はじめに
ニワトリのブログへようこそ!
ハジメマシテの方、ご覧下さりありがとうございます
いつも見てくださってる方(いたらいいなぁ…)、今日もありがとうございます
ニワトリの書く記事は、基本的に過去に起きた実際のお話を思い出しながら書いているものです。
記憶に頼っているのと、身バレ防止のフェイクをたまに入れている為、時々トンチンカンな事を書いているかもしれません
※記事にした事実自体に、フェイクはありません。
ニワトリ家の方々
ニワトリワタクシ。
プンさん伴侶。いつもプンプン怒っている。
フラさん長子。ぼんやり生きている。
ネズミさん次子。おやつを掠め取るのが得意。
オッさん三子。やる事なす事オッサンくさい。
今は仕事をしていないニワトリですが、過去に色々な職を渡り歩きました。
その中で今回は、会社の代表から存在自体を無視されて心折れてしまった時のお話をしようと思います。
ここではその会社を仮に「メンデス」と呼びます。(メンタルを破壊(デストロイ)してくるので)
※同名の会社がもしあったらすみません…。
本当の社名は全く違います。
仕事を辞める時の理由は人それぞれだと思いますが、ニワトリが仕事を辞める理由の大半は、人間関係で心が病んだことでした
仕事内容が嫌で辞めたことは一回もないので、単純にニワトリのコミュ能力が低いんだと思います。
メンデスは、前職で心を病みながらも働かなければならないので求職して見つけた会社でした。
前職で病んだ理由は、やっぱり人間関係。
あまり人間関係に食い込むと、自分が辛くなるのは分かっていました。
ただ、ニワトリは感情移入しやすいタイプで。
映画でも感動系は見たらすぐ号泣するし、人の愚痴を聞くと自分のことのように感じてしまいます。
前職ではさんざん痛い目にあったので、今回こそは人間関係に線を引き、仕事以外の話はなるべくしないようにしようと思っていました
メンデスでは事務仕事をしたのですが、そこでは優しく仕事を教えてくれる先輩社員さんが何人もいました
初めはあまり深く関わらないようにしようと思っていましたが、皆さん優しく接してくださり次第に病んだ心も次第に癒えてきているような気がしていました
仕事中は、分からないことを聞いたら優しく教えてくれる。こちらからも、分かることは出来るだけ伝える。
ランチに行ったり、休日に出かけた時のおみやげを頂きながら、おでかけ先でのお話を聞いたり。
なるべく、皆さんの心の内面に触れないように気を付けながらも、交流ができていきました
そんな感じで社員さん達とはまずまずの人間関係を築き始めていたニワトリでしたが、ずっと嫌なことがありました。
それは、社長の悪口です。
メンデスはよくある零細企業で、社長のワンマン経営でした。社長以外は役職者がいない、本当のワンマン。
なので、
社長がダメと言ったらダメ。
社長が絶対正義。
そこまでなら何とか理解できるんですが、、
ワンマンなら割とあるあるですし。
社長は勤務時間中に、良く喋りました。
仕事以外の話を。
昨晩食べたもの、今日の夕飯の予定。
週末の予定のための段取りの話。
ニュースを流し見て知ったゴシップ話。
取引先の悪口。
社員の悪口。
社員の家族の悪口。
延々と喋ります。一人で。
喋るだけならまだ耳を(精神的に)塞げば良いんですが、同調するように強いてきました。
作業中でも、他の社員さんと打ち合わせをしていても、おかまいなし。
自分の話を聞いてくれないとご機嫌ナナメ。
少しでも悪口対象の擁護をしようものなら、一気に機嫌が悪くなります。
機嫌が悪くなるとどうなるか。
次は怒鳴り始めます。
気に入らない社員さんには直接言わずに、その上司を呼びつけて延々と怒号を浴びせ、自分の思い通りにならない取引先に電話をかけて文句を言いまくり。
スッキリすると、居眠りをします。
これが、ニワトリが入社してから退職するまで、ほぼ毎日のルーティンでした。
ずっとそうやって生きてきたんでしょうね。
「みんな、俺の事が嫌いなんだろう」
時々、社長が自虐的にそう言っていました。
