スピリチュアルケアへの、新しいアプローチを模索中です

今日は、恵比寿の日本福音ルーテル社団のミッション・センターでの公開講座に参加しました。

先日の日曜日、真生会館で開催されたリラ・プレカリア(祈りのたて琴)の研修講座の一部が公開されていて、誰でも参加自由。
今日は、ミュージック・サナトロジー研究者の里村生英さんによる、10世紀に創られたベネディクト会のクリュニー修道院での、この世から天に召される修道士を看取るときの儀式についての講義でした。
内容は、カトリック信者には馴染みの深い「ゆるしの秘跡」から始まり「病者の塗油」「聖体拝領」その後は手厚い看護と注意深い診とりへと続く儀式と慣習が、歌われる詩篇と所作について、きっちりと決められていたという内容でした。
キリスト者の死は終わりではなく、神に全存在を委ね、いのちの新しい局面への移行であるという考え方から、修道院のすべての修道士が全員で見まもることが義務づけられていたということです。
そして臨終が近いことを知らせる、戸板を叩く音がすると、全修道士はすべての作業を放棄して、広い修道院を早足で仲間のところに駆けつけたそうです。
そのとき、口々に唱えていたのが「信仰宣言」!!
繰返しクレド(信仰宣言)を唱えることで、まさに天に召される仲間を祈りの力で助けると信じられていたのだそうです。
実は、ニケヤ公会議のあと採用された長い信仰宣言は、なかなか口に馴染まなかったのですが、自分のためではなく、すべての人の魂の救済に役に立つと知ったいまは、しっかりと心を込めて唱えたいと思いました。
あらためて死をみつめることは、「今を生きる」ことを見つめ直すことに繋がります。
限りある命だからこそ、今を大切に生きていこうと思うことが大事だと思いました。
来週木曜日は、リラ・プレカリア・プログラム・ディレクターのキャロル先生の講演です。