いつからこうなってしまったんだろう
東京の街に飛び出して、、夜ふかしをする

小さい頃から母親は私を邪魔者扱いしていた
私のせいでお父さんはいなくなったんだと毎日のように聞かされていた


高校生になって母親が再婚してからはもっと居場所がなくなった

そこから私の生活は変わっていった
家に居場所がなくて、夜遊びをするようになった

『今日は24歳の理佐さんという人だ』
『どんな人だろうか』

そんなことを考えながら、都会に街に足を急がせる

駅のホームを出ればきれいな女性が立っていた



由「理佐さんですか?」

理「あ、うん」
 「由依ちゃんだよね?」
 「はじめまして」

第一印象は、大人のきれいな人だった

由「早速ですけど、何食べます?」
いつもどおり、スマホでお店を探しご飯を食べるはずだった

理「そういうのいいから、ついてきて」
いつもの流れと違って戸惑っていると強く手を握られる

不思議と抵抗をしようとは思わなくて黙ってついていく

由「あ、あの、ここって、、」

理「夜遊びする由依ちゃんならここがどこかわかるんじゃない?」

由「初めて会う人とは、、、」

理「ほら、いこっ」

強く手を引っ張られ、それについていく

こういう夜遊びをしていると一度や二度来たことはある

基本私は女の人としか会わない
ここに来るとしても、行為をしたことがない

戸惑っていると受付を済ませた理佐さんが私の手を握り歩いていく

『ガチャ』

理「はい、どうぞ」

先に入れられる

理「とりあえず、服脱いで」
さっきの優しい声とは違い低い声でそう言われる

由「いや、それは流石に」

理「ほら、早く脱いで」
優しい顔なのに、目が微笑んでいない

由「理佐さん、落ち着きましょう」

理「由依ちゃんの希望の2倍は出すから」

由「お金はもらってないです」

理「やってることは同じでしょ」
 「お金払うんだし、いいじゃん」

 「一回くらい抱かせてよ」


ジリジリと距離を詰められてベッドに押し倒される
その上に理佐さんが乗ってきて、上から見上げる

理「脱がせてあげよっか」
理佐さんの笑顔が怖くなる

そういい、私の服に手を伸ばす理佐さんに思わず声をあげる

由「や、やめてください」

理佐さんの手に思いっきり噛みつく

理「いたっ」
 
 「なーんだ抵抗できるじゃん」

理佐さんは私の上から降りる

由「帰ります」

理「帰すわけにはいかないよ」
帰ろうと立ち上がる私の手を握る

由「離してください」

理「こんな夜遅くにこんなところから出てきたら補導されるよ」

由「っっっ」



理「おいで」
手を引かれ理佐さんの膝に乗る

握っていた手を離され、私の頬を撫でてくれる

理「泣かせるつもりはなかったんだ」
その一言で自分が泣いていたことに気づく

理佐さんが私を優しく抱きしめてくれる


理「一つ聞いてもいい?」

由「貴方に言うことなんて何もありません」

理「そんな怖い顔しないで」
優しく貴方を撫でられ、その手が私の気持ちを穏やかにしてくれる

由「聞きたいことってなんですか?」

理「なんでこういうことしてるの?」
 「性欲発散ってわけじゃなさそうだし」

理佐さんの手が私のスカートの中に入ってきて、太ももを撫でられる

由「ん、、ぁ」

理「うぶな反応」クス

由「うるさいです」
 
理「私の話から先にするとね」
 
 「由依ちゃんのSNSをたまたま見つけたら、、、」
 「『貴方の居場所になりたい』って書かれててちょっと遊んでやろうと思って話しかけたの」


 「だから、すぐラブホに連れて行こうとしたんだけど、、」
 「手、握ったときに無理にこういうことしてるんだなって、、」

理佐さんは話しながらも私の手を握って安心させてくれる

理「由依ちゃんに初めて会ったのに惹かれた」
 「好きになっちゃった」

理佐さんのクシャっとした笑顔に思わず見とれてしまう

理「だから、話してくれない?」

この人なら私のことをみてくれるかもしれない
そう思って私は口を開く



由「、、、、」

 「親に、ゴミ同然の扱い方をされてて、、」
 「居場所がなくて、こういうことをはじめました」

理「怖くないの?」

由「小さい頃から、人の怖さを知っているから、、もう怖くないんだと思います」
 「それに、色んな人にあったら、誰かしら私を愛してくれるかなって」

理佐さんがまた私を抱きしめてくれる

理「ねぇ、由依ちゃん、、」
 「もう、私以外の人と会わないで」

 「居場所がないなら、私のとこに来ればいい」
 「一人養えるくらいのお金は持ってるから」

由「何言ってるんですか」
思いがけない発言に思わず笑ってしまう

理「私は本気だよ」
私の頬を撫でながら真剣な表情で私を見つめてくる

理「由依ちゃんに実際会うまで、私のストレス発散に使おうと思ってた」
 
 
由「そう、なんですね」
少し怖い発言に私はその一言しか返せなかった


理「別に私のことを好きにならなくてもいい」
 「だけど、毎日会って」
 「なんなら、一緒に住もう」

由「そんなこと急に言われても、、、」

理「じゃあ、今から私の性欲の発散に使って終わったら警察にぶちこんで、補導されるのとどっちがいい?」

由「そんなの脅迫です」

理「由依ちゃんはまだ、優しい人としか会ってないかもしれないけど、世の中には怖い人たちがいる」
 「そういう目に由依ちゃんを合わせたくない」

由「余計なおせっかいです」
 「人は選んでます」

理「さっき私に、のこのことついて来たくせに」

由「それは、、、」

理「違うくないでしょ」

 「由依ちゃん、お願い」
 「こんなこともうやめて」

 「私がこんなこと言える立場じゃないけど、、」

補導されるのが嫌だったのだろうか、、理佐さんのお願いに私は素直に応じる

由「わかりました」
 

理「ほんと?」 
 「一緒に住んでくれる?」

由「一緒には住みません」

理「由依ちゃん一人くらい養えるよ」
 「居場所は私が作ってあげる」

由「たまになら、お泊りします」

理「まぁ、まだ高校生だしね」
 「お泊まり来てくれるなら許す!」

 「その代わり、週3でお泊まりね」

由「分かりました」

またきつく抱きしめられる

気になっていたことを聞く
由「あの、、好きになっていいんですか?」

理「もちろん」

由「私、高校生ですよ?」

理「別に問題ないでしょ」
 「歳なんて関係ない、、」


『ちゅ』

由「な、、なななにいきなり」

理「由依ちゃんに好きになってもらうために」
 「こういうこと慣れてもらわないと、、」クス

 「あとさ、由依ちゃんて処女なんだね」
 「こういうこと慣れてると思った

由「べ、別にそこ言わなくていいじゃないですか!」

理「図星だった?」 

 「面白い」

由「そんなに笑わないでください」
ケラケラ笑う理佐さんに少し怒った表情をする

理「ごめん、ごめん」

 「でも、無理やり襲うことはしないから」

由「そうしてください」

そして今度は私からキスをした

由「仕返しです」

理「こ、今度そういうことしたら容赦しないよ?」
顔を赤くする理佐さんに私はケラケラ笑う




今日も私は理佐さんに会いにいく、、、、

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読んでいただきありがとうございます
忙しいときほど妄想話が思い浮かびます
今週は毎日投稿できそうです
ではまた。