ニワタマ時感:10月6日(日)……かつては兄弟、ついこの間までは子供、そして今は孫の世代と働く! | ニワタマブログ

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鶏がさきか卵がさきか

ニワタマ開店当時のアルバイトスタッフは、僕らと同じ世代がほとんど。中には、チョッと年上のメンバーもいたりしたが、どちらにしても、せいぜい離れて10歳位。だから、プライベートでは、兄弟ができたような感覚で、仕事終わりにみんなを誘って、よく飲みにも出かけたりした。今の時代では、アウト!らしいが、そんなことを微塵も気にせずに共に行動することができた時代だ。

 

そのうち気がついたら、子供の世代のスタッフたちに入れ替わっていて、なんと今では、孫の世代と一緒に働いている始末だ。

 

そんなことを実感せざるを得ない出来事が、この数日の中で起こった。

 

りょうがの山形のお父さんとお姉ちゃんが、ニワタマに来てくれたのが、ちょうど一週間前。お盆に帰ることができなかったりょうがの陣中見舞いを兼ねての来札だった。お姉ちゃんは大学生。就職も決まって、実家に帰っていたところ、便乗して一緒にやってきたらしい。

初対面の挨拶の時、僕の想像の中のお父さんとは、全く違う人が目の前にいた。とにかく若いのだ。背が高いりょうがより長身で、短髪の青年がそこにいたのだ。歳は44,5とは聞いていたが、はるかに若く見える。改めてりょうがの年齢を思い起こした。そうか……そうなるよな、と。

 

その2,3日後に、まるで申し合わせたかのように、今度は、あんのお父さんとお兄ちゃんがニワタマにやってきた。お父さんの出張で来札したので、その帰りに、わざわざ立ち寄ってくれたのだ。お兄ちゃんは大学生で、只今あんと同居中。初のお目見えだ。その日は、あんが出番だったので、彼女の仕事姿を見ることができたと、二人とも喜んでくれていたようだ。ジーンズ姿で登場したりょうがのお父さんとは違うスーツ姿。仕事帰りだったからしょうがない。でも、やっぱり若いお父さんがそこにいた。あんもお兄ちゃんも背が高い。そして、お父さんも然り。背丈も歳もりょうがのお父さんとほぼ同じと、あんが教えてくれた。

 

早くに結婚した、僕の友人の子供もすでに40歳を超えている。そして、その子供たちは、つまり、あいつにとっての孫たちは、あんやりょうがと同じ世代だ。

 

心の中に確かにいる20代の僕に、今の僕の体がついていけないと、時折、いや、しょっちゅう嘆いてしまうのは、当たり前のこと。認めざるを得ない。どうもがいたって心の中の20代の僕が命令するようなスピードでは、60代後半の僕の手足は動いてくれないわけだし、かといって、あきらめるわけにはいかないし……だから、若い力を借りながら、前に進むしかない。ニワタマの物語を続けるには、これしかないしょっ……!

 

今、僕らは、孫たち世代の手を借りながら仕事してます。

 

20代後半で始まったニワタマの物語は、来春で40年目のページに入る。この長い長い物語を続けれる限り、まだまだ綴っていきたい。今は、そう願うのみ!