ご心配をおかけしました | 庭田清美オフィシャルブログ

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きよみんのトライアスロンライフ

皆さま、ご心配をおかけしました。
たくさんのコメントも頂き、ほんと申し訳ないです。

実は、バイクの最終回に入るところで左ふくらはぎが痙攣、昔の言葉で言えば「こむら返り」というやつにやられ、足が動かせなくなってしまい、集団に置いていかれました。
手で思いっきり押さえ約1分後、やっと緩んだので、諦めず走り出しましたが、坂で右ふくらはぎが攣り、このままでは倒れると判断した私は左のペダルを外そうとした瞬間に、また左ふくらはぎが攣ってしまい、両足痙攣のまま倒れてしまいました。
歩道に運ばれるまで、足の痙攣は治まらず、そのままリタイアとなってしまいました。

トレーニング中でも起こらないことが一年で一番の大舞台で起きてしまい、この気持ちが言葉になりません。

プロとしてもう二度と同じ失敗は起こしてはならないので、原因をコーチと一緒に探っています。
筋疲労ではなく、ミネラル不足による痙攣だと思います。
涼しい場所でも脱水には気を付けていたのですが、それ以上の配慮が必要だったということです。
コーチはUSAのスポーツ医科学の博士と話をしたりして、間違いなくそうだろうと言っていました。

ITUのライブを見ていた方には、興奮させておいてガッカリでしたね。
申し訳ないです。

でも見ていてください!私を。
いつか皆さんを「あっ!!!!!」と驚かせてみせますから。


話は変わりますが、ローザンヌでは日本チームと合流し、楽しい時間を過ごしました。
初めて会うジュニアの子やU-23の選手たち。
可愛い選手ばかりです。
なかには私とご両親の年齢が近い子もいるでしょう。
(怖いので確認はしませんでした。)
なかなか名前が覚えられないのですが、女子の名前はだいたい覚えました!
男の子は何故か皆同じ顔に見えてしまって、まだ全員覚えてません。
(ちょっと余裕がなかった証拠かな?)

エイジ選手では、あの愛知のジャイコと強豪エイジのテツローさんと良くお話しました。
テツローさんとトライアスロンについて話をすると、勉強になることいっぱいです。
さすがだなぁ、って感心しました。
ジャイコは職場が変わったとかで、以前よりも生き生きしていて、なんだか私も嬉しくなってしまいました。

やっぱりトライアスロンはいいですね!
嬉しい思いも、悔しい思いも、楽しい思いも、辛い思いも、このスポーツを始めてから味わっている。
だから私は毎日が楽しいし充実している。
幸せだ!

最近、ちょっと変わったなぁ、と思うことがある。
それは、他の女子選手たちが、共に頑張ろうとしているとところ。
以前はライバル視バリバリだったところがある。
確かに今でもライバルだが、今では全員世界を目指しているという感じがする。
そして何より、数人の選手はもう三十路周辺だ。
今年で36歳になる私が頑張っていることは、彼女たちにとってもプラスになっているのではないかとコーチは言った。
彼女たちは私に何でも聞いてくるようになった。
以前の私は少しつっぱっていたところもあったが、今は違う。
アドバイスできることがあれば、もちろんする。
それらが彼女らにとって、悩みの解決に繋がるのなら、いくらでもする。
私の失敗も成功も、役に立つのであれば、嬉しい限りだ。
だからこれからも私は頑張る。
自分がもうこれ以上は出来ない!と笑顔で言えるまで頑張る。
いや、頑張りたいのです。

今回は皆さまにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
大きな怪我ではありません。
次は9月24日の北京ワールドカップに向けて頑張りますので、応援よろしくお願いします。

最後に、実は今フランクフルトです。
トランジットの時間が5時間、JALのラウンジで過ごしています。
快適です。
ここから成田に行き、そこでまた5時間。
そして木曜日の朝にブリスベンに到着です。
また成田から更新しますね。
相変わらず写真なしでごめんなさ~い!