TBS番組に「方言札の再来」「差別行為」 沖縄出身・二階堂ふみ「方言禁止」企画が物議…広報「歴史的背景を十分検討できておらず」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48c57d0d5604ea7976df34fd49983d04688c05

 

 

 

バラエティ番組「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)の「方言禁止記者会見」。

「どんな役も見事に演じ切る俳優さんでも、自身の出身地の方言には釣られてしまうのではないか?」を検証するもの。

今回、沖縄県出身の二階堂さんが沖縄弁の質問につられることなく、方言を話さずに「標準語」で返答できるか?!

過去に別の俳優さんで同様の企画を放送した際は好評だった・・・。

 

番組終了後、批判殺到!

「こんな企画が通ってしまう無神経さ。『方言札』という沖縄差別を知らないのだろうか」

「方言札の再来じゃん。TBSがこんな露骨な方言差別をやったら絶対にダメだろう」

「沖縄出身者に『方言禁止記者会見』をやらせるの普通に植民地主義的でエグい」

「沖縄出身の人に『方言禁止記者会見』を課すのは、戦前に日本帝国が方言を禁止した史実をなぞる差別行為です」

 

あの~

「標準語」って、

明治以降に制定されたものです。

それまで日本には「標準語」なんて存在しませんでした。

ただし、例えば篤姫・・・

島津から将軍に輿入れする際、

徹底的に、薩摩言葉を洗い流し、

関東弁を話せるよう教育を受けました。

でも、参勤交代の際、各藩大名らは、お国言葉で将軍に謁見していました。

 

明治維新って、天皇を担いだ薩長土肥が徳川を倒した政変です。

とうことで、明治初期の政府中枢では関西弁や薩摩弁が普通に飛び交っていました。

日露戦争頃まで、軍部でも関西弁や薩摩弁で話す軍人が多くいましたね!

 

天皇陛下や皇族らも、

明治、大正あたりまでは都(京都)言葉というか、皇族特有の雅な言葉を使っていました、

昭和、平成、今上天皇は、やや標準語っぽい都言葉を使っています。

 

そもそも東京都って、東の「京都」という意味なのでは?

 

なぜ「標準語」を制定する必要があったのか?

先ずは、軍事面ですね。

軍隊では、命令が正確に伝わらなければならない。

そこで、政府は、新政府の拠点となった江戸の庶民が話す関東弁を「標準語」と決めたのです。

別に「大阪弁」とか四国、九州方面の言葉でも良かったのでしょうが、

江戸界隈の言葉のほうが何かと便利だったのでしょう。

 

そういった歴史や経緯を、今の東京人は知らないのではないかな?

もう一歩踏み込んで言うならば、関東は、関西勢や西日本勢、九州勢に制圧された地域なのです。

明治新政府は、関東人が樹立したのではなく、

関西、西日本、九州人が作ったもの。

それを忘れているのではないでしょうか。

 

東京人は大阪弁や関西弁を嫌います。

なぜ?

アレルギーかな?

あるいは、幕末・明治維新時の騒乱時が蘇るトラウマ?

それとも

ただ単に、関西をバカにしたり下に見たりしているのか?

大阪弁を聞くと笑い出す東京人がいます。

なぜ?って聞くと、

「漫才聞いているみたい」って・・・

 

どうやら、今回のTBS・・・

標準語成立の経緯も知らぬ、

間抜けなディレクターやスタッフがしでかしたのでしょう。

 

沖縄弁は当然のこと、

テレビや映画では普通に標準語を話す地方出身の俳優やタレントに、何が何でも方言を喋らせようとする企画・・・。

簡単に言うなら、地方出身の俳優やタレントの「ミスや失敗」を笑い飛ばすのが目的。

 

これの「何」が面白いのか?

ブログ主には全く理解できません。

 

レベル低過ぎですね。

 

しかも、標準語が圧倒的優位で、

地方の方言は格下というニュアンス、

バレバレです。

 

この番組を企画した奴、低能確定ですが

この番組を観て笑う奴ら、

救いようがありません。

 

 

 

 

 

Yahooニュースより

 

・・・転載開始・・・

 

1/22(月) 21:31配信

 

 バラエティ番組「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)の2024年1月18日放送分の企画がSNSで物議を醸している。沖縄県出身の俳優・二階堂ふみさんが「方言禁止記者会見」に挑戦するという企画だ。

 

 

 X(ツイッター)では「方言札の再来じゃん。TBSがこんな露骨な方言差別をやったら絶対にダメだろう」「『方言札』という沖縄差別を知らないのだろうか」などと批判の声が寄せられている。

 

 TBSは、J-CASTニュースの取材に対し「沖縄の歴史的背景についての十分な検討ができておりませんでした」と回答した。

 

■沖縄の言葉を話した人は、「方言札」の罰を受けた

 

 番組は、沖縄県出身の二階堂さんが沖縄弁の質問につられることなく、方言を話さずに「標準語」で返答できるかという企画を放送した。

 

 17日に番組公式Xが番宣投稿をすると、22日までに次のような批判の声が寄せられ、物議を醸した。

 

「こんな企画が通ってしまう無神経さ。『方言札』という沖縄差別を知らないのだろうか」

  「方言札の再来じゃん。TBSがこんな露骨な方言差別をやったら絶対にダメだろう」

  「沖縄出身者に『方言禁止記者会見』をやらせるの普通に植民地主義的でエグい」

  「沖縄出身の人に『方言禁止記者会見』を課すのは、戦前に日本帝国が方言を禁止した史実をなぞる差別行為です」

 

 1879年、独立国家だった琉球王国が廃止され、沖縄県として日本に組み込まれた。沖縄県の学校では、明治時代から昭和中期まで、本土の標準語使用を推進する政府により、沖縄の言葉の使用を禁じられた。沖縄の言葉を話した人は、次に話す人が現れるまで、罰として木板で作った「方言札」を首からぶら下げた。

「今回の企画が差別的であるとのご指摘は、私どもとして真摯に受け止めており、今後の番組制作に活かして参ります」

 J-CASTニュースが22日、TBS広報・IR部に番組制作の経緯・意図、批判の受けとめ、今後の対応、再発防止策を尋ねると次のように回答した。

 

「当該企画は、『どんな役も見事に演じ切る俳優さんでも、自身の出身地の方言には釣られてしまうのではないか?』を検証するもので、過去に別の俳優さんで同様の企画を放送した際は好評だったこともあり、沖縄の歴史的背景についての十分な検討ができておりませんでした。

  今回の企画が差別的であるとのご指摘は、私どもとして真摯に受け止めており、今後の番組制作に活かして参ります」

 

(J-CASTニュース編集部 井上果奈)

 

・・・転載終了・・・