NifSkopeのマテリアルや色関係のメモです。
巻末付録にカラーコードとニフスコ謎数値の対応表。
マテリアルの数値の部分をダブルクリックすると色の数値を入力する方式で色設定
255を1としたあまり見かけない方式のため非常にやりづらいです
色マークを押すと色相・彩度・明度の方式で指定が。
しかしこれはアナログ感満載で#999999みたいなキリの良い数字にするのは至難の業です。
こちらだと色コードにリアルタイムに反映されるためいくらか目当ての数値にしやすくなります。
各マテリアルの解説…の前に、背景が真っ黒で物も黒いと見づらいのでそちらの設定を。
光源の色も変えられますが、下手に色を付けると
実際のゲーム画面で「あれ?」という結果になりますんで、基本は無彩色(Sunny Day)のデフォ設定をおすすめします。
その下が環境の色。背景・ノード・アクティブ項目の色が変えられます。
真っ黒より深緑の背景が作業しやすくて好きです(当社比)
あとは、ドット絵の透過部よろしくマゼンタや黄緑といったあまり出てこない色にするのもいいかもしれません。
ノードとアクティブ項目は透明度も変えられます。
説明のために例を撮ろうと思ったらうまくいかなくて結局別のテクスチャ当てました('A`
--Emissive Color--
画面を見た感じ影に色がついていますが、これは周囲の明るさに左右されずこの色を維持します。よって、発光しているように見えます。
発光といってもこのメッシュの話なので、周囲に光を投げかけるような効力は持ちません。
そういうのはCSを使ってLightなんかのエフェクトを当ててどうぞ。
イメージとしては弱いケミカルライトや蓄光パーツの感じ。
また、この設定の他にグローマップ(例:file_g.dds 目のテクスチャに多い)も発光の色味に関係しています。
--Ambient Color--
テクスチャの絵(色)が優先されるのでここで設定した通りの色になる訳ではありませんが、ディテールアップに役立ちます。
このキスフライは美味しそうな感じを増すためにAmbientが淡黄色になってる
--Diffuse Color--
この設定をいじってもしっかり色が変わります。Ambientの時となんとなく色の付き方が違います。一般的には無彩色(特にグレー~白)が当てられていることが多いです。
AmbientもDiffuseも真っ赤にするとベタ塗りレッドと言った感じに色がつきます。
この発色の感じは、アルファを使うほど透明ではないけれど
いくらか光を透過する素材の表現にいいかもしれません。
赤いプラスチック、こんな感じじゃないですか?
--Specular Color--
Specular Colorは鏡面反射の色、ハイライトの色という認識でだいたい合ってる。
画像のようにハイライトだけ色が変わると光源が緑色のように見えるので、基本的にはAmbientやDiffuseとセットで使うものな気がします。
うまく使えばハイライト周辺だけ色味が違う、見る角度で色が違って見える塗料のような複雑な風合いを出したりもできそうです。
Diffuseに設定された色の彩度が強いと負けてしまっていまいち反映されない悲劇の色でもあります。
ほとんどのnifは#000000が設定されていると思います。
この手の色の金属を見るとカラビナ思い出すんだ…。
マテリアルの設定だけで指輪に緑のカラーフィルムを貼ってみた。テクスチャそのままでもこれだけ色が変わります。
銀とか金とか銅とか、金属パーツの色違いはこっちで表現するのもアリかもしれませんね。
iPodのカラーバリエーション、作り放題ですよ。(世界観無視)
色を設定する際に急に赤に戻る変な挙動を示すことがありますが
完全に無彩色(黒~白の辺)になっていると「無彩色なんだから何色でもいいだろ」という、どう見ても余計なお世話が作用して赤に戻されてしまうんです。余計ですね('A`
そんな訳で、赤じゃない色を設定するときは無彩色の辺に触れないように気をつけましょう。
色相が動いてくれないのもまた「無彩色なんだからry」というNifScope側の怠慢で、初期カラーが黒やら白やらの無彩色で始まっている場合に陥りやすい問題です。
色の○をちょっと引っ張って、適当な色味をつければ色相カーソルが回るはずです。
***巻末付録 キリの良いカラーコード・数値対応表***
※実際はいくらか幅があり、0.67~0.70が#11だったりします。
#00…0
#11…0.070
#22…0.135
#33…0.200
#44…0.270
#55…0.335
#66…0.400
#77…0.470
#88…0.535
#99…0.600
#AA…0.670
#BB…0.735
#CC…0.800
#DD…0.870
#EE…0.935
#FF…1.000