先日からyoutubeで公開が始まったボイスドラマ「絶叫学級 黄泉の誕生編」(全4話)で、佐々木舞香、野口衣織、齋藤樹愛羅が声の出演をしています。アニメではなく、ちょっとイメージ映像が入る声のドラマです。

 

 

「イコラジ」冒頭の寸劇のようなバラエティではなく、本格的な声のお仕事といえます。経験値がそれなりにある舞香と衣織はともかく、樹愛羅が意外でしたが、思った以上の演技で男子生徒役の衣織の幼なじみ詩織役(しかもやや姉的な立場)を演じていて、#3では迫真の演技になってきます。

 

全編はこちらで順次見れます。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLuqVYlHGX4bHRrNUr3FdrJQpjJgzTz5Rp

 

毎回、冒頭で収録風景が少しと、はじめと終わりに3人のメッセージが入ります。

だいたい9分程度、最終話の#4は12分近くあり、聞きごたえがあります。

 

衣織は男の子役の声の出し方でも「衣織の声」とわかり、アニメCVの息づかいや感情の込め方でホラーっぽいお話の緊張感を醸し出しています。#2,#3では心の声(orナレーション)と地の声を使い分けているようでした。とくに#4はクライマックスで感情を爆発させる感じで、見せ場です。

 

舞香は案内役の黄泉(よみ)=優美の二役というか一役というか(およびそれ以外の役の声)で、とくに#1冒頭で語り出す黄泉の声など、最初は舞香の声とは思えないような声色でした。#4で「黄泉の声と私の声がぴったり重なる」という部分など、二人の人物が一人になる場面を巧みに演じています。

このドラマを聞いていても感じますが、舞香は天性の声優というべきか、いくつもの声を持っているのでしょう。イコラブの歌でも「部活中」とか「推しセカ」では、いつもと違う声で歌っていて、初めて曲だけ聞いたときにどこを舞香が歌っているのかわからないことさえあります。

 

イコラブは当初「声優アイドルグループ」をうたって結成されたので、デビュー前に全員が声優や演技のレッスンを受けました。

オーディション応募時から声優志望だった(声優アイドルだからこそ応募した)のは、舞香と衣織ですが、さなつん(諸橋沙夏)もたぶんドラマなど演技経験があると思われます。

 

演技という点では、全員で2018年に2つの2.5次元舞台(けものフレンズ、ガールフレンド(仮))を経験したので、演技や役作りの基礎を学んだといえます。単独の出演では2019年、舞香の「脳漿炸裂ガール〜人間動物園〜」があり、大学の卒業留年のため降板となってしまったものの、さなつんもロックオペラ「R&J」出演予定でした。

(追記)2021/11に諸橋沙夏がJuliet aria「DustBunnySHOW」に出演しました。

 

TVドラマ(舞香&なーたん「幸色のワンルーム」、髙松瞳「本気のしるし」)や映画(なーたん「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」の一話主演)の出演もあり、声優では、アニメ、ゲーム、映画吹替え等にさまざまなメンバーが参加しています。

(追記)2022/1、斎藤なぎさがテレ朝系学園ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」にレギュラー出演。佐々木舞香がKBC九州朝日放送 & YouTubeの10回シリーズ「IDOLS〜Screen Test〜」にレギュラー出演。

 

最近では「サンタ・カンパニー〜クリスマスの秘密〜」(2019.11公開)というアニメで衣織と舞香が天使役をしていました(なお、この作品のイケメン天使役は最近の代アニCMの音楽を作った天月-あまつき-さんでした)。

 

本格的なものとしては、TVアニメ「走り続けてよかったって。」(2018.10、BS11で放映、15分×4話)の主人公・千歌子役を衣織が演じたことでしょう。

(当初の番組予告に佐々木舞香の名前が残っていたので、この時期休養しなければ舞香が演じたと思われます。この件で衣織から舞香に電話があったらしく、励ましたというようなことを復帰後のshowroomで語っていたと記憶します)

 

このアニメは、代アニをモデルにした声優スクールで声優をめざす若者たちの夢と葛藤を描く青春もので、イコラブの「アイカツハッピーエンド」(4th c/w曲)がエンディングテーマに使われています。その作詞・作曲・編曲をしたHoneyWorks(ハニワ)さんがアニメの原作、音楽、キャラクター原案も手がけていました。声優としての衣織はプロの声優たちに引けを取らないもので、千歌子という役を見事に演じていました。

 

「走り続けてよかったって。」は昨年末に豪華特典付きブルーレイが発売され、ちょうど2/25から=LOVE通販サイトで取り扱いが始まるそうです。