増税なきベーシックインカムの実現(11) | 平成の国民所得倍増計画

中国は日本のバブル好景気とその後の崩壊について学んだ。得た教訓はごくシンプルな事だ。

 

不動産価格の上昇はとてつもない利益と発展を国家にもたらすということ。東京の不動産の価値がアメリカ全体の不動産価値を上回る瞬間を見た中国人は不動産こそが経済の原動力になることに気づいた。中国はいま中国の不動産価値の合計がアメリカとEUの不動産価値の合計を上回ったと豪語している。

 

不動産価格が上昇し続ければ問題は全く起きないということ。不動産の値上がり益がたっぷりあれば、自身が使用せず借り手がなく家賃収入が入らなくても全く問題はない。

 

 

 

空室だらけのビルが増えても不動産価格の上昇が続けば建築はどんどん続き、すぐ買い手はつく。銀行業界、デベロッパー、建築業界、製造業界、不動産の買い手、すべてが潤い続ける。不動産の値上がり益さえあれば何の問題もない。空室率など中国人は鼻で笑っている。ドバイも同様の現象が起きている。

 

不動産価格の下落は国家が総力を挙げて阻止しなければならないということ。不動産価格の下落にメリットは全くない。絶対に不動産化価格は下落させないという強い意思表示を国が行うことが大事であるということ。

 

リーマンショックのような外部要因に対しては徹底的に公共事業支出で経済を支えること。

たったこれだけのことで中国経済は発展を続けている。