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2024/11/22(金)に閉幕した、
イタリア展【UNTITLED】。
とても実りのある、素晴らしい海外出展でした。
詳細は👇
ふうこの作品の批評文(イタリア語)
そして私の担当キュレーターであるLisaが、
私の作品「Earth Reborn」の批評文を執筆してくれました!
Lisaの直筆サイン付きになります。
イタリア語を翻訳アプリにて日本語訳にしました。
改めてまとめましたので、ぜひご覧ください
批評文(日本語訳)
画像だと文字が小さいかと思うので、
日本語訳を下記に掲載します。
『Earth Reborn』は、普遍的な瞑想の行為であり、
地球の痛みを静かで光り輝く祈りに変換する神聖な曼荼羅である。
それは時空間に浮かぶ円であり、
祖先の守護のような、繊細さで傷ついた地球を包み込む普遍的な原型である。
ここでは、すべての線と記号が無限の言葉を語り、
理性を超越して存在の本質に直接語りかける言葉を語っている。
『Earth Reborn』は、単に地球を表現しているのではない。
地球を体現し、讃え、問いかける。
地球を物体や資源としてではなく、
神聖な宇宙のバランスの生きた現われとして考察するよう私たちを誘う。
「火、水、空気、土」という四大元素が単なる物理的な構成要素ではなく、
宇宙の原理、宇宙の秩序を司る原型的な力であることは偶然ではない。
しかし、この作品が思い起こさせるように、これのバランスはもろい。
これらの要素のたったひとつが破られるだけで、調和は崩れ、
その喧噪の中で、
「世界に住むとはどういうことか?」
という根源的な問いが浮かび上がる。
Fukoは私たちに、この限界の状態について考えるよう促す。
人間は生命の輪の一部でありながら、
しばしばその輪の外側にいるかのように生きている。
【帰属と疎外】という二元論が、この作品の核心である。
地球は叫び声を上げる。
その叫び声は、嵐、火災、戦争となって現れる。
しかし、現代の気晴らしに浸っている私たちは、
その地球の叫び声に耳を傾けないという危険に晒されている。
そして、【地球の再生(Earth Reborn)】は、高い敷居となってしまうのだ。
『Earth Reborn』は、私たちを生命そのものの神秘の前に置き、
耳を傾け、見、感じることを求める。
それは、日常の中に神聖なものを再発見し、
地球が単なる場所ではなく、生きている存在であり、
呼吸し、苦しみ、栄養を与え、責任を求める存在であることを認識するための呼びかけである。
それは叫びであり、何世紀にもわたって人類が決して理解や把握することなく、
自らのものとすることもなかった「他者への共感と愛の呼びかけ」である。
この作品では、時間は停止され、未来が明らかになる。
しかし、それは決定された未来ではなく、可能性であり、始まりなのだ。
Fukoは私たちを実存的な分岐点の前に立たせる。
私たちは断片化し、破壊し続けることもできるし、
粉々に壊れてしまったものを再構成することを選ぶこともできる。
曼荼羅の各シンボルは、私たちが忘れてしまったもの、
すなわち自然とのつながり、神とのつながり、私たち自身とのつながりを再発見し、
思い出すよう誘うものなのだ。
この和解は単に物理的なものではなく、形而上学的なものである。
単なる物質的なものではなく、存在の本質に関わるものなのだ。
この場合、芸術とはもはや表現ではなく、啓示である。
それは、錬金術のプロセスにおける初期段階であり、気づきの前の啓示なのである。
『Earth Reborn(地球の再生)』は、痛みと希望、喪失と再生の間の緊張を私たちに示している。
その中心には、相反するが相補的な2つの力が脈打っている:
【破壊のエントロピー(無秩序な状態)と創造の炎】である。
贖罪についての深く哲学的なビジョンがここに浮かび上がる:
失われた無垢への回帰としてではなく、痛みを認識することによる変容として。
【癒し】とは、傷を否定することではなく、
傷を美へと、調和へと、光へと変換することなのだ。
『Earth Reborn』は錬金術の息吹であり、
地球の嘆きを永遠の黄金に変え、痛みを光に変える曼荼羅である。
Fukoの作品は錬金術的な詩であり、静寂の中に佇む歌であり、
地球の中に、影と光が永遠の抱擁の中で融合する、
神聖な生きた心を再発見するよう私たちを誘う。
リサ・ガレッティ
今回のイタリア展で私が得たもの
「イタリア語は比喩に富んでいるので、
批評文の日本語訳は正直難しいかも知れない」
そうLisaは言っていたのですが、
この言語の特徴の違いこそが、
その国の文化であると感じるので大変興味深いです☺️
個人的には、詩的で哲学的なイタリア語の表現とは、
シェイクスピアの書いた脚本での表現に似たところがあると感じました。
(私は役者時代、シェイクスピアの舞台も立ったことがあるのです🙌)
今回、私は描いた作品のテーマや想いについて、
打ち合わせの時メールで情熱を持って彼女に伝えました。
すると彼女は、それよりも大きな熱量でメールを返してくれました。
決して事務的ではなく、
愛を持ってアートと作家に向き合う彼女の姿勢に、
私はとても感銘を受けました。
今回の🇮🇹展も、彼女が担当でなければ、
私はもしかしたら受けなかったかも知れません。
それだけ、彼女の人柄やアートに対する哲学に共感したのです。
だから不安なく、初のバーチャル展示会を、
そして初の海外ギャラリー主催の展示会を、
完走することができたのだと思います。
そしてアートや世界の歴史、
神話などについて彼女とメールで度々盛り上がり、
これまで参加した展示会の中で、1番楽しい打ち合わせでした☺️
ありがたいことに、こちらの展示会に出展してから、
数々の海外出展のお話を、様々な国からいただきました。
そして今回『UNTITLED展』に出展したことで、
海外出展に対する一つの指標ができたので、
これからは海外出展も、
自信を持って参加することができそうです。
そして、イタリア展の次は、
国立新美術館での展示会。
この『Earth Reborn』の原画の展示を行いました。
こちらについても改めてお客様からいただいた感想を、
まとめ直したいと思っています
第14回 躍動する現代作家展
《会期》
2024/11/28(木)〜12/8(日)
《開館時間》
10:00〜18:00
*12/3(火)休館
《入場料》
一般:1,000円
高校生以下:無料
《会場》
国立新美術館 展示室2C
〒106-8558
東京都港区六本木7丁目22−2 国立新美術館
《公式WEBサイト》
https://www.toram.info/post/yakudou-14
⬇️展示会のレポはこちら
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ふうこのアートが気になった方は、ぜひオンラインショップをご覧下さい
色彩ヒーリングアーティスト ふうこ
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