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 前回のお話はこちらです。

 

 

 

 

 LITALICOジュニアとは

幼児から高校生までを対象とした全国各地に展開している民間の療育教室で、ザックリと3タイプの教室があります。

 

 

 

  1. 自治体の補助が出る未就学児向けの教室 (児童発達支援)
  2. 自治体の補助が出る小学生~高校生向けの教室 (放課後等デイサービス)
  3. 全額自費の幼児から高校生までの子どもを対象とした教室 (幼児教室 / 学習塾)

 

 

 

※息子が通ったのは3の教室です。

※情報は2020年当時のものです。

 

 

 

 

 LITALICOジュニアに通塾して良かったこと3選

 

  1. 親も劇的に成長できたこと
  2. カリキュラムを柔軟に調整してもらえたこと
  3. 強力なメンタルサポーターに出会えたこと

 

 

 

 

以下、それぞれ詳しくご説明します。

 

 

 

  1. 親も劇的に成長できたこと

 LITALICOジュニアでは子どもの療育を通じ、親がどのような接し方や環境設定をすると双方に好影響を及ぼすかを学べます。子どもが授業を受けている間、親は別室のモニターで様子を確認できるため、「こんなふうに声をかければいいのか!」「なるほど、この段取りは家でも真似しよう。」など、良いところをダイレクトに盗むことができたのが非常に良かったです。親が子どもの特性に合った接し方や環境設定ができるようになると、結果として子どもの安定にもつながり、好循環を生み出しました。

 

 

 

  2. カリキュラムを柔軟に調整してもらえたこと

 カリキュラムは最初の面談時に、指導員の方が保護者のヒアリングを基に作成して下さいました。しかしこのカリキュラムは固定ではなく、実際の授業の様子を見ながら、「このスキルはもう定着したので、ステップアップして〇〇もやってみませんか。」「こんな部分も取り入れていくのはどうでしょうか。」など、こまめに提案・調整をしていただけました。授業前に話したちょっとした幼稚園の出来事についても、即興で授業の始めに取り入れていただいたこともあります。これは個別療育最大のメリットではないかと思います。

 

 

  

 3. 指導員の方に強力なメンタルサポーターになってもらえたこと

  「何かあれば、指導員の〇〇さんに相談すれば大丈夫。」そう思える存在が1人いるだけで、精神的なストレスは激減しました。特に私の場合、夫は単身赴任で不在、両家の両親は遠方で不在と孤立無援状態でしたので、あの指導員さんのおかげでどれだけ精神的に救われたかわかりません。あの方との出会いは、我が家にとって非常に大きなものだったと今でも感謝しています。

 

 

 

 

 LITALICOジュニアの今後に期待したいところ3選

 

  1. 授業料の見直し
  2. 授業動画の取り扱い
  3. モニターカメラの画質改善

 

  

 

 

以下、それぞれ詳しくご説明します。

 

 

 

 1. 授業料の見直し

 9ヶ月特化型コースを受講した総費用は、914,650円でした。1ヶ月にして10万円以上の投資となります。品質と価格のバランスを考えると何を削るかは非常に難しいですが、コース内容をもう少し簡略化して、ひと月2~3万円くらいで抑えることができれば理想的だと思います(←言うのは簡単)。例えばですが、コースに含まれている2回のペアレントトレーニングは、個別対面ではなく集団オンラインでも十分だったように私は感じています。

 

 

 

  2. 授業動画の取り扱い

 LITALICOジュニアはノウハウ流失を防ぐために様々な取り組みをしており、教室内での録音・録画・撮影を一切禁止にし、授業の記録は電子データではなく必ず紙で手渡しでした。これが我が家にどんな問題を引き起こしたかというと、夫婦間の更なる温度差でした。いくら毎回私が授業内容を口頭で説明しようと、授業記録を見せようと、実際の授業を見ていない夫は全くピンときません。着々とアップデートされる私と、そのままの夫。夫婦が足並み揃えて支援体制を整えられるように、せめて夫だけには授業動画を見せてもらえたら良かったなと思います。

 

 

 

  3. モニターカメラの画質改善

 LITALICOジュニアは子どもが授業を受けている間、保護者は別室のモニターで様子を見ます。もちろんこれだけでもとても勉強になりますが、欲を言えばもう少し画質が良いと、子どもが今何を書いているのか、子どもがどんな表情をしているか、など細かく様子を確認することができて更に良かったなと思います。