4コース目にして遂に発症してしまった味覚障害ですが、その2においても例外なく、ケモから3日もすると塩分が感じられない舌になってしまいました
ただでさえ悪阻モードで苦労して食べているのに、味覚障害が追加されると、はっきり言って食べたくなくなっちゃうんですよねぇ
それでも食べない事には闘えないし、3~4日間程度の話なので、多少は無理をしてでも食べましたけど
他には血管痛、骨髄抑制に伴う貧血、指先の痛み、骨痛、腰痛と、抗がん剤とG-CSF(好中球を増やすための注射)が原因となる副作用のオンパレード
それでも口内の痛みはなくなってくれたのが、不幸中の幸いだったかな
ところが…これは恐らく白血球が減少して免疫力が下がっている事が原因だと思うのですが、「とびひ」みたいなのが出て来てしまったんですよね
ただでさえ、指先が痛くて困っているのに…
それでも実は密かに楽しみと言うか、希望と言うかを持っていたんです
それは何かと言うと…造影CTの撮影
ABVD療法は2回1セットで1コースなのは以前にも説明しましたが、コース数はステージによって決まるんです
私はステージⅣ、つまり進行期(Ⅲ~Ⅳ期)に該当していたので6コースの投与を予定していましたが、限局期(Ⅰ~Ⅱ期)であれば、4コースが標準治療となるんですよね
で、何に期待していたのかと言うと…それは言わずもがなで、実はステージ判定が間違っていただけで、既に病巣は消えているんじゃないのと言う事
この時点で既に寛解していて、残りの2コースは念のため、とどめを刺すための治療だったら理想的だな~と勝手に思っていたんです
しかし結果は…甘い幻想に終わりました
でも治療開始時に比べたら明らかに病巣は減っていて、部分寛解なる言葉を頂く事はできたから、それが励みにはなったかな
それに造影CTに写ったのは単なる病変の痕で、既に活動性はなくなっているかも知れませんしね
ただし、それを確認するためにはPET-CTを撮影する必要があり、抗がん剤治療中は余計な反応を映してしまう可能性がある事から、取り敢えずは予定通りに6コースを終える事が最優先となったのでした
つまり何も変わらなかったと言う事です
それでも、この回で全工程の2/3が終了、残りは片手で数える事ができるようになっただけでも嬉しく思えたのだから、どんな事でも気の持ちようで見え方は変わるって事ですね
【おまけ】
その頃に長女は8歳の誕生日を迎えたんですよ
タイミング的には比較的、副作用が治まった後だったので割と楽でしたが…やっぱり健康な身体の時と比べたら話にならないぐらいダメダメでしたので、来年はしっかりお祝いしてあげなくっちゃ