病まずに
健康な姿で現れるあさひは
今も変わらない君の幸せだろう
雲の間を溶かすように射してきながら
枝の間をひっくり返すように表しているその日差しは
今も幸せな笑みを失っていない君の瞳だろう
眩しくて迎えあうのも怖い
色眼鏡をかけてもまぶしくなるこの苦しい朝の肖像画は
やはり今も変わらなく君を恋しがる孤独だろう
世のすべてが君の幸せのように
朝鳥を鳴かしながら木の葉を青く揺らしても
独り枯れていく草一株が視線を生け捕りにするのは
大事な何かが知らないうちに失っていく怖さだろう
この朝に
何も変化がなく太古から守ってくるこの朝に
やはり何も変わることなく憂鬱なこの朝に
再び君のもとに