ざっくり運用って言うけど、中身は結局どんな内容なんだろう。

 

運用と言っても役割はその現場によって分かれていて、オペレーターやヘルプデスク等、基本的にはマニュアルに沿って対応するような入門にあたる職から、実際に障害対応や改善作業をする実務、サービス全体の管理者等、様々な仕事や役職が存在する。


同じオペレーターでも、現場によって仕事の範囲は異なり、異常を検知したら機械的にシステム担当者へ連絡をするだけの仕事から、検知した内容によって判断が必要になる仕事まである。


前者は仕事の範囲がはっきりしていて、恐らく対応マニュアルも整備されている現場だろう。

オペレーターの裁量があまり無い分、システム担当者がその分の仕事を請け負うことになる。


後者はオペレーターとシステム担当者の境界が曖昧になりやすく、システム管理の方法としては改善すべき点が多くあるものの、オペレーターが日常業務を広範囲に渡って見ている為、改善案が実現されることは難しい場合が多い。


そう言った様々な現場はあるが、オペレーター→担当者→管理者というキャリアは大抵の現場で共通したものである。


オペレーターの内に運用の基礎を学び、その後にシステム担当者となることで、どのように改善して行けば、より良い運用ができるのか、と言う考え方は身につきやすい。


では、ITインフラの運用に於けるオペレーターの仕事内容について、もう少し掘り下げてみよう。