ずれずれ更新の土俵祭の記録。

今回で最後です。

 

 

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前回記事より)献酒後~

東方より榊

続いて

祭祀具が脇行司から下ろされます。

 

 

祭主・脇行司それぞれが

残った三本の白幣を手に取り

土俵を下ります。

 

 

 

方屋開口

祭主は付け人より軍配を受け取り

再び土俵中央へ上がります。

 

 

祭主が軍配を左右に振り

故実を言上します。

 

大阪場所の会場は声の反響が大きく、

伊之助さんの朗々としたお声が

“こだま”しておりました。

 

 

祭主は土俵を下り

付け人へ軍配を渡します。

 

 

 

鎮め物

祭主は

「縁起物(勝ち栗、昆布、するめ、洗米、塩、かやの実)

を半紙で包み、水引で結んだもの=鎮め物

を持って土俵上へ。

脇行司も同時に東西より上がります。

 

 

土俵中央に開けられた穴に鎮め物を納め、

次いで御神酒を注ぎます。

 

 

上から土をかぶせます。

ぱらぱら、、、。

 

 

ずさささーーーー。

 

 

※ちなみに鎮め物を納めた穴は↑↑

土俵祭終了後、

呼出しさんによって完全に埋められます。

(写真は平成31年初場所土俵祭より)

 

 

話しは戻って、、、

土俵を下り

祭主は瓶子を受け取ります。

 

 

瓶子を持って土俵上へ。

 

 

祭主が徳俵へと献酒します。

 

向正面側→西側→正面側→側の順です。

 

 

東側の行司さんズ。

 

祭主が土俵から下りた後、

脇行司が列席者(力士・行司以外)に御神酒を捧げます(【直会】)。

 

杯は正面中央から西へと順番に回されます。

 

 

 

触れ太鼓土俵三周

立呼出しを先頭に

太鼓二基が土俵を反時計周りに三周し、

これで土俵祭は終了します。

 

 

 

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祈りを捧げた日から

とうとう明日で大阪場所千秋楽

 

「平成」の大相撲も幕を閉じ、また新たな時代が目の前に待ち受けています。

 

そんな中

時代が移り変わっても

「引き継がれ、変わらないもの」があるのは本当にすごいこと。

 

今回は

自身の勉強と備忘録代わりに記事を作成しました。

もしまたいつか

土俵祭を見学させて頂く機会に恵まれたら、

今度は

“記録”はそこそこに、

祭祀の神聖な空気を

“記憶”に残せたら、、、と思っています。

 

 

残りあと一日。

皆様のご活躍を心から願って。