2014 ☆IRONMAN LANGKAWI☆
熱い熱いレースがいよいよスタート!!
AM 7:15 エリート選手がスタートし、その後エイジグループが順々にスタートする
桟橋から4人ずつ計測マットを越えた選手から順番に海に入りスタートした
わたしは、比較的前の方からスタートでき、スタートタイムは7:27だった。
1.8㎞沖に向かって泳ぎ、右に折れてターンして戻るシンプルなコース
450m毎にブイがうってあり、25m間隔で小さい旗が立っているので、コースを外れることはほとんどない
ただ、ブイ横は混み合いバトルがあるので、少し離れたところを泳いでいく
とにかく折り返してまでは、リラックスして泳ごう!そう決めて泳いだ
波はほとんどなく泳ぎやすく、いよいよターン!あと半分だ!!
無事に折り返したことで嬉しくなり、後半はペースを少しあげる
あと1㎞きったところ辺りで、ムニュッと何かに触り驚いて見ると、大きなクラゲ!!
オレンジ色したボテっとしたクラゲに触ってしまい、とっさに蛸のように避ける…
大丈夫なのか…⁈ 暫く不安で仕方なかった
恐怖心からバトルのあるブイ近くにコースを変更
やはり選手にぶつかったりして泳ぎにくかったが、クラゲに触るよりは、と残りを泳ぎきった。
スイムフィニッシュ辺りは、浅い海底の泥がまきあげて真っ黒で何も見えない
ボランティアの方が桟橋に引き上げてくれる
スイムフィニッシュ!
まずまず!さあ、バイクだ!!
何よりもパワーになり、笑顔がこぼれた
トランジッションでの着替えでは、マレーシアのボランティアの方々がお手伝いしてくれる。有難い♪
おかげで素早く着替えも終了~
一度トイレに行き、バイクスタート!
コースの下見ができなかったので、全てが初めてでした。
思っていたより、登りがキツイ。。
ただ、90㎞を2周回なので1周すれば2周目は調整できる
朝作っておいた赤飯の塩おにぎりを3つ食べ、羊羹2本を食べた
モンキーゾーンと呼ばれるコースがあり、猿がたくさんいた
道に飛び出してくる猿もいて、何かを拾って食べていた
途中のエイドステーションのメディカルで、仲間が休んでいてリタイアだと知る
途中すれ違った時にとても辛そうだった…風邪が悪化したよう。。
バイク90㎞でトランジッション近くまで戻ってきて、2周目に入る
楽しみにしていた、朝預けたスペシャルニーズを受け取る
補給食にオススメだと聞いて作っておいた、ピーナッツバターハニーサンドウィッチ
食べやすいように1口サイズにしてラップで包んでおいた。
しかし、、、気温30℃を超える炎天下のアスファルトに直接置かれていたため、ホットサンドに。。
OS1もホットになっていました。
スタートして5時間くらい経過しているので、お昼の12時をまわったところ。
食べられないかも⁈ と不安でしたが、少し食べてみると大丈夫そうだったので、一気に食べる!
これは、本当に美味しかった~
そして2周目、やはり登り坂がキツイ
バイクから降りて歩いている選手もいる
わたしは降りないぞ!と抜いて行く
後半はランのことを考えていた
何と言ってもフルマラソンが待っている
足を使いきってしまい走れなくならないよう、余力を残しておきたい!
そう思いながら、バイクのフィニッシュが近づくと嬉しくてたまらなかった
バイクフィニッシュ!!
仲間が「おかえり~~っ!」と迎えてくれる
またまたパワーをもらう
バイクタイム 7:09:23
6時間台で走りたかったというのが、正直なところ
そして、トランジッションで着替えをしてランへ
ランは4周回
とにかく暑かった…
1周目のエイドで水をかぶる
この時、シューズがズブズブになってしまい、後悔することになる
ただ、思っていたより足が動く!
走れる!!
このままいけばラン4時間くらいでフィニッシュできそうだ!
そう思い、目標は12時間台と設定する
エイドでスイカや水をたくさん飲んだ
氷をもらい、暑いのでウェアの中に入れたりして体温を下げていた
その時は冷たくて美味しい!と、
しかし、、
急に寒気がして、お腹が痛くなる。。
そして、走れなくなった
水あたりだった…氷がダメだったのだ。
確かにレース前までは、飲食店でも氷には気をつけていたのに、レースに夢中になり忘れていた。
そして、暑かったのだ!
腹痛でトイレにこもり、悔しくて涙が止まらなかった
そして、歩きまた次のトイレへ
水は飲めず補給もできなくなった
次のエイドまで歩く中、次は脱水状態で歩くのも辛くなりしゃがみ込む
もうダメだと思い、なんとかエイドステーションまで辿り着き、メディカルテントで休む
タンカーに乗るか?と聞かれたが、やめたくない!!
ただ、その思いだけだった
ただ、走る選手を見ながら悔しくて涙が溢れるばかりだった
メディカルテントで持って来てもらったコーラとバナナを2本食べて、少し復活してきた
そして、歩きに近いランでなんとかスタートする
しかし、トボトボと歩きペースで泣きベソかいていた。。
すると、チームメイトとすれ違う
わたしは思わず弱音を漏らしてしまっていた…
「泣くなっっ!!」
いつも練習を一緒にして、このレースへの思いを誰よりも知っていてくれる仲間からの一言
そう喝を入れてもらい、なんだか目が覚めた!!
わたし、なんで泣いてるんだろ。
そう思うと、気持ちも切り替わってきた
お腹痛くなればまた歩けばいい
それまで走ろう!
そして、また走り出す
少し休んだおかげで、足はまだまだ動く!
そして、1時間くらいロスしたけど、13時間台でフィニッシュする!!
そう目標を設定した
あと20㎞だ!
一度はつぶれてしまったけど、立て直すことはできる!
13時間台でフィニッシュするにはギリギリのタイムだった
4回目のイーグルの背中をみて、フィニッシュゲートへ走りこむ
そして、フィニッシュ!!!
トータルタイム 13:58:59
最高の気分でした~~☆☆
途中で喝を入れてくれた仲間
走ってる間、日本やハワイからアスリートトラッカーで応援してくれていた仲間たち
そして、日頃の練習やモチベーションを上げてくれる仲間たちやコーチ
頑張ってこい!と送り出してくれた家族
全てのおかげでIRONMANとなれました!
一人では絶対にできなかった
ここまで来ることができたのも仲間たちのおかげ
本当にありがとう♡♡♡
IRONMAN !!!
とんでもないスポーツだけど、最高のスポーツだ!
IRONMANが教えてくれたこと
それは、一人では決してできないということでした。
人生という旅の中で出会ったこのスポーツは、いろいろなことを教えてくれます
自分の限界を越える時に見える何かを求めて
そして、大切な何かに気づくために~~
だからまた、次の挑戦への道は続いていくのだろう!!