迫る新たな呪縛。 | 日々の所感。〜また、窒素に酔う日々に。〜

迫る新たな呪縛。


これは、軍の命令によって行う作戦では無い。生き延びるため、本艦が独自で行う作戦である。
サイド共栄圏構想と可能性に揺らぐ未来。どちらが正しい事なのかな、私にも分からない。それを決めるのは、我々ではなく、今を生きる若者達、これから生まれてくる、まだ見ぬ子ども達だ。
彼らに、判断を委ねるためにも、我々は、生きて帰らねばならない。持ち帰った箱と共に。真実を世界に、問わねばならない。
軍人として、一人の大人として、諸君の健闘に期待する。

オットー艦長の号令と共に、呪縛を解く鍵、ラプラスの箱奪還作戦が始まる。それが正しい選択か、後の世代に判断は委ねて、今出来る事を。

かつての仲間達が、呪縛に立ち向かおうとする中、一人、自ら呪縛を強め、バナージと衝突するリディ。宇宙世紀の表と裏を生きた家の末代であるという以外、何の因縁も無いはずの二人が、呪縛の体現でもあるユニコーンとバンシィに乗って。

裏では、新たな呪縛によって、世界を沈黙させようとする企みが進む。マーサはローナンと共に、密かに改修したグリプス2のコロニーレーザーを動かそうとしていた。古い呪縛で黙らせようとするフロンタル、古い呪縛を焼き払い、新たな呪縛で黙らせようとするマーサ、ローナン。

カイから、その事を知らされたブライトは、急ぎ、ラーカイラムを地球への降下を開始する。

ガランシェール隊と共闘しながら、ネオ・ジオンを追うロンド・ベル隊。苦戦する中、マリーダはクシャトリアで出撃する。送り出してくれたジンネマンに、ありがとう、と言い残し。