ニワタマ時感:11月23日(木)……ランチョンマット | ニワタマブログ

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先日、素敵なプレゼントがニワタマに届いた。

ニワトリの絵柄を刺繍した力作のランチョンマットだ。

 

ニワタマの駐車スペースの脇のドアノブに、白いビニールの手提げ袋が引っかかっているのに気づいたのは、ご予約のお客様たちが帰ってすぐのことだった。たまたま用事があって、駐車スペースを通り抜けようとした時、その小さな袋が目に入った。もしかしたら、先ほどのお客様の誰かが、車のドアを開ける時にヒョイとノブに引っかけて、そのまま忘れて帰ってしまったんじゃないだろうか?。取りに戻ってくるかもしれない。そう思って、中身を確認もせずにその場を後にした。

閉店作業に追われているうちに、すっかりその存在を忘れてしまい、「お疲れさまでした!」と、その日は店を後にして帰ってしまった。

 

翌日、店に来た時に、まだあの袋がドアノブにぶら下がっているのを見て、その存在を思い出した。取りに来なかったんだとつぶやきながら、いったい何が入っていたんだろうと、恐る恐る袋の中を覗いた。もし、食べ残しの料理だったら処分しなければならない。

すると、このランチョンマットが、メッセージメモと一緒に入っていた。「母が作ったランチョンマットです。差し支えなければ、お店で使ってください」そんな内容のことが、その小さなメモ用紙に綴られていた。なんと、ニワタマへのプレゼントだったのだ。でも、いったい誰から?そのメモには、差出人の名前がなかった。いろいろ考えた結果、昨日ニワタマの駐車スペースを利用したのが、あの常連さんたちだけだったことに気が付いた。おそらく、慌ただしく仕事をしている中、声をかけるのをためらって、あそこにぶら下げて帰っていったんだろう。今度来た時にお礼を言おう。その常連さんたちは、30年以上、毎月一回必ずニワタマでコースの予約をして下さるお客様たちだ。こちらから、お礼の電話をかけたりしたら、かえって恐縮させてしまう。お礼は今度にしよう。万が一違う可能性もあるし……。

たまたま、ランチョンマットにぴったりサイズの額縁があったので、それに収めて店の入り口付近に飾らせてもらった。ランチョンマット本来の役目は果たせないが、何かを乗せて使うにはもったいないし、この素敵な刺繍が見えなくなってしまう。

 

今日、その常連さんたちのご予約があった。

そして、彼らがプレゼントしてくれたものではない!ということが判明した。「もし私たちだったら、必ず手渡しする」もう30年以上のお付き合いだ。そう言われて、もっともとだと理解した。

 

それでは、これはいったい誰からのプレゼント?

全く見当がつかない。

 

「とっても素敵なランチョンマット、本当にありがとうございました。一針一針、ニワタマの為に心を込めて刺繍をしてくださったこと、感謝しております。ニワタマの宝物がまたひとつ増えました。お母さまにくれぐれもよろしくお伝えください。」

 

ブログの場を借りてお礼申し上げます!