宝塚『エリザベート スペシャルガラコンサート』批評 | ふうこの★アートでセルフセラピー★

ふうこの★アートでセルフセラピー★

アート(芸術)は心のセラピスト。
私はカラー、パステルアート、歌や演劇などを通して癒されてきました。

こちらのブログでは、セルフセラピーとして描いたオリジナルアートやぬり絵、そして様々なアートにおけるヒーリング効果についてを私の視点から発信しています。

ふうこです。

 

今日はマニアックな演劇論ををとくとくと語ります。

ついていける人だけついてきてください(笑)

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

去年の今頃、大好きなミュージカル『エリザベート』を観に行きました。

チケットは即日完売だったのですが、必死でチケットを取りました。

 

なぜなら私の大好きな元宝塚娘役トップで、

エリザベート役のレジェンドどいわれる花總まりが、

満を持して東宝『エリザベート』のタイトルロールを飾ったからです。

 

 

でも今年はよりチケット争奪が難しく、取れませんでした・・・(泣)

 

 

私はくすぶっておりました。

 

そこで、とあるDVDを購入。

 

それは、宝塚OGたちの演じた

『エリザベート スペシャルガラコンサート』

 

 

 

 

これまで宝塚で『エリザベート』を演じてきた方々が集まって、

コンサートではありますがほぼ全部舞台と同じ衣装とセリフ、歌を披露した公演のDVDです。

(『エリザベート』という舞台は、日本では宝塚で初めに上演され、その後、東宝(帝国劇場)でも演じられるようになりました)

 

私は『エリザベート』が大好きなのですが、

実は余り宝塚版も東宝版も、CDやDVDは持っていません。

 

なぜなら好き過ぎて、毎日毎日観てしまう危険性があるからです(^^;

 

でも、今回くすぶっちゃって思わず買っちゃった!買ってしまった!

 

 

特に感激したのが、日本で『エリザベート』の初演を飾った1996年雪組の主要キャストたちのディスク。

 

 

初演で死神トートを演じ、東宝エリザベートでも長年タイトルロールを演じてきた一路真輝トート。

 

(こちらから画像をお借りしました)

 

そして宝塚で異例の2回のタイトルロール、去年からも東宝で主演を演じるようになった花總まりエリザベート。

 

(こちらから画像をお借りしました)

 

まだまだ宝塚で現役を張っている、私の中のベストオブルキーニ轟悠ルキーニ。

 

(こちらから画像をお借りしました)

 

 

包容力と芝居力の高さで観客の胸を打った優しく厳しい皇帝の高嶺ふぶきフランツ。

 

(こちらから画像をお借りしました)

 

 

まさか・・・この方々の『エリザベート』を再び観られるとは・・・(号泣)

 

(2ディスク目には、初代ルドルフを演じた香寿たつきも・・・!)

 

 

16年ぶりに結成したというこのキャストたちでの『エリザベート』ですが、

みなさんそれぞれ母になったり、

舞台から離れていたり、

ステージを変えて女優として活動していたりと、

 

人生経験を積んだ分、本当にお芝居に深みが出ていまして。

 

実は大学時代、劇芸術学科で毎月観劇に行っては舞台のレポートを書きまくっていた私。

久しぶりに熱く語りたくなりましたので、書きます(笑)

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

まず驚いたのが、男役が久しぶりだった方々の変わらないかっこよさですね。

もちろんそれぞれ年齢は重ねているけれど、立ち振る舞いは当時のまま。

 

宝塚は女性が男性を演じるということやお芝居が大げさであること、

メイクなどが濃くて恐いという批判を受けがちですが、

 

歌舞伎の女形同様、異性を演じる独特の魅力は、

そのままの性を持つ人では出せないのです。

 

だからこそエネルギーが凄いと私は感じます。

 

歌舞伎の女形は、時に女の私から見てもドキっとするほどの女性の色気がありますし、

それと同様、宝塚の男役もふとした仕草がとても妖艶でかっこいいです。

 

 

そして初演雪組の時とのそれぞれのキャストの役作りの違いを、

今回はとても注目しました。

 

 

長くなるので次回につづきます(笑)