カスタム種族をこじらせてくると各キャラごとにテクスチャ作ったりなんてことがザラかと思われますが
色味調整はややもするといかにも「色相シフトしました!」「彩度下げました!」
みたいな、そんな仕上がりになりがち。
そこでできるだけナチュラルに色合せ・加工をするための自己流手順を。
GIMPでやってるけどPhotoshopにも名前は違っても同じ機能が必ずあるはずなので
写真屋派の方も応用してどうぞ
ファイル名は気にすんなキャラ名だよほぼフルカスタムだから個別にテクスチャあんだよヽ(`Д´)ノ
まず加工をしたいテクスチャを用意します
それを複製x2(複製A・Bとする)
ベース/A/Bの3つになります。
複製Aにコントラストや白黒など各種加工を施す
画像は白黒化→コントラスト
これについては各人の好みや求める色味でも変わってきますんで
いろいろ試して操作とソレの結果を把握していきましょう
加工が済んだら複製Aを色反転
複製Bにレイヤーマスク。Whiteで。
複製Bのレイヤーマスクについさっき加工した複製Aを合成
コピペで持ってきましょう
すると色の濃い部分ほど発色の良い透明度の高いレイヤーが出来上がる
左側の画像は下敷きになってるベースが見えててわからないけど
サムネイルがカナーリ透明
放置していたベーステクスチャの彩度・明度いじりスタート
(心配ならもう1回複製してベースのバックアップ)
ベーステクスチャで基本の色味や肌の明るさを決める
彩度明度をいじると陰影まで変化する→それが「加工しました感」に大いに寄与
…ということで、加工感を打ち消すべく先ほど作った半透明テクスチャが出動
半透明側は陰影部分が強いので、オーバーレイ・透明度調整・色相操作・コントラスト…
何でもいいです、好きな操作で陰影の色を調整します。
(陰影以外も透明度が高いとはいえ薄く残っているので全体に影響はありますよ)
足りなければ半透明レイヤを複製して色々な加工やブレンドモードで追加調整
-顔テクスチャとの色合わせの場合はこの操作をプラス-
別のツールのカラーピッカーを起動する
↓
色相・彩度・明度の調整モードにする(元テクスチャを編集する方が合わせやすいハズ)
↓
顔テクスチャの下端の色相・彩度・明度をチェック
↓
身体テクスチャの首の端の部分をチェック
↓
勿論、この2色が近ければ近いほど色があっている
↓
妥協できるところまで数値を合わせたら色補正の実行
-色合せの追加操作、ここまで-
↓
半透明レイヤを合成
↓
出力
合わせたつもりなのに後で違和感を感じたら追加で編集します
大丈夫、顔色と整合性持たせたまま操作できる、超簡単
合わせたはずなのに違和感のある件のテクスチャを用意します
複製します
…で、先述の半透明テクスチャを作った時の作業をします
ここから、今回の追加操作
半透明テクスチャにもう一度レイヤーマスクをWhiteで。
黒から白のグラデーションで首の継ぎ目付近を完全に透明にすることで顔色との整合性は確保
こんなやり方なのであまりに大きな変化があると
首付近でグラデでフェードアウトさせているとはいえバレます
…が、色合せし終わった後のものなので基本的には微小な差になるはず。
だから多分大丈夫。大丈夫。
首方面を透明にすることで顔テクスチャへの影響を切りました
…ということで納得行くまで再編集するといいです!
ちなみに
赤みを抑える処理だけでも
ベーステクスチャの上に…
・半透明テクスチャを好みの彩度に落とした上で使用
・半透明テクスチャを白黒にして使用
・色反転してレイヤの透過度を調整して使用 (色反転=ベーステクスチャの補色→足すと灰色)
などいろいろな方法がありますんで複製を作って保険かけつついじくり回すと吉
本当に一部分だけ修正したい場合は
(上に別レイヤーを乗せて)いらない部分を黒で塗ってマスクを作り
半透明テクスチャにレイヤマスクで合成することで
効果範囲を限定した半透明テクスチャを作ることができる
その際に、マスク用のレイヤーを最後に結構強めのぼかしをかけておくと自然
(もちろんかなりソフトなブラシを使った上で!追い打ち!)
色調補正の結果
これがこうなって
そうなるとこうなって
首の継ぎ目隠してもなお拭い切れない違和感ー!
なので上述のように体側のテクスチャを作りなおして
(というかXeniusRaceのRM用テクスチャは色以前に胸毛がry)
で、その結果
こうなって (まあ大体継ぎ目埋まった?)
でもじつは陰影が赤すぎる問題があったりして
赤い。腿の内側とかヒドイ。
そんなこんなでテクスチャを再編集したついでにこの記事を作り
…ま、まあ許容範囲…?
くらいまで来た…てな感じです。(まだ微調整中だったり)
そもそも肌色濃くしろよっていうのは禁句です
Xenius Race Compilationは、整った顔のキャラが作りやすいよ(゚∀゚) (ステマ
*余談*
トリカラーパレット
これが本当に便利。
3枠あるので1つか2つを顔Texの首の数値を控えておいた上で
体Texの色を確認できるという…!
そんでもってHSVもあるので、今の色の違和感は
・そもそも色相がズレてる
・色相は合ってるけど暗い/明るい
・彩度が違う
そういう情報が、色をピックしてすぐ分かる訳ですよ。
なので、うちで色合せする際はトリカラーパレットが大活躍しております。