サムライ。 | 日々の所感。〜また、窒素に酔う日々に。〜

サムライ。

フランス人のサムライ観の謎。一匹狼の影のある殺し屋=サムライ?いやいや。


最初、サムライの孤独と同じ深さは、森林の虎と同じ、的な言葉を、BUSHIDOから引いてるけど、手元の新渡戸稲造さんの武士道の訳本をサラッと見直したけど、それっぽいの無かった。別の本かしら。


クラブで殺しをする前、アリバイ作りに愛人と口裏合わせ。雑やなぁと思ったけど、それで指紋と目撃証言が無ければ、ほぼ無罪になるご時世なんかも。

殺しの後、バッチリ出ていくの、舞台から下がってきたピアニストに見られる。あかーん。そこは、ピアノ演奏中に事を終えて、皆の視線が舞台に向いてる時に逃げんと。雑。アリバイの為に、車乗り捨て、タクシー乗り換えて、愛人宅前まで。


警察、緊急で似た風貌の若者、400人拘束を決める。雑。若者や言ってんのに、爺ちゃんもしょっ引く。雑。集めた400人を段上に上げて、観客席に座る目撃者に、面直で一人一人実見させる。報復怖くて、普通、答えられへんやろ。それとも、パリで報復は日常茶飯事やから、誰も気にしない?雑。結局、拘束されるアランさん。逃げ下手。アリバイあって釈放されるけど、警察にバッチリ、マークされる。


その後、お金を受け取りに行ったら、始末されそうに。そりゃ、捕まって釈放されたら、売ったとか、警察の罠とか、考えるやろ。ホンマに殺し屋?雑。自宅に戻って応急処置後、一眠り。目撃者のピアニストが、実見で目撃した男で無い証言したのを怪しんで接触。ごめん、俺に惚れてるな、とか、下心ありかと思ってた。依頼人を知ってると睨んだんやね。結局、依頼人は分からず、家に戻ると警察の監視。警察、こっそり盗聴器仕掛けてるし。プライバシーとは。小鳥に、侵入者があった事を教えてもらうアランさん。


盗聴器があったので、念の為、外で電話を掛けるも留守。仕方無く戻ると、依頼人の使いに銃を向けられる。何とか撃退して、依頼人と次の標的を聞き出す、アランさん。何故か、銃を向けた使いは殺さず。


地下鉄を警察から逃げ回り、辿り着いた愛人宅で、ケリをつけると死亡フラグ。依頼人を殺して、次の標的、ピアニストも殺そうとしたら、警察に銃殺されるアランさん。アランさんの銃には、玉が入って無くて、実は殺す気は無かった。


おしまい。


あかん、アランさんの行動、支離滅裂過ぎて、理解できひん。フランスでは、これがええんかしら。最後のピアニストのくだり、真面目に理解が出来ひん。行く必要、ある?アランさんのファンが、アランさんを愛でて、かっこいい、てなる映画なんかな。これで憧れて、中折れ帽とトレンチコートを着る人とかいるんか。自分が子供なんか、そういう時代なんか、ようわからん。