エリスロニュームアメリカナム（キバナカタクリ）
あまりにもゴタゴタが続いたので、ゴールデンウイークに撮った、カワイ娘ちゃんたちの写真をアップするの忘れてたよ。小雨振る中、実家の庭で、あまりにも可憐に咲いていたので、ニューマイデジカメ（親父さんにもらったばかりのおさがりだけど、かなりの優れもの）を取り出してカシャッ！。試し撮りを兼ねてさらに数枚、カシャッ、カシャッ、カシャッ。
９０過ぎの親父さんに「なんて花？」って聞いたら、一回聞いただけじゃ覚えられそうもない、この花の長い名前をスラスラと答えてくれたのには、恐れ入ってしまった。さすが、未だ裸眼で新聞を読める、ボケを知らない人のなせる業だ。その時慌ててメモした紙片も、さっき探したら、ポケットの中でクシャクシャになっている始末。良く捨てられずに、ここにしがみついていてくれたものだと、その踏ん張りに感謝しながら、彼女たちの名前のキーを叩いた。「エリスロニュームアメリカナム」、今調べたら、日本名で「キバナカタクリ」というらしい。植えられてから花を咲かすまで、６～７年もかかるんだとか。なんかそれを知っただけでも、いとおしく思えてしまう。頑張り屋さんなんだね、君たちは……。
そういえば、ここ数日、世の中の流れに飲まれ、おぼれそうになっていて、溜息をつく暇なんてなかった気がする。すっかり忘れていた。
「ホッ」。これは決して溜息なのではなく、この写真が与えてくれた感嘆のホッ！也。
このまま溜息を忘れることなんてできないんだろうか。そう思った途端、残念、いつもの溜息が漏れてしまった。