恐らく「そんなことないですよぉ〜」と言われたかったんでしょうが、皆一回は文句や怒号の標的にされたことがあるので、そんな事は言いません。
言わないので、更に不機嫌になり怒鳴り散らしていました。
そんな社長が、自分が嫌いになった人間を辞めさせたい時に取る方法が何種類かありました。
無理な要求をし、出来なかったら叱責する。
叱責は本人ではなく、上司に行う。
嫌味をチクチク言う。
意図的に存在を無視する。
何人もの人が、辞めていきました
優しく教えてくれた先輩社員さんも、どんどんいなくなりました。。
人がいなくなるたびに仕事の負荷が上がっていきましたが、残った皆で踏ん張っていました。
そんな時、とうとうニワトリが標的になりました
ニワトリの仕事に不満があっても、絶対ニワトリ本人には言わず、上司が呼びつけられていました。
また、ニワトリが退勤した後、事務所で皆に向けてニワトリの悪口を言われていたこともあったようです。(それが本人の耳に入ってきてるのが何とも言えない)
そして、徹底的に無視をされました。
朝の挨拶、退勤時の挨拶は全無視。
流石にコチラが聞いたことに対して答えないという事はあまりありませんでしたが。
あれだけ普段ペラペラ喋るくせに、ニワトリから聞かれたことに対しては「あぁ」「◯◯に聞いて」等、無表情での返事でした。
ニワトリが聞いた時はまともな返答をもらえず、後で上司を介して返答をもらった事もあります。
皆、同じ部屋にいるのに(笑)
ただ、ニワトリもその頃は社長とあまり関わりたくなかったので、そこまで辛いとも思ってませんでした。
年末になり、仕事納めの日が近づいてきました。
「◯◯に何時に集合?誰か拾ってくれる〜?」
社長がまた喋り始めました。
◯◯は、地元の居酒屋の名前です。
何の話?と思いながら仕事をしつつ会話を聞いていると。(うるさいので耳を澄ませなくても聞こえてきます)
どうやら、会社の忘年会の話のようです。
へぇ〜、忘年会あるんだ〜?
私は全然聞いてないけど。
いつの間にか、ニワトリ以外のみんなは日程を知らされ、参加するかどうかの確認も終わっていたようです。
へぇ~、そこまでするんだぁ。
行きたいわけじゃないですが、モヤモヤは残りました。
時が経ち、季節は夏に近づいていた頃。
社長がいつものお喋りをはじめました。
「今度のバーベキューの用意はどうしようかなぁ〜?肉は俺が用意するけど」
バーベキュー?何の話??
はじめは、また家族でやる予定の話を延々としたいんだろうなと思って聞き流していました。
「◯◯支店(メンデスの別拠点)に頼むかぁ〜?あっちの近くでやるし」
えっ、会社行事なの????
また何にも聞いてないけど。
その昼休み、よく一緒に昼食を食べていた方にその事を聞いてみたら、気まずそうな顔をして。
「あぁ〜、そうなんだよね。会社全体でバーベキューをすることになって。ニワトリさんは忙しいかなって欠席になってたよ」
聞かれてもないのに、勝手に欠席にしたの??
ああ、こうやってずっと会社の輪からつまはじきにされるんだなぁ。
行事が終わったあと、楽しそうに笑っているみんなの写真や動画を見せられて、
「楽しかったよ〜アンタはいなかったけど♪」
を繰り返されるんだなぁ。
案の定、バーベキュー前後の一、二ヶ月間ずっと、社長はこの話を延々とし続けていたので。参加していないニワトリもずいぶん話の内容に詳しくなりました声大きすぎ
そう思ったら心底嫌になりました。
業務中はまだいい。仕事の会話や進行に支障がなければ、ニワトリの存在を無視してもかまわないです。
けれど、そういう人間関係に関することから意識的に除外すること、それを本人にあからさまに伝えること。
いなくてもいい人間なんだと思い知らされて、ニワトリの体が透明になった気がしました。
その後もうしばらく耐えましたが、他にも無理だなと思うことがあり、退職に至りました。
その会社のクチコミを見ると、たいがい同じようなマイナスな内容が書かれていて笑えます。
これ以上、あの社長の被害に合う人が増えないといいのですが、、そういう会社に限ってなかなか潰れないんですよね〜。不思議。