今日は母の日でした

私は記念日を記憶して何か贈り物をするということが苦手なので、それを子供にもしてもらおうと思わない


息子には何も求めてないし、私の母は死んじゃったし、もう母の日関係ないわあと思っていたら、亡くなったお母さんを偲んでお花やお供えを上げている方がアメブロにはいらっしゃった……

なるほど、お供えか、そうよね


死んだ母に対して、どうも私は薄情な方だな〜

それを別に良くないとは思わないが、ただ事実として、他の人より母親の死に受けたダメージが小さいようだ


母には愛着や恩を感じている

でもいてくれなきゃ困るまでは思わない

とりわけ好きなタイプの人間ではなく尊敬もしていない

縁の深かった人がいなくなってしまったというだけだ(だけ、ってのも変だが。縁の深い人がいなくなれば通常、充分悲しいと思われる)


生前の母と関わった時間の長さが関係あるな

30年世話になった末に実家を出て、そこからは母と密には関わらず、そしてある日突然死んでしまった。

介護はしていない。


「きみのバラが、きみにとってかけがえのないものになったのは、きみがバラのために費やした時間のためなんだ。人間は、このたいせつなことを忘れているんだよ。尽くしたものに対しては、いつまでも責任があるんだ。守らなきゃいけなんだよ。」


と星の王子様に書いてあるらしい。読んだことないから知らないけれど笑


でも解る

私の子供は乳幼児期にハイメンテナンスだった

当時、私は自分のほとんどの時間を捧げ、彼に尽くした。

だから私は子供を余計に愛している。気がする。


私は母には子供として世話になっていた側で、そのあとは世話をしたことがない

介助・介護が必要になったお母さんを持ち、毎日毎日母親の快適さと幸せを気にかけて面倒を見、介護サービスの手配をするなどし、時間と心を捧げてお母さんに尽くした人達と同じ気持ちな訳がない


花もなにも供えなかったけれど、ちょっと母を思い出し、「これが供養です!」ということにした

でもその思い出す時にさえ「あの時手助けしてくれなかったな〜」「困っていたのにほったらかされたな〜」と軽い恨み言と共に思い出すのだから、ほんとに薄情というか何というか……

別にネグレクトとかされてないのにコレなので、ずっとケアされる子供の立場でいるとこうなるんだろう


そんで子供の頃は母親に世話をされ、結婚したら妻に世話をされ、子供には尊敬しろと感情的な世話を求める、そんな「古風な男」がいつまでも自己中心的で幼児性が抜けず愛情表現が稚拙なのは、自分が心と時間を費やして他者の世話をしたことがないからでは?と、急に閃くなどした笑


そうだそうだ、きっとそうだ

金を稼ぐことで育児をした気になってるかもだけど、結果的に間接的に子の役に立ってるだけであって、仕事は育児じゃない

男はただでさえ共感性低い人多いのに、子供の面倒を見てないんなら愛情なんか生まれないし、愛情持ってたって母の抱く愛情とは比べるべくもないんじゃないかなーー