいました。私たちの思いが少しでも被災地に届きますようにと祈っています。



{6BF3487F-621B-4C3D-8703-BFDBB21E69FE}



発表会が終わった楽屋では、いろいろな表情が見られました。緊張からやっと解放されてほっとしている子…満面の笑みの子もいれば、まだまだ興奮冷めやらぬ様子の子も…感情がどっと溢れ、涙している姿も見受けられました。


一言で言えば、それぞれがみんな、本当に良く頑張ったと思います。


一生懸命に、体も心も注いだからこそですね。思うようにいかなかった部分もあって当たり前だと思います。踊りには、これで良いということはないからこそ、きっと成長を続けることが出来るのですね。



私自身も反省点は沢山あります。改めて、踊りの厳しさ、深さを感じたり、自分の弱さ、課題を感じた良い舞台になりました。


きっとここにくるまでに、みんなも、そばでみているお母様も、ハラハラしたり、不安になった時もあったことでしょう。


小さい時はただ、楽しかっただけの発表会も、年齢があがると共に悩みや壁が見えてきます。みんなが通る道ですね。そこに向きあった人が、ひとまわりもふたまわりも成長を見せてくれたのではないでしょうか。


それにしても、子供達は、幼稚園や学校でも環境の変化がある4月…大人のメンバーは、仕事や家庭も両立させながらも、誰1人欠けることなく、全員舞台にあがれたことは、本当に感謝でした。


踊れること、レッスンが出来ることが当たり前でない環境にある人もいるのです。私自身も、家族の支えがあって、レッスンができ、また、踊りを続けられることを改めて幸せに思っている今です。


ただ、ただバレエが好きだった小学生の頃、何かの寄せ書きに「バレエの先生になりたい」と書いたことがありました。手術や就職、結婚、子育て…踊りたい気持ちに蓋をして閉じ込めてしまった時期もありました。そんなことを書いたことさえも忘れていましたが、今、ようやくまたその夢を追いかけています。


だからNKのみんなにもダンスが大好きな気持ちはずっと忘れずにいてほしいと願っています。色々な事情で、レッスンが続けられない時期があったとしても、大好きな気持ちを持ち続けていたらまた、再開できる日がくるのです。


遠く離れても、私のことを気にかけてくださっていた知子先生や伸子先生には本当に感謝しています。だからこそ、再び踊りの世界に戻ることができました。


そして、今回の発表会でも、伸子先生がメンバー1人1人のことを想う気持ちがひしひしと伝わってきました。センスある振付、でもあれだけの数のナンバー、バラエティに富んだ演目を創り出すのは並大抵のことではありません。


「青い鳥」ではそれぞれの持ち味を生かせる役を与えてくださり、ひとつの世界が出来上がりました。


そして、伸子先生もまた、自ら踊るナンバーに向き合い、挑戦する姿を見せて頂き、やはり、本番の舞台ではお客様を自分の世界に巻きこんでいました。


そんな姿を近くで、見れることは、有り難いですね。


発表会は終わりましたが、これを新たなスタートにして、…これからもみなで一緒に、成長を目指していけたらと思ってます。