賢明な石工は
砂上に楼閣を築かず
確かな地面に築く

ある時
暗愚な石工その腕を妬み
賢明な石工追い出す
その有り様
良貨を悪貨が
駆逐するが如し

暗愚な石工
利便なる砂上に
楼閣を築く
人々束の間の利便を得たり
人々益々利便を追求す

ある時楼閣倒れたり
暗愚な石工既に去る
人々誰そ誰そと追及するが
ついに見つからず

さて残されしもの瓦礫の山
栄華の墓標の如し
後に伝えられし物語の名
バベルタワー
神との古の契約により
雷で打ちすえらる
人々とタワー
旧約の神話





デジットな時計を投げ捨てていくさアナログな空地図なしの旅


久方の日差しギラギラ相棒をキックアクセル全開とする





たまきはる命ももいろ南風にのりはな花華と末永くひらけ

ゆく春はつぎつぎうつりたまきはる花の命はまだまだつきぬ

くる春ははるか南のひらく花その奥の芯溢れるピンク