今日から始まる展示会

国立新美術館に付くと森英恵の展示会におば様族が列をなしているのを横目に2階に

上がる

「パリ国立ピカソ美術館が所蔵するパブロ・ピカソの作品にインスピレーションを得て英国人デザイナーのポール・スミスが会場のレイアウトを考案する」

という展覧会

 

00トロンプ・レスプリ(精神を欺くもの)

ピカソの「牡牛の頭部」を見たスミスは、自転車のサドルを用いて部屋のレイアウトを考案し、その「牡牛の頭部」と並べる

01「ヴォーグ(流行)」中の芸術家

雑誌『ヴォーグ・パリ』に線を重ねたピカソの構図

02青の憂鬱

ピカソの制作時期でも(特に日本で)人気がある「青の時代」の

作品に合せて青のルーム

公式HPでは3点ほど作品が掲げられているが、実際はこの「男の肖像」のみ

が展示されていた

続いては03バラ色の女性たち《アヴィニョンの娘たち》への前奏曲

という事でバラ色(ピンク色)の部屋

 

04キュビスムの実験室

ピカソに大きな影響を与えたキュビスムの部屋

05アッサンブラージュとコラージュ

HPの説明では

芸術は忠実に現実を再現するものだという規範に対抗します。木や大理石などに似た壁紙をカンヴァスに貼り付け(コラージュ)、現実の断片を直接作品に取り込んだのです。このアイデアは二次元にとどまらず、三次元の表現にも及びました。スプーンや自転車のサドルなどの日用品で作られた作品がアッサンブラージュです。

との事、

06古典主義の画家

1920年代にピカソは古典的な方法で、人物像を油彩とデッサンに描いていたとの事

作品は「初聖体拝領者たち」

07子ども時代

ピカソが子供時代から親しんでいた舞台芸術を描いた物。特にアルルカン(道化師)強い関心を持っていたとの事

 

なお、05から07までのルームは一種の吹き抜き状態になっており

これらの部屋を1度に見渡せるようになっている

08闘牛
ピカソは生涯を通じて闘牛を重要なテーマとしてそのパワフルな部分を強調した

作品を多く残した

その熱意と「血」から赤い部屋となったのだろう

 

09ストライプ
1930年代にピカソはストライプ模様を多用し、自分と関わる女性たちの肖像を描いていた、そのストライプ模様の部屋

 

今回の展示会の看板となった「読書」

10戦時中

もちろん今回の展示にはないが、「ゲルニカ」で知られている

戦中の色彩が地味で暗い雰囲気の絵

部屋もそれに応じて薄暗く重い雰囲気

 

11一点もの
陶芸の世界へ(ここでは皿で表現)

12《草上の昼食》

マネの有名作「草の昼食」を自分の解釈で創造

いわばピカソがこれを描いたらどうなるか

 

しかし余談だけど、ここのコーナーには壁一面にマネの元絵をスクリーン投影した

所があり、老夫婦がポースを決めてここで記念撮影していたが

何か勘違いしていないか?と思った

 

13ピカソのボーダーシャツ

第二次大戦後、ピカソは活発化するメディア上での有名人になり

白髪の薄い頭でボーダーシャツを着た男性というスタイルが

ピカソの「アイコン」となっていく

14晩年:1969—1972

1961年以後、ピカソは南仏ムージャンでの制作活動に没頭していく

15展覧会のピカソ
ピカソは展覧会ポスターを重要視し、自分の展覧会での告知の為のポスターを

大々的に街中に張り、それをアピールしていた

そういうポスターを使ったスミスならばでの表現空間

 

とまあ細々とパーティションを区切っての展覧会

途中でどの方向へ行けば良いのかわからず戸惑ったほど

まあ見た感想としては

ポール・スミスがピカソの作品と生涯にインスピレーションを得て、ピカソの絵を組み入れた展示デザインの鑑賞ルームといった感じで

ピカソのというよりはポール・スミスの「作品」をメインとして見る展示会と捉えた

方が良いであろう、もちろんそれが展示の良し悪しを示すものではないが

(そういう意味ではこの展示会のタイトル「ピカソ meets ポール・スミス」は「ポール・スミス  meets ピカソ」の方が正しいように思えるのだが)

 

会場は撮影自由、という事であちこちでバシャバシャ、まあおけらもあちこち撮っていたから人の事は言えないが、いかにもピカソらしい作品の前ではポーズをとって記念撮影もあちこちでしていたくらいだから、写真撮影が気になる人にはちょっとストレスになるかもしれない、今日は平日なのでそんなに混んではいなかったが、やはりピカソとなるとネームバリューがあるので土日祝日は結構な入りになると思う、そういう中で至るところで記念撮影だとあまり良い鑑賞環境とは言えなさそう

それとこの展示会はポール・スミスによつ展示室全体として表現されたレイアウトを見て貰うというのが主目的だからか、部屋の中に椅子などの座る所が最初から最後まで全く無い

よって今のおけらのように足腰がちょっと・・・という人にはちょっとその場で座って休む、という所が会場内では無く(トイレなどちょっと離れた休息所はあるが)そういう人はちょっと大変だと思う

ちょっとクセが強い展示会なので、ピカソの絵そのものを見て見たい、という人にはちょっと距離が感じられる展示会になるかと思う