お久しぶりです。このところ身内でいろいろありまして10日ほどブログを書く余裕がありませんでした。

ご存知のように12/15に10thシングル「The 5th」がリリースされ、その前後からカップリングMVが公開され、メンバーの動きもCDショップ回りやラジオ出演、そして年内最後のライブという行こラブ会(銀河劇場)まで、話題が多く、ブロガーさんたちの記事も活発で、すっかり追いつけなくなってしまいました。

 

(そらいろさんのブログより。渋谷TSUTAYAのイコラブツリー)

 

書けることは少しずつ書くかもしれませんが、更新ペースも落ちると思いますので、とりいそぎ「The 5th」リリースや最近の話題をめぐる雑感や印象をメモ風にまとめておきたいと思います。

 

・このところの運営の動きの悪さ(具体的にはライブなしの数ヶ月)からスタッフの入れ替わりを懸念する声までありましたが、「The 5th」のスタッフクレジットを見ても大きな変化はみられませんでした(マネージャー1人減)。おそらくPの運営関与が弱まり、ソニー側のセールスプロモーションチーム(1名増)が一段と予算をかけている印象。その分、ソニー側の関与が増えたのかは今のところ不明。


・以前の運営なら「The 5th」を初披露した12/18の行こラブ会はyoutube生配信するか、少なくともアーカイブ配信したでしょう。ファンのことを考えたら、これはとてもとても重要なイベントとなったわけで、しかも今年のライブ納めと言われているわけですから。

 

 

・オリコン初日の95,931枚とかビルボード初動3日140,148枚という売り上げは、オンラインお話会となった「青サブ」以降では非常にいい数字ですが、お話会の完売状況から事前に予測できたもので、その数字が初日に早く出ているとも見えます。

累計でオリコン16万以上、ビルボード20万以上になるようなら大躍進だと思われます。ただ前作からノイミー分のお話会がないにも関わらず、枚数が落ちず、むしろ伸びている点は今のイコラブの勢いを示していることに間違いないと思います。

(参考)最近のオリコンシングル売上データ

    青サブ     シトロン       5th

初日    59,771        79,203          95,931

初週  100,000        93,905        114,129   

累計 163,120(7週)119,628(8週)   

*「青サブ」以降はコロナ禍により握手会ではなくオンラインお話会に。

 また「シトロン」からノイミーのメジャーデビューでお話会はイコラブ単独に。

 

・TypeDの売れ行きが良いとのことで、スペシャルイベント参加券(ライブは応募に3枚必要)やお話会は不要というライトファン、在宅ファンが増えているようで、そういう層では曲だけ聞くのにダウンロードやサブスクという人も多いはずで、オリコンの「合算シングル」週間データ(毎週更新)も注目すべきなのでしょう。

(追記)12/27付のオリコン合算シングルは117,259ptで2位でした。ptとは売上換算ポイントで、CDを1枚=1ptとしてストリーミングが300再生=1pt、ダウンロード単曲2.5DL=1ptという換算の合算になります。CDのみは上記の通り114,129ptで、その他は「シトロン」より増えています。

 

・ビルボードのシングル年間売上ランキングでは「青春"サブリミナル"」(11月発売で昨年の集計に含まれず、今年上半期では19位)が39位、「シトロン」が49位にランクイン、アルバムではイコラブ「全部、内緒。」が65位、ノイミー「超特急≠ME行き」が70位に入っていました。

ちなみに、昨年のランキングでは「CAMEO」が31位でした。

 

 

・カップリング曲については、イコラブのこれまでのユニット曲を含めゆっくり考察できたら、というところです。

カップリング3曲は曲としてはどれもいいですが、しょこ初センターの「BPM170の君へ」は曲もMVも新鮮な感じ(イコラブのコンサートDVDすべてのディレクターだった瀬里義治さんの監督)。「Poison Girl」は4周年コンサートのオーバーチュア映像につながる「不思議の国のアリス」イメージですが、ディズニーアニメが様式化した衣装(ブルーのワンピースに白いエプロン)を全員がまとっている(それもストライプのニーハイソックスで!)というのが最高にたまらないセンスですね。しかも武田舞香先生の振付でした。

 

・しょこ(瀧脇笙古)は(音嶋)莉沙センターの「お姫様にしてよ!」でも割と前列に出る印象がありましたが、待望のセンター曲「BPM170の君へ」はしょこにぴったりの(しょこにしか似合わない)完全な当て書きのすばらしい楽曲です。音楽でBPM(Beats per Minute)といえばメトロノームのような1分間の拍数・テンポのことでBPM150(気持ちのいいアップテンポ)とかよく耳にしますが、BPMのもう一つの意味(1分間の心拍数、ふつうは60〜80ぐらい)と掛けて恋のドキドキを表現したのは、流石の指原Pらしいダブルミーニングの歌詞でしょうか。音楽にしても心拍数にしてもBPM170,180は早すぎですね。

しょこ演じるマラソンランナーの女の子がMVでは主人公ですが、歌詞は「僕目線」なので「君」がしょこになるのでしょう。せっかくなら横浜で撮ってほしかった気もしますが、春海橋公園(豊洲)でも海の見える公園なので雰囲気はよかったです。この曲は5人ユニットでよかった気がしますし、しょこの歌声もより多く聞けました。

なんかイコラブ楽曲の中でもユニークな気がするのは私だけでしょうか?

 

 

・TypeAのDVDに収録された「The 5th MVメイキング」は、内容が濃く、37分と見応えがありました(公式youtubeでのDocumentary of =LOVEが休止している分、MVのメイキングが8th, 9th, 10thと充実しています)。今まで以上にくわしく、長い感じがしました。ぜひご覧ください。

レコーディング時のメンバーの感想は、一様にキーが「高い」というもの(莉沙「過去一ぐらい高い」しょこ「すごく高い」花菜「ファルセットで繊細に歌った」みりにゃ「全部ファルセットで歌った」等)。ファルセットや裏声でかなり歌われているようで、今回メンバーが声を張らない歌い方をしていて、いつもと少し違う印象を受けたのはそのせいのようでした(とくに衣織さんとか杏奈、しょこなど)。

真冬の歌なのに(暑がりだからか)瞳は半袖姿でレコーディングしています。

 

・それぞれの設定もこのメイキングで細かい設定までよくわかりました。

とくに衣織さんは5年付き合って、何も言ってこない相手にじりじりしていたところ、クリスマスに「プロポーズ」された設定で、やはり指輪はただのプレゼントではなく、メンバーによってはプロポーズの意味があったんですね。改めて大胆だなと驚きました。ベンツのオープンカーがお迎えにくる設定の莉沙は「笑いが止まらない」と上機嫌ですね。

みりにゃはアイドルをしていると経験できないオフィスの残業を体験できてうれしいと言っていましたし、杏奈は本屋の店長、舞香は服飾デザイナーと、アルバイトではなく、ちゃんと一定のキャリアを持った仕事をしているのも印象的でした。

ちょっと話題になった(大場)花菜ちゃんだけ外の公園でブランコなのは、近くのマンションに住む幼なじみ同士だからとのことで、公園とかブランコが二人の関係や思い出になっているということで、きちんとした意味や設定があることにも納得しました。

 

・なお、みりにゃの「Poison Girl」MVメイキング裏側がみりにゃの個人チャンネルで公開されていて、面白いメンバーのカットがいろいろあります。