今の時代は、SNSでは人を裏切ったなど、人への信頼が希薄になってきている。


実際SNSがある以上これを一概的に悪いといっても仕方がない。

きちんとした自覚を持ち、SNSを利用すれば、ここまで問題は起きないのだ。



三方よしの記事を読んでいると、日本企業が長く理由の1つは信頼関係が大きい。経営者が雇用者の絶対的な信頼があったからこそである。


かの有名な近江商人の1人伊藤忠兵衛のお話。

伊藤忠兵衛は「牛鍋の日」というのも月に何回か設けました。牛鍋とは今でいうすき焼きのことで、これを奉公人に振る舞うという日をつくりました。

奉公人をいたわることで、奉公人は主人に尽くします。

忠兵衛は奉公人(部下)から絶対的な信頼を確立し、非常に有能な人材を自分のところに抱えておくことに成功しました。

経営者側が雇用者を大切にすること、それにより雇用者は経営者に尽くそうとする。


現代社会でだんだん希薄になりつつあるこの精神を、もっと広め、現代社会のいいものの中に、この精神が入れば、もっと日本企業は発展していくであろう。

三中井百貨店の創業者は近江商人の中江家である。
中江四兄弟といい。勝次郎、久次郎、富十郎、準五郎の4人の兄弟で中江家の商売を大きくし、三中井百貨店を築いた。


近江商人としては、決して豪商とは言えなかった中江家が朝鮮半島で三越を凌ぐことができる百貨店になったのは、4人で力を合わせ、目標が同じ方向に向いていたからであろう。


しかしそんな百貨店が現在存続できなかったのは、朝鮮半島に基盤を置いていたことも1つだが、後継者に恵まれなかった、また後継者をきちんと教育できなかったことが、問題であったと、推測する。


では、次回は中江家の兄弟を1人ずつ紹介していくことにしよう。
大学時代に出会った、近江商人。

私にとってなんとなく入ったゼミ。
だけど日本史が大好きな私にとって、日本経済史は興味深いものであった。そして、近江商人の中で、三中井家について調べた。近江商人として成功し、朝鮮半島に渡り、朝鮮半島で三越を凌ぐ百貨店が、現在滅亡してしまったことに興味を持ったからだ。


しかし、大学時代は卒論を発表して、終わり。



そんな私が社会人になり、生活にも少し慣れてきて、ふと、自分の趣味を考えてみた。

趣味というものが全くない。

そのとき、思い出した近江商人。

三中井について卒論を書いたことを思い出す。


これからまた少しずつ、三中井について研究を始めようと思います。

そして、手に取った、今、甦る近江商人 五個荘散策と幻の三中井百貨店という本。

読めば読むほど、懐かしい。

三中井百貨店について、調べていた時代のことを思い出す自分。
そして調べ方があまりにも浅かった自分。。。


現在は存続していない、三中井百貨店の歴史を、調べていきたいと思います。