給食をのどに詰まらせ小学1年の男児が死亡 ウズラの卵による窒息か

https://news.yahoo.co.jp/articles/90465b81a8bf45b1843be92f3e6f304ac33ca743

 

 

 

給食で提供されたウズラの卵を詰まらせ、

小学1年の男子児童が窒息死。

担任の教員が背中をたたいたが、吐くことができず、自分で立っていられない状態となった。

隣の教室の教員らとともに心臓マッサージや人工呼吸を実施し、ドクターヘリで病院に運ばれたものの、死亡。

 

当面、給食でのウズラの卵の使用を控えるほか、大きな食材は小さく切って食べるといった指導を徹底する。

 

ちょっと前、リンゴの誤嚥事故がありました。

これは「すりおろした」リンゴで発生。

保育園だったかな?

 

正月では高齢者が餅を喉につまらせて窒息死という事件もあります。

それから「グミ」とか・・・。

 

誤嚥って、口に入れた食物や飲み物が食道に流れるのではなく、

気管に入り込んでしまうこと。

 

我々大人でもあります。

そういった場合、体が即反応して、ひどく咳き込み、

気管に入り込んだ異物を強制的に吐き出そうとします。

 

食物などが喉を通過する際、食道へ流す弁のようなものがあるのですが、

体質的に、うまく機能しない方もいます。

 

この男子児童は、なぜウズラの卵を喉に詰まらせてしまったのでしょう?

そこがわからないと、対応が難しいと思う。

 

給食って、それぞれの学校が独自の献立で運営しているところもあれば、

給食センターのようなものがあって、地域の学校共通のメニューというところもあります。

 

給食で提供されたウズラの卵を喉に詰まらせるという事故、初めてではないかな?

また、この学校でウズラの卵を喉に詰まらせたのは、この男子児童1名だけです。

 

そろそろ年度末・・・

昨年春に入学した1年生も、1年間給食を食べたことになります。

想像ですが、給食にウズラの卵が入っていたのは、今回が初めてでは無いと思います。

 

今までは問題なく食べていたのだが、今回喉を詰まらせた。

再度書きますが、何が原因だったのでしょう?

仮に、過去ウズラの卵が給食で提供されていたとして、誤嚥事故が起こらなかったということは、ウズラの卵が原因であるとは考えにくいです。

 

スプーンですくって、あるいはフォークで刺して口に運ぶと思いますが、

そのまま飲み込むとは考えにくい。

まず噛むと思います。

下を向いて食べているわけですから、

噛んだウズラの卵はゆっくり食道に流れていくでしょう。

誤嚥はまず起こらない。

 

もしかすると

この男子児童は顔を天井に向けて、ウズラの卵をスプーンやフォークで口に放り込んだのかも知れません。

児童がウズラの卵を食べているところを誰も見ていないので分かりませんが、

上から口に放り込むと、気管に直行し危険です。

 

あるいは、食物や飲み物を認識する機能が弱かったり、弁が正常に機能しない体質だったのかも知れません。

 

気の毒で仕方ないのですが、現場の教員としては、どうすることも出来ないですね。

 

保育園の事故のケースでは、すりおろしたリンゴで誤嚥事故。

 

食べ物をすぐ飲み込まず、口に入れたままにする幼児って、

結構います。

お腹がいっぱいだからなのか?

美味しいからずっと口に入れておきたいからなのか?

不味いが、吐き出すと怒られるので口に入れたまままのか?

口に食べ物が入った状態で仰向けに寝かせると、

食べ物が喉に詰まる危険性があります。

多分、保育園での事故は、このような状況で起こったのだと思います。

 

誤嚥事故ってよくあります。

咳き込んで吐き出せば大事に至りませんが、

気管に入ってしまうと窒息します。

 

うどんや蕎麦などの麺類でも起こります。

和菓子でも起こります。

ご飯でも

フォンデュを食べている最中にビールを飲み、急激に冷えたチーズが気管に張り付いて窒息という事故もありました。

 

誤嚥事故対策としては、

よく噛んで食べる習慣を身につける。

ゆっくり食べる。

上から口に放り込まない。

一度に沢山口に入れない。

咀嚼した食物はしっかり胃に送り込むこと。

 

それから

気管に入り込んだ食物を吸引する機械(道具)があります。

その吸引器を各クラスに設置するとか・・・。

 

あるいは、給食の在り方自体を見直すか?

給食を提供するにあたって教育委員会あるいは学校と保護者が契約を交わすとか・・・

 

まあ、止めれば一発解決、学校や教育委員会が責任を問われることはありません。

そもそも給食って?

敗戦後、アメリカが導入したものですね!

パンとか牛乳とかチーズとかバターとか・・・

いわゆる欧米風栄養源

戦後は食糧難でしたし

栄養失調の子どもも多かった。

やむを得ない事情があったのは確か。

 

そして現代・・・

給食って必要かな???

 

 

 

 

 

 

 

Yahooニュースより

 

・・・転載開始・・・

 

2/26(月) 19:12配信

 

男子児童らに提供された2月26日の給食の献立。メニューはごはん、牛乳、みそおでん、海藻サラダで、おでんの具材としてウズラの卵が入っていた=福岡県みやま市提供

 福岡県みやま市教育委員会は26日、市内の小学1年生の男子児童(7)が給食をのどに詰まらせ、死亡したと発表した。献立のおでんに入っていたウズラの卵を詰まらせ、窒息したとみられるという。

 

 市教委によると、26日昼に教室で給食を食べていた男児が吐きそうなそぶりをみせたため、担任の教員が背中をたたいたが、吐くことができず、自分で立っていられない状態となったという。隣の教室の教員らとともに心臓マッサージや人工呼吸を実施し、ドクターヘリで病院に運ばれたものの、死亡が確認された。

 

 ウズラの卵は長さ3センチ、直径2センチで、これまでも給食でたびたび使われていた。市教委は当面、給食でのウズラの卵の使用を控えるほか、大きな食材は小さく切って食べるといった指導を徹底するとしている。

 

 みやま市の待鳥博人教育長は「起きてはならない事故が起きてしまった。大変重く受け止めている」とのコメントを発表した。

 

 日本小児呼吸器学会気道異物予防ワーキンググループ代表の今井丈英医師(小児科)は「ウズラの卵やプチトマトなどは、つるっと滑って吸い込んでしまうことがある。食品の大きさに注意し、しっかりかんで食べてほしい」と指摘する。

 

 厚生労働省の調査によると、2014~19年に食品をのどに詰まらせるなどの誤嚥(ごえん)による窒息で、14歳以下の子どもが80人死亡している。ゼリーやリンゴ、ブドウなどが原因となっていた。

 

 消費者庁は、ミニトマトやブドウといった球状の食品は丸ごと食べさせると窒息するリスクがあるため、乳幼児には4等分にするなどの対応を呼びかけている。(西田慎介、小川裕介)

朝日新聞社

 

・・・転載終了・・・