温泉マニアが 憧れる
青森県は
八甲田山中の秘湯
酸ヶ湯温泉(すかゆ温泉)に
行って来ました
とても 良い場所で
良いお湯 だったので
備忘録として 書き残しますね
青森市内から1時間
ブナ林に囲まれた
その道中は
5月中ば だというのに
こんなに雪が
年間降雪量が 約17m
日本で最も遅くまで
多い年は 6月中ばまで 雪が残る場所
標高は1000mも無いのに
上高地みたいな 高原の空気で
秘湯感 たっぷり
改装され モダンな造りの
部屋と談話室もあるものの
基本が 湯治場なので
ロビーや 館内の奥は 昭和レトロ
窓の外は 熊笹と
芽吹き始めた ブナ林の新緑
もちろん
熊 住んでます
一週間前に 出ました(笑)
食事は 湯治食で少なめ
どれも 新鮮で美味しく
特に 豆乳の味噌汁は絶品
こんな
山奥にあるにも かかわらず
この宿が 有名な理由は
お湯の良さと
体育館くらいある 大きさの
総ヒバ造りの 千人風呂
*酸ヶ湯温泉のHPより お借りしています
そして
昔ながらの 混浴!
と言っても 今の時代
浴槽の一部に 衝立があり
湯浴み着の 着用も可能で
他に 男女別のお風呂もありマス
千人風呂の 浴槽は二つ
一つは
「四分六分(しぶろくぶ)」
熱いお湯ですが
ゆっくり入っていられないため
身体の温まり方は
四分六分 なのだとか・・
こういう日本らしい
洒落たネーミング いいな!
(そんなに 熱つ熱つでもなかった。42℃くらい?)
*酸ヶ湯温泉のHPより お借りしています
二つめは
「熱湯(ねつのゆ)」
湯温は
四分六分より ぬるいのだけど
身体がよーく温まるので 熱湯
なんと 足元から湧いている
ド新鮮な 源泉掛け流し
混浴エリアなのですが
AMとPMの 8時〜9時は
女性専用となり ゆったり入浴
もうね
流石に すごい湯なのでして
身体の悪いところが
ピリピリ ジワ〜っとするんですよ
*酸ヶ湯温泉のHPより お借りしています
夜の仙人風呂は
ぼんやり明かりが灯り
幻想的で とても美しく
神棚もあって
それはそれは きちんと祀られていて
行き届いた
掃除が 気持ちよく
湯に磨かれて 削られた
ヒバの大樹の上に座り
広島から来られた おばさま達と
湯の中で おしゃべり
働いている 従業員の方も
一緒に入って いろんな お話し
笑って笑って
お肌 つるつる
素敵な 旅の思い出
総ヒバ造りの建物は
金属(釘)を 使っていないのだとか
温泉成分のために 使えない
そして
こんな雪深い 山奥で
チェーンソーも 無い時代に
ここの山中で 切られた木を使用
扱いの難しい樹を
すごく美しく丁寧に 隙間なく
大勢の人に
このお湯に入ってもらいたい
大雪に耐えられるよう丈夫に
積み重ねられてきた
先人たちの想いと 大工仕事の智慧に
深く感動した夜
湯浴みの後は
夜の散歩と 館内歩き
青森出身の
棟方志功も愛した この温泉には
沢山の絵が 飾られていて
長い廊下の ぶらぶら歩きも楽しい
一泊だけなのが
もったいない
名残りを惜しみつつ
次の旅へ
*温泉成分が流れ込む 地獄沼
*八甲田山の山並み
*大好きなアロマの香り トドマツの樹
*水芭蕉の群生
ここまでの景色
酸ヶ湯温泉から
車で15分くらいのエリア
そして
神々しい岩木山と
青森の 蒼い森
一昔前の
日本のいいものが 詰まっている
酸ヶ湯温泉
すごく良かったので
温泉好きでしたら
ぜひ 訪ねてみてください
紅葉も 美しいだろうな〜
さてさて
旅は続きます・・
石読み + 旅薬