アフリカへ靴を売りに行く営業を任されました

ある朝出勤すると部長から新規開拓で市場調査に

行って来いと頼まれ航空券を渡されました

見たこともない木々が生い茂ったジャングルを

心もとない通訳ガイドと一緒にかき分け

ようやく一つの村にたどり着きました

さぁ靴を売る営業だと張り切った矢先

出会った人々はみな裸族でした……

 

同じものを見てもみんなそれぞれ見方とか考え方が

違っていてその後の未来や結果も大きく違うそうです

 

例えばコンビニのレジで店員がもたもたしているのを見て

早くしないかなとしかめっ面する人や

そんなことを気にもせず手元のスマホの画面にくぎ付けの人

怒鳴り散らして後ろのお客さんもびっくりするくらい声を荒げる人

同じ人でも急いでいる時と比較的時間がある時とでまた違う

私の場合黙って微笑みながら焦らせず作業してくれるような

空気を出すのかなと思います

 

ビッグデータとかマーケティングとか経済活動を調査する

ノウハウやテクノロジーは日々進化しているけど

人間観察ってヒトにしかできないしこれって

企業で頭悩ませている人の盲点なのかもしれなくないですか

 

さて最初の靴の営業マン

帰国して部長になんて報告したんでしょう

あなたならどう調査報告をしますか

 

Aさんはこう報告しました

「部長、現地でとある村に行ったんですけど

靴を履いていないどころか全員が裸族でした

またほかの市場を探しましょう」

Bさんはこう報告しました

「部長、村についてから会う人会う人全員が

靴を履いていませんでしたが考え方次第では

村人全員がうちのお客様になるかもしれません」

 

同じものを見ても売り上げの見込みは天と地の差でした

私たちは想像したこと以上の結果は得られません

逆に想像できないと夢はかないません

クラーク博士の言葉の偉大さってこういうことなのか……

『営業の魔法』より

 

さあ、今月私はデートの予約10件とるよ